表通りの裏通り

~珈琲とロックと道楽の日々~
ブルース・スプリングスティーンとスティーブ・マックィーンと渥美清さんが人生の師匠です。

お盆って不思議がいっぱい

2020-08-15 07:50:06 | 独り言
お盆です。

これはあくまでも僕の主観であり、もしかしたら単なる思い込みや気のせいかも知れません。たまたまこの現象が起こったのがお寺ではありますが、宗教的な意味も一切ありません。その上で「あり得ない」「信じない」という方もいっぱいいるでしょう。
超常現象に一切興味がない方はスルーしてください。そういう方とは永遠に分かり合えません。僕もこういうことを信じない方に考えを押し付けるつもりはありませんけど、超常現象にロマンを感じる僕が実際に体験した実話です。

俗にお盆にはご先祖さまが現世に戻ると言われています。ご先祖さまが迷わぬよう、迎え火を焚いてお迎えしているところもまだ多く残っています。
その逆にお寺では盆の入り日には送り火を焚いて、彼らがお帰りになるのをお見送りしています。

普段の本堂、特に納骨堂(遺骨をお預かりしている場所)や位牌堂(位牌を安置している場所)に行くと間違いなく人の気配、それも一人二人ではない圧倒的な気配と視線を感じることができます。
しかしお盆期間中だけは全く気配がなくなり、ただのガラんとした広い部屋になってしまうんです。

何故か?

8月13日、寺で送り火を焚くのとほぼ同時に“それ”は始まります。

にわかに本堂が騒がしくなり、廊下をバタバタと走る音、ドタドタ歩く音、静かにすり足で歩く音、それこそ十人十色。扉の開け閉めもバーン!と開け放つ人、静かにカラカラカラと開けて閉めていく人、階段をトントントンと軽快に上り下りする人、何となく出かけるのを躊躇って(いるようなイメージ)いる人etc...。これが夕暮れ時から夜中まで続きます。

そして16日の夜、寺で迎え火を焚く頃、その逆が起こるのです。聞けば「日付けが変わるギリギリに慌てて戻ってくる方」もいるそうですよ。よほど名残惜しっかったんでしょうね。

その騒がしい時間、茶の間なんかでテレビを観ているとき、あれ?っと思って振り向くとチラッと人影は見えたりはするんですが、決して姿は見えません。

最近はその時刻にそこに居ることがなくなってしまったので、しばらく体験していませんが、寺の人に聞くとやはり未だに「入り日は騒がしい」とか「本堂の気配が全くなくなる」とか聞きます。やっぱり夏の風物詩は続いているようですね。


これをどう捉えるかは人それぞれ。少なくとも僕にとっては楽しい思い出です。






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