チラシの裏

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うみねこはひぐらしと同じか?

2009年02月10日 16時12分08秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
ネタバレを口に含みます。

特にひぐらしのネタバレが激しいので注意。





ひぐらしの真相は、出題編全4話 鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し

それぞれに共通して隠された「ルールX・Y・Z」を見付けることだった。


ルールX・・・雛見沢症候群発症による惨劇。

圭一、詩音、レナが狂気に走って殺人を犯してしまう。

これが過剰に演出され、読者をミスリードする。

真犯人の計画(ルールY)とは関係なく、偶然起こる殺人であるため、

犯人、被害者、殺害方法などが定まっておらず、読者は推理が困難となる。

仲間を信じることをやめないという強い意志で解決。


ルールY・・・真犯人の強い意志。

富竹の死→梨花の死→雛見沢大災害 という悪魔のシナリオ。

偶然起こる殺人(ルールX)とオヤシロ様の祟り(ルールZ)によって巧妙に隠されている。

綿流し編及び目明し編では、ルールXによって梨花が死亡したため、

悪魔のシナリオは失敗に終わっている。


ルールZ・・・雛見沢という舞台。

オヤシロ様の祟り、鬼ヶ淵の暗黒史、ダム戦争による確執、園崎家のブラフ。

殺人が起こっても「オヤシロ様の祟り」で片付けられてしまう風習。

真犯人は、悪魔のシナリオ(ルールY)を遂行する上で、この風習(ルールZ)を利用した。

圭一が村人を扇動し、一致団結に成功して解決。


うみねこも同じだと仮定するかどうかで推理も違ってくるから難しい。

遺産相続で親族が醜い争いをするのはルールZに該当しそう。

殺人が起こったとき、親族に疑惑がかかることに繋がるから。

噂される魔女の伝説もルールZだろう。

魔女の存在を疑い切れない六軒島の空気。

それがあるからこそ幻想表現が生きてくる。

金蔵の死は毎回共通しているからルールYか。そうか、時報か。

碑文の謎と見立て殺人もルールYに当てはめていいのだろうか。

各EPで誰がどのように殺害されるかが共通していない。

共通しているのは金蔵の死体の様子だけ。

それぞれの殺人に関連性を考えてしまうのが、ひぐらしと同じミスリードによるものだとすると

それぞれの殺人をルールY(真犯人の計画)とルールX(偶然)に分けて考えると

真相に近付けるのではないだろうか。


しかし、ひぐらしを知っている人だけが有利に推理できるという優しさがあるだろうか。

それこそが壮大なミスリードかもしれない。

実際は超展開なオチかもしれない。

それはそれで面白そうだが。