チラシの裏

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うみねこEP1 その3

2009年02月06日 16時45分17秒 | ゲーム:アニメ:07th Expansion関連
EP1ラスト。

ネタバレあり!!!!





特別客室の密室殺人
源次は嘉音を連れて、特別客室の絵羽と秀吉を呼びに訪れる。
ノックして呼び掛けても返事が無い。
嘉音が魔女の手紙を発見。
施錠されていたがやむを得ず開ける。
明かりがついていてチェーンが掛かっている。
中からテレビの音が聞こえる。
工具を使ってチェーンを切断することを決断。
源次は夏妃に報告しに戻ると言い、嘉音にチェーンの切断を命じる。
さらに、1人では危険なので熊沢と行動するように命じる。
源次は嘉音とともに厨房へ戻り、南條を連れて夏妃のところへ向かう。
嘉音は熊沢と倉庫へ工具を取りに行き、すぐに特別客室へ向かう。
この間、5分も経っていない。
嘉音は扉に先ほどまで無かった魔法陣を発見して驚く。
チェーンを切断し、扉を開けると、テレビの音がより大きく聴こえた。
靴を履いたままベッドで仰向けになっている絵羽の遺体と
バスルームで湯船に浸かっている秀吉の遺体を発見。
夏妃たちが到着。
二人は他殺である!密室構築後に片方を殺害の後に自殺したのではない!
また、殺人は執行者、犠牲者が共に同室して行われた!
執行者が室外から殺害する手段は存在しない!


2つ推論を立てた。

1つ目は、密室を偽装していただけで実際は密室でなかったという推論。

扉はマスターキーで開錠できるし、チェーンに工作をして密室に見せかけることも可能。

チェーンを切断するときに隠蔽してしまえば形跡はなくなる。

魔法陣は説明が難しいが・・・。

一瞬で透明から赤に変化する塗料があるとか?

2つ目。

最初に呼びかけた部屋は別の空き部屋だった。

あらかじめテレビの音で在室を演出し、チェーンに工作をしてマスターキーで施錠してあった。

絵羽と秀吉を殺害した本当の部屋も同様に工作し、扉に魔法陣を描いておいた。

先ほどまでなかった魔法陣が突然現れていたという謎は、こちらのほうがしっくりくる。

しかしこれだと、どちらも嘉音が実行犯でないと難しい。

首謀者に命じられている可能性は否定できないが。


ボイラー室から異臭
客間へ戻ろうとしたとき、異臭に気付く。
嘉音と熊沢がボイラー室が原因だと気付く。
ボイラー室から扉が閉じる音が聞こえる。
嘉音が黄金の蝶を目撃。
瀕死の嘉音を熊沢が発見。
すぐに皆駆けつける。
焼却炉から金蔵の遺体を発見。
全ての生存者にアリバイがある!さらに死者も含めようぞ!!
つまり、島の如何なる人間にも死者にも、嘉音は殺せなかった!
嘉音は自殺ではない。
嘉音は事故死ではない!


=嘉音は死んでいないという推論。

南條が手当てしていたらしいが、戦人は嘉音の遺体を見ていないし

朱志香も見ていないと思われるので、南條が嘉音の死亡を偽証している?

「嘉音は死んだ」と赤字で言われていないので嘉音生存を否定できない。

あとは、他殺でも自殺でも事故死でもなければ病死しか残らない。

嘉音もゲーム開始前からすでに死んでいた?

すでに病死していて、幻想がひとり歩きしていたとか。

同じく嘉音という存在自体が幻想で、いない者は死にようがない、とか。

黄金の蝶の描写は?

幻想表現に入るスイッチ的なもの?

金蔵の焼死体の意味は?

死亡推定時刻を割り出せないようにするため?

EP4で明らかになったとおり、ゲーム開始時にすでに死亡している。


書斎~ラスト
新たな魔女の手紙が発見される。
夏妃に疑われた南條、源次、熊沢、真里亞は部屋を追い出される。
内線電話がかかってくる。
電話と離れたところで真里亞が歌っているように聞こえる。
全員で客間に行くことに。
中で真里亞が歌っている。
扉は施錠されている。
中で南條、源次、熊沢と思われる顔面が破壊された遺体を発見。
同室していた真里亞は殺していないぞ! そしてもちろん三人は他殺だ!
身元不明死体について、その身元を全て保証する。即ち、替え玉トリックは存在しない!
源次、熊沢、南條は殺人者ではない!

真里亞に詰問している間に夏妃が消える。
夏妃が手紙を読みながら退室したという真里亞の証言。
肖像画の前で夏妃は黄金の蝶を目撃。
夏妃によって遮断された出入口の扉を蹴破る。
1発の銃声が聞こえる。
肖像画前に駆けつけると、額を銃で撃たれた夏妃の遺体を発見。
夏妃は他殺である!身元不明死体は一切なく、生存者も全員がアリバイがある!
夏妃の額に埋まりし銃弾は、夏妃の銃から放たれたものではない!
夏妃を射殺したのはトラップじゃなく、ちゃんと銃を構えて引き金を引いてしっかり射殺したのよ!


殺害方法は?

銃声が1発だけだったことと

夏妃の銃口から硝煙の臭いがすることと

戦人が銃を使おうとしたときに薬莢が排出されていることから

夏妃の銃が1度だけ使用されたことは確実。

状況的に見ると自殺だがEP4にて自殺の線は否定されてしまった。

夏妃が何者かに向けて発砲したのか、

夏妃が錯乱して発砲したのか、

夏妃が死んだ後に犯人が夏妃の銃を発砲させたのか。

犯人と対峙して撃ち合ったとしたら銃声が寸分狂わず同時だったとか。

サイレンサー付きの銃というオチは好みではない。

肖像画前に行く理由は?

第4の手紙で呼び出されたと解釈するのが普通だがその手紙が見当たらない。

犯人に回収されたか、そもそも手紙は存在していなかったか。

前回の俺の推論だと魔女の手紙は夏妃があらかじめ用意したもの、とあった。

それを撤回せずに考えると

第4の手紙は犯人が用意したもので、夏妃を呼び出す内容だった。

夏妃は犯人と対峙する覚悟で足を運び、射殺された。

第4の手紙は犯人が用意したもので、呼び出す相手は不特定だった。

夏妃は家族を守る覚悟で足を運び、射殺された。

第4の手紙は存在せず、夏妃は肖像画前に行く理由があった。

夏妃は不意討ちで射殺された。

などの推論が可能。

しかし、散々書いておいて申し訳ないがこの推論だとアリバイが問題になってくる。

戦人、朱志香、譲治、真里亞は共に行動しているし

他の人物は全員殺害されていて遺体の偽装もない。

EP4赤字にてアリバイが証明されてしまっている。

が、「いつ」のアリバイかは明言されていない。

夏妃が客間を退室し、出入口を遮断する工作をして肖像画前に行った後から

遺体となって発見されるまでの時間だけを指していれば

確かに、戦人、朱志香、譲治、真里亞にはアリバイがあることになり

4人が夏妃を殺害することは不可能。

となれば考えられることはひとつ。

死亡時刻がずれればいい。

本当は夏妃は死んでいなかったのでは?

死んだふりをしていたのでは?

出入口を遮断したのは時間稼ぎのためと説明できる。

1発の銃声があってそれが夏妃の銃によるもので自殺ではない、というのも説明できる。

この推論だと夏妃を殺害できるのは逆に

戦人、朱志香、譲治、真里亞以外ありえないことになってしまうが。

赤字で他殺と言っている以上、この4人の中に夏妃殺害の犯人がいることになる。

ただし、他の殺人に関与していない可能性が高い。

碑文に見立てた殺人以外は偶発的なものと見るべきだろう。

とすると、今までの計画的犯行は夏妃が首謀者?

実行犯が別にいても不思議ではないが、結局夏妃を疑わねばならないのか・・・。


現れる魔女

戦人は信じない。

魔女が存在しないことは真実。

現れた真犯人を認めたくないのか。

いや、真犯人など存在しない。

もう全てが終わっているのだから。

EP4最後の謎である存在が現れたに違いない。

「・・・私は、だぁれ・・・?」

戦人は目の前で起こる魔女でもニンゲンでもない災厄を信じたくないだけだろう。