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デルタ株で分かってきた四つの特徴 ワクチン再接種の必要性も浮上 <連載・コロナ下のウィーン(6)>斎藤若奈医師(仙台市出身)

2021-07-30 17:44:58 | 連絡
2021/07/28 15:38

 オーストリアの病院に勤務する斎藤若奈医師(仙台市出身)に「コロナ下のウィーン」の医療や暮らしをつづってもらう連載の第6回。河北新報オンラインニュースのオリジナル記事としてお届けします。
 ■すっかり夏休みモード
7月初めから学校が2カ月間の長い夏休みに入りました。働いている親にとっては大変な時期でもあります。オーストリアでのコロナの新規患者数はぐっと落ち着いており(図1URL参照)、皆「待ってました」とばかりに夏の旅行を計画して、交代で休みを取っています。
 「コロナに罹患(りかん)済み」「ワクチン接種済み」もしくは「検査で陰性」の人を対象に旅行やレストランなどに入るのを許されるEU共通の「緑のパスポート」も何とか機能しているようです
 ちょうどヨーロッパでは感染が下火になったところでタイミング良く1年延期されていたサッカー欧州選手権も開かれ、イタリアの優勝で大いに盛り上がりました。オーストリアも準々決勝でスペインと互角に戦ったため、オーストリア国民は大変満足して終わりました。 
■接種済みなのに陽性に 
しかし、人の移動や接触が増えにつれて新規感染者数が再び増え、コロナウイルスは世界中で急速にデルタ株に置き換わっているようです(図2、3URL参照)。
 具体的な事例としては、スコットランドでは約2000人がサッカー欧州選手権関連でコロナ陽性となったと報告されています。
 オーストリアでは、1年以上閉まっていたナイトクラブ(若者が多く集まるディスコのような所)が7月から再開しましたが、瞬く間に7カ所でクラスター(感染者集団)が発生し、接触者は数千人に上るとされています。
 オーストリアの夏の風物詩である「ザルツブルク音楽祭」も開幕しましたが、開幕初日の会場にいた1人が翌日にコロナ陽性と診断されたと報道されました。しかも予防接種が済んでいた人でした。今後はマスク着用を義務付けて開催を継続するそうです。

https://www.aljazeera.com/news/2021/7/7/map-tracking-the-covid-19-delta-variant

https://www.derstandard.at/story/2000128021081/delta-variante-ist-in-oesterreich-bereits-dominant

https://www.bbc.com/news/uk-scotland-57667163

https://kurier.at/chronik/oesterreich/tausende-kontaktpersonen-immer-mehr-ansteckungen-in-clubs/401441764

https://de.euronews.com/2021/07/19/drinnen-ohne-maske-covid-19-bei-jedermann-in-salzburg

■ワクチンの有効性、64%に訂正 
今、感染が急激に広がっているのは、ワクチン接種がそれほど進んでいない若年層(図4URL参照)であるのも各国で共通しているようです。ただ、ヨーロッパにおける回の感染の波で今のところ特徴的なのは、新規感染者数増加の急カーブに対し、入院患者数と重症数はあまり増えていない、と言われていることです(図5URL参照)。
 イギリスでも、これを理由としてマスク着用の義務も撤廃され、規制緩和がどんどん進められています。
ただし、オーストリアやイギリスでは、陽性者でも軽症者は自宅療養する例が多いことには留意しなければなりません。
 ワクチン接種が最も進んでいるイギリスやイスラエルでもデルタ株による新規感染者数はものすごい勢いで増えています(図6URL参照)。イギリスでは既に約8割の人が抗体を持っているとのデータがあるにもかかわらず、です。イスラエルではファイザーのワクチンは95%デルタ株の感染を防ぐとされていましたが、その後64%に訂正されました。
 つまり、ワクチンを接種していてもデルタ株の感染は抑えきれない、ということです。
 ただ、接種していることで入院や重症化といったリスクは両国で確実に下がっているようです。 
■致死率は低く、入院率は高い?
ワクチンなどの影響があるので単純な比較はできないものの、単に致死率をアルファ株とデルタ株で比較すると、デルタの方が低いとイギリスのデータからは言えます。しかし、スコットランドからの報告では、デルタ株の方が、アルファ株よりも入院が必要になる率が約2倍であるという報告もあります。
 まだデータが不足していて、一致した見解はありません。インドやインドネシアで入院できずに病院前で酸素を求めて横たわっている人々の様子を見ると、デルタ株の方がずっと危険な印象を受けます。
 この不一致をどう見るべきか。感染の広がり方や致死率は、恐らくそれぞれの地域の生活環境による密の状況や、ワクチン接種率に伴って大きく異なるということです。 


https://kurier.at/chronik/oesterreich/ueber-300-neuinfektionen-wie-alt-sind-die-infizierten/401443363

https://www.ft.com/content/c7a7ffcc-f3b4-4dbb-bb1c-ed45c2585357

https://www.bbc.com/news/uk-51768274

https://www.reuters.com/world/middle-east/israel-sees-drop-pfizer-vaccine-protection-against-infections-still-strong-2021-07-05/

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(21)01358-1/fulltext 
■感染力は1・5倍
デルタ株に関してこれまでに分かっている事は
①アルファ株より感染力が約1・5倍高い
②完全ではないがワクチンで感染を抑えられる
③ワクチン接種により重症化を抑えられる
④ワクチン接種率が高い地域では致死率の低下が期待できるが、ワクチン接種率が低い地域では爆発的感染を起こし医療崩壊につながる危険がある―です。
 すると今後の対策としては、まだワクチン接種が済んでいない若年層に接種を進めていくこと、一方で既にワクチンを接種した成人や高齢者も6〜9カ月でワクチンの再接種が必要となってくると思われます。

 今後、子どもへの接種をどう進めていくかは悩ましいところですが、小児は重症化することは少なくても、罹患後の回復が遅い症例(Long COVID)があるという報告も出ています。
 大事なのは、ワクチン接種が進んでもマスク着用や3密対策が引き続き重要ということであり、地道に対策を続けつつ、接種をなるべく滞りなく進めていくことではないでしょうか。 




●マスク+2メートル コロナ対策で新様式の合唱とは 
杉浦奈実2021年1月17日 10時00分
新型コロナウイルスでは、合唱によるクラスター(感染者集団)の発生も相次いでいる。歌うとき、できるだけ感染リスクを低くするには、どうしたらよいのか。
 合唱による感染は、早くから指摘されてきた。米ワシントン州の合唱団では昨年3月、2時間半の練習に参加した61人のうち、52人に感染が広がったとみられる事態が起き、米疾病対策センターが報告書(https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/69/wr/mm6919e6.htm)をまとめている。
 国内では学校で合唱していた子どもの感染が相次いで確認され、文部科学省は昨年12月、原則マスクをつけ、前後左右の間隔を2メートル(最低1メートル)空けて歌うよう求める通知を出した。


●六地蔵尊巡り・大田区
●●武漢起源生物兵器原型第1波=>・・・変異・・・=>M型第N波肺炎ウイルス感染症「密閉・密接・密着」防禦環境下散歩のサイト

●●7月上旬、佐伯山 さっちゃん地蔵、六地蔵尊巡り、大田区中央5-30、佐伯山緑地公園のサイト

●●7月下旬 五つ又 交通安全地蔵尊、六地蔵尊巡り、 大田区中央5-1-5のサイト


■「入院患者は若い人ばかり」
 最初の図(URL参照)にもあるように、オーストリアではかなりコロナ感染が抑えられて患者さんも一つの病院に集約されました。世の中はまるでコロナ禍が終わったかのような雰囲気で、私の心も軽くなっていました。
 そんな時、コロナ集中治療室で働く友人と話すと「今は入院患者さんは若い人ばかりで、実はコロナが始まって以来、今が一番きつい」と言うのを聞いてはっとさせられました。
 グラフのカーブや数を見ると大したことのないように感じてしまったりしますが、それでも現場では毎日24時間、苦労が続いています。さまざまな方面で患者さんのために働いている方々に心からの敬意をあらためて表したいと思います。(注1)

https://www.yalemedicine.org/news/5-things-to-know-delta-variant-covid

 
(注1)【医療従事者の想いを歌う】森山良子 「つたえたい この場所から」covered by ルビーノ(リモート演奏)
「つたえたい この場所から」 森山良子さんが、自身のもとに届いた医療現場の現状を訴える呼吸器疾患専門医師の“詞”を“歌”にされたそうです。 自身のラジオのみで公開されており、まだ音源も楽譜もないですが、皆さんに知ってもらえたらなぁとルビーノでリモート演奏してみました♪ 是非、聴いてください💕 
【ルビーノ プロフィール】 歌とピアノのクラシックユニット。 中井祥子(コロラトゥーラソプラノ)と樋口友佳子(鍵盤演奏家)で2011年に結成。 「ルビーノ」はイタリア語で宝石のルビーの意味。宝石のようにキラキラと華やかな、またルビーの石言葉「情熱」「愛」「エネルギー」「美」のようなステージをお届けできるようにとの想いが込められている。 レパートリーは、クラシックを中心にオリジナル曲やヒーリング、子ども向けなど幅広く、様々なイベントやTV、ラジオなどにて演奏。2013年アメリカ/カリフォルニア州OCにてホテルコンサート、2014年上方落語の聖地「天満天神繁昌亭」にクラシック奏者として初めて出演。2016年より毎年子ども向けコンサート「ルビーノと音であそぼ」を開催している。“プロ演奏家だからお伝えできる生きた音楽を”をコンセプトに、2012年より大阪豊中にてルビーノ音楽教室を主宰。子どもへの音楽教育にも力を入れている。
 Rubino オフィシャルサイト   https://www.rubino-music.com




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