小川原湖の寒しじみ

昨日の初雪には驚きました。そして、雪に脆さを露呈した東京。今朝お店に出る途中で、立ち往生して乗り捨てられた車を、あちら此方で目撃しました。 お店の雪国育ちの常連客からの、からかい半分の哄笑が聴こえてくるようです。

今日は、近所の魚屋さんに奨められて、雪国青森・小川原湖で獲れた「寒しじみ」を購いました。 青森県は、しじみの漁獲高が全国一だそうです。中でも小川原湖産のしじみは「大和しじみ」という粒が大きいのが特徴。

小川原湖は青森県の太平洋岸にあり、海水と淡水が混じり合う汽水湖です。潮の干満によって太平洋の海水が逆流するため、ミネラルをたっぷり含んだ湖水が、大粒で美味しい「しじみ」を育てあげたようです。

「寒しじみ」は、味の良さに加えて、疲労回復や肝臓によいと言われています。これは疲労時の栄養補給に必要とされるビタミンＢ２、Ｂ１２、鉄分、カルシウムを多く含んでいるからです。

「とんぼ」では、今日買い求めた寒しじみ入りの「お吸い物」と「みそ汁」をご用意してお待ちいたしております。年末年始に疲れた肝臓を労るためにも、どうぞお召し上がりください。

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富士子

鏡開き

昨年末から日本列島は強い寒波に覆われています。北海道の札幌市では、年明けから最高気温がマイナスの真冬日が連日続いているそうです。

松ノ内の明けた今日１月１１日は鏡開きの日です。お正月に神(年神さま)に供えた鏡餅を下げて、お雑煮やお汁粉にしていただく日本古来の風習。

お正月、神様は全ての人に新しい生命を与えるために現れると伝えられています。その神様の霊力は、お供えした鏡餅に宿ると信じられています。

鏡餅を食べることで新しい生命をいただくことができる…というわけです。

「とんぼ」では今夜、「鏡開き」の風習通りに「お雑煮」と「お汁粉」をあつらえて、ご来店のお客さまにおだしいたします。

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七草がゆ

新年明けましておめでとうございます。

昨年はお世話に相成り誠にありがたく、謹んでお礼を申し上げます。本年もご愛顧ご贔屓のほどをよろしくお願いいたします。

「とんぼ」は、ヘルシー家庭料理を掲げて、お客さま一人一人の健康状態にあわせた料理の提供を念頭に、季節、季節の旬の新鮮な素材の仕入れには、特に吟味いたしております。その過程で大事にしているのは季節にあわせた行事と習慣です。 正月七日の今日は「七草がゆ」の日。七草がゆとは、無病息災を祈って、春の七草のセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロを入れて炊いたおかゆです。

「七草がゆ」は平安中期頃に中国から伝わった風習だそうです。カレンダーの廻り合わせで、例年より長かった年末年始に疲れた胃腸を整えるに相応しいものです。

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