漆器からの・・・・・・

　「埋もれ木」
　漆器は気品があって、趣のある細工品です。漆器は西洋にはない芸術品です。
　聞くところによると、漆器は長い眠りから覚めた「埋もれ木」から生まれ変わるものだそうです。
　いわく、きちんとした職人は手抜きも湖塗もしないし、技術に寸分もごまかしない。そこに新たな命が吹き込まれ、輝きを放つものが生まれる。また、埋もれ木を使った作品は、漆を塗れば粗は歴然で、手抜きを湖塗する技術で、本物のものが生まれると言われています。
　つまり、焦ったり、ごまかしたり、手抜きしたりをすると、「時」に耐えることができないのです。
　同じように、日本では商品サービスのメリットを明確に説明していることから見ると、そのソフトインテリジェンスという柔軟的な態度も手抜きせず、気持ちの面でも手抜かせずを感じさせます。商品が売れるまでの細やかな配慮、アフターフォローという気持ちで接し、お客さんの満足を高めて、相手に気持ちよく「購入したい」と言ってもらっています。
　人間関係を築くことも同様だと思います。好意や信頼感を芽生えさせるために、やはり手間を惜しまず、焦らず、日頃からの心がけが大切です。
　時間をかけて築いた関係は、すぐに手に入らないからこそ貴重なものだと思います。
　そして、人を動かす最良法はポジティブな力だと思います！