Ragtime Cafe-GINA

ロカビリーな匂いのするレストランバーを営んでいるマスターと周辺の仲間達の日記

大人の飲み方

2007年04月27日 07時30分23秒 | イベント
ゴトーだ。バイクはいい。夜はいつだってコイツにまたがって自由を感じたくなる。だから俺は毎日ジーナにコイツで乗り付ける。ただし、乗り物に乗ったからにはソフトドリンクだ。飲酒運転でレディを傷つけたら大変だからな。何?飲みたいけど車じゃなきゃ夜中まで居れない?飲酒運転はまずいから来れない?お前等は何も知らないんだな。いいことを教えてやろう。TDL、NRKと並ぶ日本三大テーマパークの一つ、HTKは24時間営業でしかも本厚木駅の目の前だ。夜中まで飲みたいときはジーナに電車で来て、閉店後はHTKで遊びながら始発を待つといい。ただし、あの店は泥酔者お断わりだ。何?TDLはわかるけど残りは何だだと?本当に何も知らないんだな。常識過ぎて口に出すのも恥ずかしいが特別に教えてやる。NRKは二輪館、HTKはほん太君だ。二度と忘れるんじゃないぞ。

雨だれブルース

2007年04月27日 06時02分42秒 | イベント
ゴトーだ。今夜も雨だな。そうシケた面をするな。今夜も雨だからジーナに行けない?馬鹿野郎!気持ちの問題だ。ピヨピヨ鳴いてるヒヨッ子のお前等は心の中まで雨模様になっちまっているようだな。今日は俺が「男」になった日の事を話してやろう。昔話だがな。やっぱりこんな雨の日だった、俺は人生ってものに嫌気がさし、生きる事に疲れ、気がつくと道端に立ち親指を立てていた。夜中の三時…やっと一台のトラックが俺の前にとまった。トラックドライバーは「兄ちゃん、どこに行くんだ?」と俺に尋ねた。「地獄の果てまで…。」と答えると「気に入った、乗れよ。」と彼は言った。助手席に荷物を放り込み、無線で楽しそうにトラック野郎達とやり取りをする彼の声をBGMに俺は眠りについた。何もかもどうでもよかった。トラックドライバーに起こされ、目覚めると流れ流れて大阪に辿り着いていた。「着いたぜ!兄ちゃん、ここがアンタにおあつらえむきの地獄だ。何があったが知らねぇが、この街じゃ時間は倍のスピードで流れてる。ボヤボヤしてると置いてかれるぜ!」彼はそう言って去って行った。「ここが地獄の果てか、悪くねぇ…。」道頓堀のギラギラ
したネオンを眺めながら俺は呟いた。不思議なもので地獄の果てに来たものの、死ぬ勇気は無く、全てが嫌になっても腹は減る。俺は道頓堀川のほとりにあるジャズバーに入った、マイルス・デイビスの「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」をツマミになけなしの金でバーボンをストレートで三杯飲み、その後は表でお約束のケンカだ。シャワーがわりにパンチをしこたま浴びて、ゴミ袋を布団に寝ているとギャングスーツにポークパイハットの男が俺を見下ろしていた。それがあの人との出会いだった。続く。