うみねこEP1 その2

前回に続き、考察。

ネタバレ注意！！！




雨の中、薔薇を探す真里亞

ベアトリーチェから傘を貸してもらったという。

そして、後で分かることだがベアトリーチェから手紙も預かっている。

手紙の封蝋は当主の指輪で刻印されている。

ベアトリーチェを騙る人物が当主の指輪を持っているという安直な解釈でいいのだろうか。

当主の指輪を持つ人物は、右代宮家の相続に関して何か考えがあるかもしれない。

傘を貸してあげる行為は子供への優しさとも取れる。

女性がベアトリーチェを名乗れば、それが誰であっても真里亞はベアトリーチェだと信じる。

以上のことも、俺の予想した夏妃説と合致するがどうだろう。

では、ベアトリーチェという架空の存在を創った理由は？

遺産相続をうやむやにしたい？

ベアトリーチェが相続すれば他の親類の手に渡らない。

手紙を使って碑文の謎を解くよう煽った理由は？

金蔵の遺した謎に興味があった？

夏妃が犯人で単純に犯行予告だった・・・というのは考えたくないが。


書斎で金蔵と南條がチェス

南條は何故、金蔵の生存を偽装するのだろうか。

金蔵の財産を狙っているとは考え難いが。

この描写は、チェスの勝負が永遠につかない＝金蔵はすでに死んでいる

という暗喩だけで他に意味はない？


留弗夫の家族だけで話したいこと
→今夜殺されるだろう発言

かわいそうなことに、これについて今後一切触れられることがないため、情報不足。

本当に殺されちゃったんだから戦人が話題にしてあげてもいいような・・・。

「家族だけで話したいこと」は戦人の出生の秘密？

遺産相続の件で何者かの殺意に気付いた？


夏妃の部屋のドアノブ

開錠して中の魔除けのお守りも確認しているとしたら

魔女の犯行だと思わせたい何者かの演出？

夏妃を生贄に選ばない理由がある？

夏妃が犯人だと仮定すると、お守りのおかげで逃れたという演出で被害者を装い、

容疑者から外れることが出来る。

しかし、お守りをもらったのは偶然であるため、他にも手段が用意されていた可能性が高い。

EP2にて、夏妃は霊鏡という魔除けのようなものを持っていることが分かる。


書斎で金蔵と夏妃の会話

「・・・お父様。・・・・・・この夏妃は、血は繋がらずともお父様の娘です。

・・・・・・右代宮家の名誉も栄光も、・・・そしてお父様が残された物も全て、

・・・この夏妃が必ずや守って見せますから・・・！」

このセリフは「金蔵との会話」という描写になっているが、「会話」でなくとも不自然ではない。

夏妃が1人で決意を語っていると解釈すればいい。


薔薇庭園倉庫の魔法陣と中の遺体

魔法陣に意味はあるのか。

理解できる人物へのメッセージという解釈は劇中でもあった。

見立て殺人を演出したい？

碑文や魔女との関連性を臭わせるためだろうか。

遺体の状態に意味はあるのか。

顔面損壊はよくある入れ替わりトリックでアリバイを偽装できるというものがあるが

EP4にて赤字で「替え玉トリックは存在しない」と言われてしまった。

単純に、非人道的＝ニンゲンの犯行ではない、と思わせたい演出？

ただの見立て殺人である可能性は低いように思えるが。

殺害した後に死体の顔面を耕していると考えるのが妥当だが死因と方法を推理するのが難しい。

ショットガンを使えば誰でも出来るか。

連鎖殺人が起きて想定外だったので、魔女の犯行に見立てるため死体に共通点を作ったとか。

死因を特定できる痕跡を消すためとか。

密室殺人といい、普通のミステリ的な謎ですら解ける気がしない。

屈服しそうだ。


食堂の血痕

犯行現場？

血痕を残してしまうというのは突発的犯行による誤算だった？


絵羽が書斎の扉にレシートを挟んだ話

金蔵がすでに死亡していることを看破した絵羽が夏妃を疑っている？

夏妃以外に犯行が不可能なことを証明したかった？

レシートを挟んだのが嘘でも真実でも夏妃が不利になることに違いはない。


朱志香の喘息

数年前よりひどくなったらしい。

夏妃の頭痛と合わせて、六軒島症候群とかだったらイヤだなあ。



続く。