熊本手作り石けん教室 Witch's Kitchen -魔女厨房-

HSAハンドメイド石けん協会マスターソーパー、サリーのブログです。

終わると感じる衝撃と、終わらない現実。

2016年06月20日 | Weblog
こんにちは。
手作り石けん教室のサリーです。

熊本地震から二ヶ月が経ちました。

お城の石垣は先週あたりから
一個ずつ番号が書かれて
集められ始めました。



20年余前、郷土史家の富田先生に
熊本城を案内してもらった時、
小学3年生男子が
「石垣の石は何個あるんですか?」
と、質問をした。

その時の富田先生の
「自分で数えてみよう」
との回答を聞き、
フフッと笑ったのを思い出す。

まさか本当に
数えることになるとは…。



一昨日、
久しぶりにちょっと大きな
地震がありました。

おっ、きた!
そう言って、家具を抑える。

経験から
人間震度計となった熊本人は、
家具を抑えながらも
「震度○。震源地の深さは○○」と
口に出してしまう。

そしてテレビの地震速報で
答え合わせのニガワライ。






この地震で、
覚えたことがある。





それは「終わらない」。





4月14日に
「終わった」と
思った人が多くいた。

あるいは16日に
そう思った人が多くいた。

ニブイ私でさえ
その翌週、
震災後の初出勤時に
「終わった」と思った。



人は、
「終わった」と思いながらも
「終わらない」道を模索する。

道を模索しながらも、
模索する基準が
「終わった」という感情だから、
奇妙な判断もする。





しかし、
あるべきものがなくなっても、
手に入るべきものがなくなっても、
世の中は終わらない。





「終わった」と思う衝撃と、
「終わらない」現実。





明日は来る。

明日が
希望に輝くものかどうかは
わからない。


それでも
明日は来る。





だから
諦めてはいけない。



明日をどう生きる?

とりあえずの
今日を
どう生きる?


今日の積み重ねが
明日になり、
未来になる。


まるで野良。

だけど野良も悪くないよね(笑)