グローバル・マーケティング研究会に出ました

昨日、明治大学の大石芳裕先生が主催されている「グローバル・マーケティング研究会」に参加してみました。私は初めての参加でしたが、50名弱の参加者(研究者40%(院生含む),社会人40%,学生20%)があり、活発な議論ができて有意義でした。
「グローバル・ブランディング」というテーマで、電通と博報堂の方が講師となり、グローバル企業であるゼロックス、DHL、アクセンチュア、マイクロソフト、GM、シェル、ジョンソン&ジョンソン、フィリップス、ソニー、サムソン、LGなどがイギリス、フランス、ドイツ、ロシア、中国、アメリカなどでどのようなグローバルメディアやテレビを使って広告をしているのかを報告され、その後質疑応答を活発に行いました。
一般的に欧米企業やサムソンはグローバルに統一された広告をしているのに対して、ソニーやLG、他の日系企業はローカル対応、あるいは個別製品対応の広告が主流であるとの報告内容でした。
グローバル統一とローカル対応の判断基準や、何故日系企業はグローバル統一にならないのかといったといった点に議論が集中しました。
私見ですが、日系グローバル企業は製造業が多く、製品の価値をそれぞれの国・地域で直接訴えてきた経緯がまだ強く残っていること、またグローバル統一の広告を考えリードする、グローバル・マーケティング・オフィサーやグローバル本社機能が弱いこと。その背景として、そもそもグローバル最適なマーケティングや経営のあるべき姿を追求する意識が高い企業がまだ少ないのではないかと思います。
グローバルベースのマーケティング活動は「いい物を作れば売れる」と信じて高品質の製品作りをしている日系製造業の最も弱いところではないでしょうか。今後日系企業がCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)やグローバル本社機能を明確にし、グローバル最適な経営のあり方を真剣に考え、グローバルな企業価値観の浸透や組織作り、人材の活用や仕事の仕組み作りなどをしていけば、さらにグローバルに存在感を高めることができるのではないかと考えています。

グローバルマネジメント研究所 福住俊男

2007年12月19日
グローバル業務プロセス

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