グローバル・タックス研究会 ~Study Group On Global Tax~

貧困のない、公正かつ持続可能なグローバリゼーションのための「グローバル・タックス」を提言する、市民研究グループです。

ドーハ検討プロセスおよびドーハ会議に向けてのNGOの動向

2008-04-16 | ドーハへの道(開発資金国際会議)
ドーハ検討プロセスおよびドーハ会議に関する「開発資金のための通貨取引税ワーキンググループ」会議について

Date: Sunday 13 April 2008
Time: 10.00 a.m. to 12.00 noon
Place: UN CHURCH CENTRE
(2nd Floor Conference Room, UN Church Centre 777 UN Plaza, 44th Street &1st Avenue, NYC)


皆様

去る3月9日、表題ワーキンググループの設立に関する提案をメールで皆様にお送りしました。

そのメールで申し上げましたが、提案のポイントは、来るドーハ会議の最終結論の一部として、開発資金として使用するための(そしてミレニアム開発目標(MDG)を達成するための)特定の金融取引税(FTT)を確実に検討させるよう、全力を尽くすべきこのチャンスを逃してはならないし、逃すことはできないということです。

何週間にも渡る調査、協議の結果、私達はこの税が通貨取引税であるべきだとの結論に達しました。

このような考え、期間に基づいて、以下の提案をさせていただきます。

a)この課題に関する、無期限の特定ワーキング/ロビーインググループを設立する(ドーハ会議プロセス期間内での無期限)。このグループの名称として、「開発資金のための通貨取引税ワーキンググループ(CTT for FfD Workimg Group)」を提案します。

b)このグループの、最初の対面会議は4月13日(日)10:00~12:00ニューヨークにて開催することとする。

ネットワーク促進のためのドーハNGOグループ電話会議(4月2日水曜日)で説明したように、この提案はドーハに向けて通貨取引税(CTT)に取り組みたいと考える方ならどなたでも参加いただけるということを強調したいと思います。また私達は、このグループがドーハNGOグループ(DNG)の動きと平行する切り離された動きではなく、DNGの動きと連携したものと捉えています。私達は、CTTが重要な課題でありこの機運が決定的なものであると捉えているため、この課題に重点を置きたいと考えています。

この会議の場所と時間は、上述した通りです。会場は、経済社会理事会(ECOSOC)特別ハイレベル会議(2008年4月14日開催)に向けて12:00~16:00に開催される、通常の開発資金に関する市民社会フォーラム(FFD Civil Society Forum)の会場と同じです。

参加者全員の資料を用意する必要があるため、参加される方は以下にお知らせ下さい。
Laia Bertran:
laia.bertran@ubuntu.upc.edu - 電話 +34 93 413 77 73、携帯 +34 609766120

この会議への参加はできないがこのグループへの参加を希望される方は、その旨をご連絡いただければこちらから連絡させていただきます。

皆様からのご連絡をお待ちいたしております。

Josep Xercavins

UBUNTU 事務局 コーディネーター

==================================================

私達は信じています。「今こそそのときだ!」と。

ECOSOC特別ハイレベル会議(2008年4月14日ニューヨーク)に向けた国連事務総長の覚書には以下のように述べられています。

6.税率0.005%の通貨取引「開発税」導入の可能性について、改めて国際的な関心が高まっている。この税は市場の活動に著しい影響を与えることなく開発に充てることのできる何十億ドルもの資金を創出できる可能性のある、極めて低率の税である。OECD加盟国はすでに、金融市場に明らかな悪影響を与えることなく様々な種類の金融取引税から相当額の税収を上げている。国際金融システムは、どの国でも一国単独で低いコストでこの税の徴税を管理できる決算、決済メカニズムを備えている。通貨取引税の違いは、通貨取引税は一つの国からもう一つの国への通貨交換に課税されるため、その性質から複数の国が関与する点である。このため、通貨取引税は各国間で連携して実施されるのが最適である。

最新の画像もっと見る