銀幕大帝α

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JIGSAW 第10ゲーム

2011年04月18日 21時14分22秒 | 洋画ホラー
KILL THEORY/09年/米/86分/サスペンス・ホラー/劇場未公開
監督:クリス・ムーア
出演:ドン・マクマナス、リーアン・ドゥージッチ、テディ・ダン、ダニエル・フランゼーゼ

<ストーリー>
山奥の別荘にやって来た7人の大学生。しかしその夜、ひとりが惨殺死体で発見され「生き残りたければ、朝6時までに自分以外の全員を殺せ」というビデオメッセージが届く。やがて彼らの中に猜疑心が芽生え…。

<感想>
こちらの「第10ゲーム」ですが、別荘に集まった若者たちが、何者かの影に怯え、要求されるがままに仲間内で殺し合いをしていくという話です。

多分、今作はJIGSAWシリーズとしての10作目にあたるので「第10ゲーム」と名付けられたんでしょう。
それ位、話の伏線にもなっていない適当な副題です。

逃走経路は全て断たれ、屋外に出ようとすれば何者かが持つショットガンの狙い撃ち、屋内でじっとしていれば脅迫伝言がバンバンやってくる。

「助かりたければ一人残らずぶち殺せ」

と、耳元でボソッと呟かれたある若者がトチ狂ってしまったからさぁ大変。
不安が只ならぬ恐怖へと変わった事で、各々が武器を持ち出し殺し合いショー勃発。
恋人が浮気していたとか、色んな裏話も暴露されちゃったりしたもんだから、皆が皆、信用を失い、只ひたすらに生き残る為だけに、あれだけ仲が良かった友人達をぶっ殺して行くんですな。

恋人の顔をひたすらシャベルでぶっ叩いて、優越感に浸る女。
そこまでするか!女ってコエェな!!
と思いきや、実は別の男性が好きでした、なんてカミングアウトしたりしちゃって、男女の微妙な関係が浮き彫りになる所は面白い。

そこそこに白熱した演技合戦があるので楽しめるが、緊迫した雰囲気があればもっと良かったかも。
終盤での全員がキチっている表情が秀逸だけに、イチャイチャ描写が目立つそれまでのダラダラ展開が無ければそれ程に良い作品になっていたと思うだけに惜しい。

殺し合いを仕掛けた人物が、何故彼ら(彼?)をターゲットにしたのかという謎部分も納得のいく形でラストのオチとして説明している点も良い塩梅だ。

参考:
『JIGSAW ジグソー(2004年)』
『JIGSAW ゲーム・オブ・デス(2006年)』
『JIGSAW デッド・オア・アライブ(2006年)』
『JIGSAW タワー・オブ・デス(2007年)』
『JIGSAW ルール・オブ・デス(2006年)』
『JIGSAW デス・マシーン(2008年)』
『JIGSAW デス・トラップ(2007年)』
『JIGSAW デビルズ・ゲーム(2008年)』
『JIGSAW デッド・ゾーン(2009年)』
『JIGSAW 第10ゲーム(2009年)』
『JIGSAW ザ・リアリティショー(2010年)』

評価:★★☆
11/04/18DVD鑑賞(旧作)
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