ギロログ

カズーぶら下げ8弦のウクレレをジャカジャカ鳴らし、たらすなサンは今日もどこかで唄っております。

ピエゾの音も使い様

2015-02-20 22:02:31 | Weblog
Adrian Leggてギタリストが大好きなんですわ。

すごいフィンガーピッカーのおじさんで、もうホント超絶。過去にヴァイと一緒にサトリアーニのG3コンサートにも出たりして、ヘビィミュージック畑の速弾きギタリストも一目おくくらいの超絶。まぁ、カントリー畑のフィンガーピッカーて基本的にテクニシャンが多いけど、その中でもズバ抜けた存在なのではないかなと思う。しかし、見た目が地味だからか、なぜか日本での知名度が高くなくて知る人ぞ知る(もちろん多くのフィンガーピッカーの皆さんは知ってますな?)どちらかと言えばミュージシャンズ・ミュージシャン。

Leggのトレードマークは、今はオリジナルデザインのエレキギターやんなけど数年前まではアダマス。アダマスをベースにしたシグネチャーモデルがあったくらいだから当時のオベーションにとっては凄い広告塔の一人だったはず。
まだ20代やったある日、そのシグネチャーモデルが梅田ナカイ楽器のショーウインドーに飾ってるのを見つけてねー。バンジョー用のキースチューナーが各弦に付いていて、弾きながらバンバン音程を変えていけるらしい。なんとも凄いぜLegg!凄いぜアダマス!見つけた時が買い時、なんとしてもその音を聴きたかったから即買いましたぜ!!!あ、AdamsじゃなくてLeggのベスト盤と当時の最新アルバムをね(笑)

聴いてみたらドンシャリ周波滞に特徴がある、所謂オベーション・アダマス族独特のピエゾの音に空間系のエフェクトを多数効かせた、それまでに聴いたことが無い、透明度の高い音だった。純なアコースティックギターの音でも無く、タカミネ系カリカリピエゾの音でも無く、マイケル・ヘッジスの様なマグネティックピックアップとミックスした音でも無く、、、衝撃的体験だったのを覚えている。しかも音数が多いから何しているかわからないし。すぐに奏法分析するのを諦めました(笑)

最近ランダムに音楽再生しているとLeggの音源を聴く回数がやけに多い。改めて聴いてみるとピエゾの音が嫌いな人達には我慢しがたい音なんやろうなと思う。しかし、当時の機材の音というよりも、今彼が使っているエレキギターに組み込まれているピエゾでも同様な音を鳴らしているので、結局はピエゾではなく彼の指が弾き出す音なんだろう。ピエゾの特性を熟知し味方につけ効果的に活用した、Leggのシグネチャーサウンド。素敵なピエゾサウンド。

そもそもアダマスてアコースティックギターのブリッジにピエゾを仕込む発想ではなく、全く新しい仕組みで仕上がった楽器のはず。アコースティックギターの音色をアンプやPAから出力しなくても構わなくて、アダマスの音が出せて世間に認知させる事が狙い。で、その目論みは大成功を納めたと。

そう考えると、ピエゾピックアップを仕込んだたらっパチの音は、ウクレレの音がしなくてもいいわけで。まだまだ改良の余地有りだな。無いのは腕前と予算だな(笑)
コメント
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