日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

一般質問2日目。土屋文明記念文学館のあり方をめぐって

2012年06月01日 | 文化

本会議一般質問2日目。
土屋文明記念文学館の名称変更を求めた質問がありました。私はそれに反対です。質問の趣旨は「個人的な文学館という意味合いを強く感じる」「総合的な文学館に」ということですが、群馬が輩出した偉人の名を冠して、そこにくればいつでも土屋文明についてその作品や人となりについて知ることができる、鑑賞できるというのは大事なことだと思います。
館の担当者に聞いたところ、経過はいろいろあったそうですが、地元(高崎市)では、名称を残すべきだという人が多いそうです。実際には、土屋文明に関する収蔵品は全体の3%程度で、入館者数も近年増えてきているとのこと。総合的な文学館にふさわしい企画展・特別展も行っており、私も何度も訪れていますが、学芸員さんなどが本当に努力されているなと感心しています。
たしかに個人名を冠している県有施設は唯一ですが、私はむしろ、それが“売り”ではないかと思います。そして、実態も総合文学館になっており、企画展などの充実と県民との交流を進めれば、さらにすばらしい文学館になると期待をしているところです。