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日本在住歴約40年のRon McFarlandと外資系勤務が長い齋藤信幸が、それぞれの海外体験を語ります。

フレンドシップクラブ便りから:フィリピンなら「そうだよね」と思う記事(1):だますということ。

2019-06-09 21:50:52 | 雑記
私が登録しているフレンドシップクラブは、フィリピンに終の棲家を見つけようとしている、あるいは見つけた人の緩い集まりです。クラブを主宰しているのは、ソフトウェアの会社を経営している根本氏。毎週、送られてくるクラブ便りにフィリピンなら「そうだよね」と思う記事があったので紹介します。

<だまされた同じ土地を、また、売りに来る>

やはり15年ほど前の事件です。

義弟が、NLEX Sansimonインターを出て、10分ほどの場所で、テラピアの養殖池を営んでいました。池は、公道から、50メートルほど離れていましたので、他人の土地を通らざるを得ません。毎回の断りも面倒なので、池に抜けられる土地の購入考えました。

すると、近所の男が、土地を売りたいとの話が持ち込まれる。1ヘクタール、公道から池に抜けられる土地です。

話を聞いてみると、「祖父さんの土地で、自分に名義書き換え中、金がないので、書き換えが終わらない。」なにかおかしい、この手の話は、危ない。

義弟に、役所に行き、登記簿確認指示。義弟から、「祖父さんの土地を確認」と、連絡入る。

売主は、「名義書き換えのため、前金がほしい。」私は、何か気になり、名義書き換え完了まで、支払い拒否。

ところが、家族が、前金50万円を支払ってしまう。その後、土地の所有者が異なることが判明、だまされる。

義弟が市役所で確認したはず。義弟に確認すると、市役所に行ったが、混んでいたので、職員に口頭で確認したら、「祖父さんの土地」と、言われた。

これは、うそ、フィリピンでも、こんな話があるわけがない、面倒なので、市役所行かなかったのが、おち。

大事な50万円が、無くなる。

そして、3年後、近所のおばさんが、売地の話を持ち込む。

池につながる土地?まさか、同じ土地じゃないよね。図面見たら、まさに、同じ土地。

わたし 「同じ土地で、二度だまされたら、お話にならないよ。」

おばちゃん 「今度は大丈夫、売りたいのは、女性で、お祖母ちゃんの土地を売りたいの?」

わたし  「お祖父さんでなくて、お祖母さん?」

おばちゃん 「そうなの、こんどは、本当の話。」

おばちゃんに、お引き取り願いました。

フィリピンでは、だまされるほうが、馬鹿なのです。

平和ボケ、温室育ちの日本人は、もっとだましやすい。お金を持っているので、だましがいがあります。お金を持っていなくても相手は持っていると決めつけています。気を付けましょうね。
コメント
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