小さな自然、その他いろいろ

身近で見つけた野鳥や虫などを紹介します。
ほかにもいろいろ発見したこと、気づいたことなど。

雪の中の鳥たち

2011年01月22日 09時15分32秒 | 自然観察日記
 先日かなり雪が降りましたが、そんな時に二階の窓から北側にひろがる田んぼを見ていたら、小さな小鳥が田んぼの端の盛り上がったあたりに群がっているのが見えました。低く飛び交って、なんだか楽しそうに見えたので、行ってみました。



 行ってみると、たくさんのスズメが雪の上で枯れ草をつついたり、雪をつついたりしているように見えました。何をしているのかはわかりませんが、スズメたちの様子は、喜んでいるようにしか思えません。



 雪の中、自然の鳥や動物はさぞ難儀をしているのかと思えば、そういうわけでもないようです。雪やこんこの童謡にも犬は喜び庭駆け回るとありますが、喜ぶ動物もあるんですね。ほんとにスズメたちは雪の上を飛び回ったり、はしゃいでいるような元気が伝わってきます。以前友人が、真冬の雪解け水でスズメが水浴びしているのを見て、その元気の良さに、「雀はすごい」と言っていましたが、改めて雀の元気に驚きました。そういえば、そのなかに一羽か二羽の鳩も混じっていました。



 鳩も雪が嬉しいのでしょうかそれともスズメが楽しそうだから、つられてきてみたのでしょうか。鳩もなにかつついているようでしたから、雪の日は餌をとるのになにか有利なことでもあるのでしょうか。
 そういえば、この画面の左下に半身だけ写っている鳥は雀でも鳩でもない気がしますが、何だろうと気になります。

 別の田んぼではぽつんとカラスが一羽雪の中になにかつついていました。雀の楽しそうな群れを見た後だと、カラスの一羽だけの姿は寂しそうに感じます。





 ふしぎとケリが一羽だと別に寂しそうではありません。元々さほど群れている鳥ではないですから、普通ですね。

 さらに道路で何か拾っているヒヨドリです。みかんのかけらのようなものを拾っています。 





 相変わらずひょうきんなヒヨドリです。

 そのあくる日は雪もだいぶ溶けて道路は自転車でも走れるようになりました。買物途中で、ムクドリの群れが道路に溜まっているのに出会いましたが、すぐにサッと飛び立って行きました。その残りの数羽です。



 その後家に帰ると庭の柿の木にメジロが来ていました。雪の残る枝に止まったメジロの、そのなんとも美しい光景が、田舎に住む至福の瞬間を感じさせてくれました。



 雪は自転車を利用する私には、あまり好ましく思えない代物ですが、この雪はいろんな鳥たちのいつもと違う表情を見られた気がして、ちょっと嬉しく感じました。



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