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「100年近く生きた最晩年に、こんな悲惨なことが…」瀬戸内寂聴、98歳。戦争体験とコロナ時代をZoomで語る【戦後75年】

2021-05-08 16:19:58 | 連絡
吉川慧 [編集部] (Kei Yoshikawa)
東京中華学校講師、ドワンゴ、The Huffington Post、BuzzFeedなどを経て2020年1月より現職。国内外の政治・経済分野を担当。関心領域は経済×歴史×カルチャー。ライフワークは歴史的背景を踏まえたニュース解説。ネット時代におけるメディアの在り方、歴史との向き合い方を模索している。

アル・ゴア元米副大統領など要人インタビュー、東日本大震災や熊本地震の被災地取材、衆院選・参院選、都知事選、米大統領選、Brexit、「令和」改元、ローマ教皇訪日などを取材。アニメーション、映画、将棋、VTuberなどカルチャー分野にも関心。

好きな漫画は『MASTERキートン』。趣味は古書店めぐり、寄席に行くこと、お肉を食べること。 
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「100年近く生きてきた最晩年に、このような悲惨なことが身の回りに起こるとは、夢にも思わなかった」 
コロナ禍をこう語るのは、小説家で尼僧として知られる瀬戸内寂聴さん(98)だ。太平洋戦争がはじまった今からおよそ80年前、寂聴さんは小説家を志す大学生だった。
その後、北京の師範学校に務める男性と結婚、出産。ところが戦況の悪化をうけて夫は軍隊へ。寂聴さん自身は終戦は当地で迎え、子どもと一緒に日本に引き揚げてきたという経験を持つ。
翻って戦後75年の今年、奇しくも蔓延する新型コロナウイルス感染症。「目に見えない敵」への不安は恐怖を増殖し、感染者や医療従事者、感染拡大地域の人への心無い差別が投げつけられた。ウイルス禍は、人間の闇の部分を顕在化させた面もある。
激動の時代を生きた寂聴さんは、今を生きる世代に「思いやりを持っているということが、人間として一番大切なこと」と説く。
寂聴さんの秘書・瀬尾まなほさんとともに、激動の時代を生き抜いた体験と不安な時代を生きる心構えを寂聴さんに聞いた。(※対談は瀬戸内寂聴・瀬尾まなほ『寂聴先生、コロナ時代の「私たちの生き方」教えてください』刊行のため2020年6月に実施。Business Insider JapanはZoomで同席した)
 
■21歳で結婚、北京で出産「助けてくれる人は、必ずいる」
■終戦直前に夫は軍隊へ。着物を売ってお金をつくった。
■時代でルールは変わる。変わるから生きていける。
「人間の英知のすべてをかけて」
100年近く生きてきた最晩年に
このような悲惨なことが身の回りに起こるとは、夢にも思わなかった。
あの酷い戦争と匹敵するくらいの大事件である。
私の生まれた二年前にスペイン風邪という感染症が世界を駆け巡った。
婚約者をスペイン風邪に奪われた女性が母の友人にいて、訪れる度に泣いていたのを幼いながら覚えている。
人をそれほど不幸にする病気があるということが、心に刻みつけられたが、自分の生きている間にそんなに恐ろしい病気がふたたび身の回りにせまっているなどとは想像も出来なかった。
あれから世の中はあらゆる点で予想もつかないほど進歩している。それなのに、こんないまわしい病気を防ぎ切ることも出来ないとは ——。
人間の英知のすべてをかけて一日も早くこの怪物を退治してしまわなければ ——。しかし、人間の英知は必ずこういうウイルスを退治する力を持つだろう。
2020年7月 瀬戸内寂聴
※瀬戸内寂聴・瀬尾まなほ『寂聴先生、コロナ時代の「私たちの生き方」教えてください』(光文社刊)より一部抜粋、編集しました。



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