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イップ・マン 継承

2017年09月06日 18時02分12秒 | 亜細亜アクション
葉問3/IP MAN 3
2016年
中国/香港
105分
アクション
劇場公開(2017/04/22)



監督:
ウィルソン・イップ
『イップ・マン 葉問』
アクション監督:
ユエン・ウーピン
出演:
ドニー・イェンイップ・マン
マックス・チャンチョン・ティンチ
リン・ホンウィンシン
パトリック・タムサン
マイク・タイソンフランク
カリーナ・ン黄先生
ケント・チェン警察官ポー
レオン・カーヤンティン師匠
ルイス・チョン弟子力
チャン・クォックワンブルース・リー
ベイビージョン・チョイ新聞記者



<ストーリー>
1959年。好景気に沸く香港は、その一方で無法地帯になりつつあった。裏社会を牛耳る最凶の不動産王・フランクによる暴挙から町を守るため、静かな達人、イップ・マンは立ち上がる。

その拳が伝えるのは、愛

-感想-

ブルース・リーを演じたチャン・クォックワンの身体能力高いのぉ。

足技が華麗。

この人、『少林サッカー』でリーのモノマネしながらゴールキーパーやってたのが懐かしいけれど、随分腕を上げたものだ。
この「継承」で念願だった映画の中でのリーを演じる事が出来て(それ以前にドラマではリーを何度も演じている)さぞ嬉しかったはずだ。
完璧に足技を仕上げてきた辺りに彼なりの努力が見れる。

物語は極めて単純。
土地開発を企む西洋人に小学校を乗っ取られそうになり、警察が当てにならないと分かるとイップ・マン師匠が先頭に立ち、学校を子供達を守ろうとする。
そんな英雄イップ・マンの詠春拳に異議を唱えるチョン・ティンチが俺こそが正統派詠春拳だ、とイップ・マンに対決を挑むのだが・・・。

オープニングのチャン・クォックワンからして視線を釘付けにさせられるアクションが目白押しで、1対100人(推定)大乱闘とか、閉所空間でのタイマンバトル

そして、上映開始前から話題に上っていたマイク・タイソンとの異なったパンチ同士のぶつかり合い

最後には詠春拳の名を賭けたチョン・ティンチとの決着

と、これでもかと見所を放り込んできている。
目潰し食らっても決して動じず、チョン・ティンチを意図も簡単に倒す所は、これぞ詠春拳の達人、どうだ!と私の方が興奮しちゃったのだが(笑)。
イップ・マン本人は当然の様な顔して引き上げていくのがもうなんか素敵。

決着つかずとなったタイソン対決だが、3分経過ベルが鳴った時の2人の体勢から推測するに正に五分五分と言った感じか。

ここはタイソンにも花を持たせたかったのかもしれない。
世界的名ボクサーではありますからね。
金蹴りじゃタイソンなら倒れないかもしれんね、3分じゃなかったらもっと凄まじい戦いが続いてたんだろうなあ。

とまあこれら多くのアクションシーンに鼻息荒くなっちゃうのですが、この作品の観てくれはそこじゃないと思うんですよね。
では何なのかと言うと、自分的にはイップ・マンと癌に侵された妻ウィンシンとの“愛”の再確認、ここなんじゃないかなと。

今まで家庭を二の次にしていたイップ・マンですけど、妻が癌だと知り、無駄な戦いは全て捨てて、一番にウィンシンとの時間を過ごそうと思い直していく。
しかし、名のある者に対して敵対心剥き出しにする人間は多く、中々平穏な時を与えてくれ様とはしてくれない。
もうそっとしておいてあげてよ、て思わずにいられないのよね。
だから優しい夫の顔になるシーンに場面が切り替わると妙に心がしんみりとしちゃう。


漢の顔ではなく夫の顔で接し、余命少なくなった妻をひたすら想う、気遣うイップ・マンの姿に胸熱。
疎かにしていた“愛情”を今だからこそ一杯注ぐのが夫の務めだと精一杯に尽くすその優しさ、温か味が本当に素敵で、イップ・マンの人柄の良さを十分に伺えるのが良い。
だが妻も長年、共に苦労しながら子を育て生活してきただけに分かる夫の隠してる本来の気持ちを察するのよね。

心残りな事だけはしないで、と。
これが妻から夫に対しての“愛”。
お互いの“愛”を交わす事で、イップ・マンは決意に目覚め、静かに闘志を燃やし、妻も願った最終決戦へと歩を進めていく流れが秀逸で、拳のぶつかり合いそのものは直接見ないものの、愛した夫が正義を貫く全てを耳で感じ取るウィンシンなりの妻としての務めを代わって果たす演出が感動的だった。

戦いに終止符が打たれ、そこでイップ・マンが放つ言葉。

愛より勝るものはなし!!

いやぁ泣ける、これこそ強き男の台詞ですよ。
私が同じ事言っても説得力ないだろうな(笑)。
アクションに痺れ、夫婦の“愛”に痺れ、最後は台詞に痺れる。
痺れ三拍子(なんじゃそりゃ)が揃った傑作でありました。

さらっと済まされていたけれど、弟子に裏切られ、チョン・ティンチにボコボコにされた挙句、腕折られて病院送りにされていた傘売り師匠、雑な扱いされてたよねぇ。

評価:★★★★
17/09/06DVD鑑賞(新作)
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メーカー:ギャガ

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関連作:
『イップ・マン 序章(2008)』(第1作)
『イップ・マン 葉問(2010)』(第2作)
『イップ・マン 継承(2016)』(第3作)

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