新イタリアの誘惑

ヨーロッパ・イタリアを中心とした芸術、風景。時々日本。

ヴィヴァルディの四季とプロジェクションマッピング・ヴェネツィアの新名所

2017-07-11 | イタリア・ヴェネツィア

 ヴェネツィアの中心部に期間限定の音楽アトラクションがオープンしたというので、のぞいてみた。
 タイトルは「ヴィヴァルディ フォーシーズンズ ミステリー」。ヴェネツィア出身の作曲家ヴィヴァルディの名曲「四季」の物語を、音楽と映像で展開するという、これまであまり見たことのなかったアトラクション。内部は3つの部屋に分かれて、それぞれに映像と音楽が流れるが、最後の3つ目の部屋ではプロジェクションマッピングをふんだんに活用した演出で、迫力十分の場面展開が楽しめた。
 その模様の一部をお見せしよう。

 舞台がヴェネツィアなだけに、やはり仮面が登場

 水上の都市が現れ

 ゴンドラが進んでゆく

 これはサンマルコ広場周辺

 しかも中世の世界が再現され

 「四季」のメロディが流れ始めた。

 1741年7月28日 これはヴィヴァルディの誕生日だ

 女性たちがバイオリンを奏でる

 音楽が次第に高まる

 場面変わって、ここは夕陽の丘

 そして秋。紅葉が空を埋め尽くす

 現れたのは水上に浮かぶサルーテ教会だ。

 場面は目まぐるしく変わって

 明るい春の陽光が差す

 ヴェネツィアの夏

 栄光の時代を映し出してプロジェクトマッピングは終了した。

 音楽と映像の新感覚ショー。意外に面白かった。

 場所はサンマルコ聖堂のちょうど真裏。ため息橋の横にあった。予定では2018年12月までの限定公開とのこと。

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ヴェネツィアの公園に水着美女が大集合!? ヴェネツィアビエンナーレ下

2017-07-08 | イタリア・ヴェネツィア

 ビエンナーレ主会場近くのアルセナーレの公園は、水着美女たちの‟競演”が展開されていた。
 最初に目に入ったのが、浮き輪の上に寝そべる美女、こんな場所で、まだ海水浴にはちょっと早いのに、、、と思ったら、実は人形。そこから周囲を見渡して、美女のオンパレードに気づいた。

 高い台の上でポーズをとる美女

 かと思えば、風船に寄りかかってまどろむ美女も

 今にも飛び込みを開始しそうな美女

 ゆったりと休憩中も

 こちらはかなりお疲れの御様子

 向こう側では銀の玉に乗って日光浴

 かと思えば、見事な倒立で圧倒的なパフォーマンス

 もう、上着を着て帰り仕度の人も。

 そんな和やかな雰囲気の公園のとなりには、銀製のサイが!

 そして、なぜか金属製の手。

 さらに、カラフルな亀たちが歩き回っている。とにかく不思議な公園。

 帰りがけ、別の公園近くを通りかかると、公園内にあったワーグナーの像と遠くのサンマルコ広場の鐘楼とが、ちょうど木立の隙間に収まって、これもちょっとした作品風になっていた。

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ヴェネツィア市内各所にビックリの展示物が  ヴェネツィアビエンナーレ上

2017-07-04 | イタリア・ヴェネツィア

 ヴェネツィアはちょうど2年に1回開催されるヴェネツィアビエンナーレが始まったばかり。主会場には行かなかったが、市内の各地で関連の展示や催しが行われており、楽しむことが出来た。

 まず驚いたのが、カナルグランデのカ・ドーロ近くにあった巨大な手。水中から5本の指がニョキッと飛び出していて、なかなか刺激的な展示だった。


 今回特に目立ったのが、「人と怪獣」のモニュメント。これは人魚と龍のような怪獣が絡み合っているもの。

 海の税関の岬先端に陳列されていた。

 税関の手前、サルーテ教会横にあったのがこちら。これも人と怪獣の格闘シーンのよう。

 現代美術館の入ったグラッシ宮の前、運河に面して立っていたのがこれ。どれも同じ作家が制作したのかもしれない。

 対してこちらはその名も「ゴールデンタワー」。ギラギラと太陽の光を浴びてまぶしく輝いていた。


 一方、夜のシーンを表現した展示も。月をテーマにした作品で、三日月がボートに乗っている。

 中庭に月が降りてきた

 また、ビルの屋上で光る月。いずれも静けさの中に浮かび上がる月のイメージを膨らませた展示だった。

 ザッテレ海岸沿いにある新進作家たちの工房では、動物のいろいろ。

 サルの次は虎。

 そしてウサギが飛び回っていた。

 そんな作品展示の合間に見つけた地元のマンマたちの‟作品”。洗濯物が見事に空中に浮かんでちょっとした前衛作品になっていた。
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「ヴォガロンガ」下 競技者と観客が一体となった興奮のイベント

2017-07-01 | イタリア・ヴェネツィア

 ヴォガロンガのスタートを見送った後、一旦ホテルに戻り朝食を摂ってから散歩がてら歩いてカンナレージョ側に移動した。というのは、レース中水上バスは運航中止になっているので、車の一切ないヴェネツィアでは自分の足しか移動手段はないため。

 トレアルキ(3つのアーチ)という橋のところが離島を回って戻ってくるボートたちがヴェネツィア本島の運河に再進入する場所になっている。この辺は運河の幅が狭くなっているので、なお一層ボートと観客との距離が近い。

 続々とボートが帰ってくる。


 それぞれが皆思いっきり楽しんでいる雰囲気が伝わってくる。

 同じチーム内でも年齢や性別など色々の混成チームも多い。

 そんな中で、一人我が道をゆく仙人のようなシニアを見つけた。

 このチームのボートは、先頭に龍がついた特別製。


 橋の上に昇ってみた。ここだと全体が見渡せる。

 外洋からの入口がラッシュ状態だ。

 給水ポイントもある。係員がそれぞれのボートにペットボトルを投げて受け取ってもらう形式。でも、しばしば受けきれずにペットボトルが水中に落ちてしまう。
 それで、ボトルを回収する専門の係員も配置されていた。

 水だけではなく補助食品としてバナナも提供された。この写真で、2つの船の間に見える黄色い棒のようなものが、係員から投げられたバナナ。見事ボートの中に着地した。

 赤縞ユニフォームのチームは、掛け声もそろってチームワーク抜群。

 運河脇の家の2階から声援。

 そんな声援に応えて手を振る女子リーダー。

 女子チームのピンクユニフォームは一番目立っていた。

 運河沿いでは声援を送る観客たちが鈴なり状態。こんなに両者が近いレースなんてなかなかない。


 各チームはゴールのサンマルコ広場を目指して走ってゆく。そんな光景をたっぷり堪能して観戦を終えた。 

          楽しかった!

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