goo blog サービス終了のお知らせ 

in Switzerland  酪農場の国にて

ただいま、復興支援中。
このブログは著者の恩師・知人・家族への近況報告です。

Zone 4 at Menik Farm

2009年05月10日 | Weblog
昨日の現場に1日で例のテントを115張った。コロンボで試し張りをしたときは8人で2時間ぐらい格闘していたが(1日8時間として、一人当たり0.5張の計算)、ここでは一人あたり一日3~4張。このとても暑くて水道もトイレもない条件で、この仕事振り。敬服した。さらに、今回は測量業者に頼んで、地図に等高線をかいてもらい、低い場所に溝を掘った(写真)。

作業中にVavuniyaのスタッフに、テントに泊まった経験があるか聞いてみたら、「東海岸部のBatticaloaで津波にあい、数週間テント生活だった」、「北部Jaffnaから住む場所を終われ、避難民生活を3年近くしていた」とか、うちのColombo本部事務所とは明らかに環境が違う。

頼れるのは軍人

2009年05月09日 | Weblog
現状のキャンプの改善がままならないまま、増え続けるであろう避難民のために、さらなるキャンプ地の設定に奔走する(写真)。役所の人らは気前がいいが実際には動いてくれないし、この3連休はしっかり休む。そこで頼りになるのは、陸軍の人々。指示体系がしっかりしているから、上官の指示にはきちんと従ってくれる。いい関係を築くまでは難しいが、ある点を越えると、こちらの要望にも答えてくれる。

政府軍が戦争をやめないから、こんなことになってるのに、という批判はおいといて、キャンプ設営にお互い協力していく。ブルドーザーやショベルカーでどんどん整地していく。よく考えたら、未開の地を切り開いて、駐屯地をつくるのは、彼らの専門領域だと納得。

ジャングルが無くなっていく姿に、環境破壊という文字が脳裏に浮かぶ。避難民のために劣悪なキャンプをまたつくるのか、という批判も承知の上。政治的な流れで、この仕事をせざるを得ない現状に、辞めてしまおうかとも思ったが、困っている人が居るのだから、出来る限りのことをしようと思い直す。

緊急無償資金協力(2)

2009年05月01日 | Weblog
本日の日本の閣議でスリランカにおける国内避難民に対する緊急無償資金協力にて、100万米ドル(約1億円)がうちの機関におりることになった。主な用途はShelter。他の機関がそれぞれの得意専門分野(給水、医療とか)をうけもつ。

日本国民の血税が少しでも有意義に使われるよう努力する。これで、異動の話は当分なさそうだ。