銀幕大帝α

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エルサレム

2016年10月21日 13時30分04秒 | 洋画ホラー
JERUZALEM
2015年
イスラエル
95分
ホラー
劇場公開(2016/07/26)



監督:
ドロン・パズ
ヨアヴ・パズ

製作:
ドロン・パズ
ヨアヴ・パズ

脚本:
ドロン・パズ
ヨアヴ・パズ

出演:
ヤエル・グロブグラス
ヨン・トゥマルキン
ダニエル・ヤドリン
トム・グラジアニ
ディビ・ベン=ヨセフ




<ストーリー>
イスラエルへ旅行に出掛けたサラとレイチェルは、人類学者・ケヴィンに誘われエルサレムでバカンスを楽しむ。そんな中、ケヴィンは「この地では過去に死者が何度も甦った」と語り始め…。

-感想-

スマートグラス(多機能搭載眼鏡)を使用したPOVパニック・ホラー。
このスマートグラスいいなぁ。
音声認識によってスマートフォンで出来る事を全てやってくれる眼鏡なんでしょ?
しかもちゃんと度付き。
高校生から眼鏡男子な自分としては凄く欲しい。
仮にもし手に入れたら毎日これ掛けて生活するだろうけども、外出する際は他人の視線には気を付けないと。
だってデザインが玩具みたいでダサいから。
欠点はこれだけみたいやけど、それさえ気にならなければ重宝はしそう。

地獄の門が開く場所は3箇所。
一つは砂漠、一つは海、そして最後の一つがエルサレムて事で、主人公が傷心旅行で訪れた途端、待ってましたと言わんばかりに都合良く地獄の門が開いちゃいます。

不満点を多く感じる作品。
先ず冒頭除いた始め40分は我慢。
POVホラーお決まりのパターン、何も起こらない平和なシーンがダラダラと流れる為。
人物紹介とかに割り当てたかったんだろうけど、それでも長いわ。
途中、主人公が路地裏で少年にリュックサック引ったくられて追い掛けて行くんだけど、映像のブレが酷く、画面酔い必至。
他でもちょこちょここの現象は起きるので、不慣れな方は要注意。

何故主人公に気弱な女を選ぶのか。
現状に対処出来ない女の行動程イラつくものはない。
気丈な女友人を主人公にしろよて何度思った事やら。
こういう気弱な女に限って無茶を言い出し勝手な個人行動に走り出す。
まあそれがあって本来なら見れないはずの恐怖の現場に遭遇し彼女の目線となって体験を共有する事は出来るのだが、余りにも言動が後ろ向きばかりなので、じゃあ別行動するなよ、とは言いたくもなってくる。

地獄の門が開いた事により、様々なモンスターが姿を見せ始めるのだが、巨人のチョイ見せは『クローバーフィールド/HAKAISHA』『モンスターズ/地球外生命体』のそれに近く、真似だけで終わる所が許せない。
焦らすのは大いに結構だが、最終的には街を破壊しまくる辺りまで描写させなきゃ駄目でしょ。
そこまで映し出してこそ、この作品にとっての価値も生まれてくるだろうに。
あれだけの巨人にどういった戦いを軍は挑み、倒すか倒されるかまでを描いていたら評価も少しは上がったはず。
デカイもの大好き人間としては残念極まりない。
「おっ!」で留まらず「おぉ!!」までやってくれよと。

逆に好意的な気持ちを抱かされる部分もあって、路地裏に出没していた王冠被ったキチガイオヤジの正体が冒頭動画に映っていた少年の成れの果てという繋がりは驚いた。
そして主人公が旅行前に亡くなったお兄ちゃんにまた会いたいとエルサレムの有名スポットで願うシーンが事前に伏線として用意されているのだが、終盤それが叶う所はちょい感動的。
でも結末はバッドエンドなんだけどね。
変身して羽を生やしバッサバッサと空高く昇って収拾が付かなくなった惨劇な街を見下ろしていくラストは良い感じだとは思う。

ただ私ならこの後こうしただろうなと頭に浮かんだ演出が1個。
実は友人と戯れていた際に大事なスマートグラスを落とし、機能の1部を壊しちゃっておりまして、指示も出していないのに突然レンズに動画が流れ出したりする。

その動画の内容が何故か日本人が作ったと思われるもので笑ってしまったのだが、これをねもう一度オチとして使用しても面白かったんじゃないかなぁと。
バッサバッサ浮かんだ拍子にスマートグラスが地面に落下し、日本語意味不明動画が流れて画面暗転終了。
これ位のユーモアがあっても良かったのに、と思ったのは私だけだろうね。

評価:★★☆
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情報
<カリコレ2016>

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