表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

日本の夏には簾がある

2023-07-27 15:39:06 | 仏車

ほんの10数年前まで、仙台で一日中エアコンを使うなんて究極の贅沢でした。っていうかエアコンがなくても平気でした。熱帯夜は年に一、二度あるかないか。日中だって35度を超えたら大ニュースでしたもん。

それが連日の35度。しかも夜でも30度近い気温。

この調子で年々気温が上昇していったら、僕らの孫の代には東北でミカンの栽培がメインになって、リンゴなんて作れなくなっちゃうかも。まさか南国フルーツ栽培まではいかないと信じたいところです。

 

そんな過酷(この程度で過酷なんて言ったら怒られそうですけど)な夏。我が家にはエアコンのついたクルマが一台しかないし、何より古いクルマを嗜む者の矜持(修行・苦行・罰)として、毎日窓(だけでなく、開けられるところは全部)全開で走り回っています。フルゴネットのジラフォン・トップを開けていると風がビュービューで気持ち良いですよ。

雨さえ降らなければ...

走ってさえいれば...

全然平気です。多少着ている服がビチャビチャになりますけど、雨が降らずに走っていればオッケー!クルマを降りてエアコンの効いたお店なんかに入ると、一層有難みを感じることもできます。

エアコンレス上等!!きっと東北はここまでの暑さもお盆まででしょうし、何とか(文字通り)乗り切りたいと思います。

 

そこで導入したのが、この夏ホームセンターで様々な大きさで売られている簾です。カングーやエクスプレスに乗っていた頃(暑さの度合いは違いますが)も重宝していました。僕はスモークフィルムを貼るのが大嫌いなので、カングーにはほぼ透明なフィルムだけ貼っていました。それだけでも全然違いますよね。

件の簾の効果のほどは???ですけど、見た目にも涼し気で案外気に入ってます。

そして断熱材も一切なくて、鉄板一枚で遮られている荷室。この鉄が熱せられて発する熱さは相当なものです。厨房で鍋やフライパンを空焚きしているようなもんです。

それを見かねた友人が、どの程度の遮熱効果があるかはわからないけど...と、試しに仮で断熱材を貼ってくれました。確かに気持ち暑さが和らいだような気もしますし、これで効果絶大ならば本格的な断熱処理をしてみようと思います。

夏にこれだけ熱さ(暑さじゃない)を通してくれるってことは、真冬は逆も然り。相当の寒さが容易に想像できます。

冬にも修行ができるのか、快適なカーライフを送れるのか?

これだから古いクルマはやめられません。

皆さんはどんな対策をされているのでしょうか?僕はこれに団扇とタオルと飲み物と着替えです。

 



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