チラシの裏

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是我が痛み

2006年11月22日 23時37分15秒 | ゲーム:アニメ:スパロボ関連
ゼーガペイン



全26話。

見終わった。

こいつは思わぬ伏兵だった・・・。


前にも書いたとおり、最初のほうは微妙に物足りない。

最初は謎や伏線だらけでワクテカするのだが、ロボットアニメとしては微妙・・・。

メカアクションがCGだとイマイチ燃えないが、

話が進むのに合わせて次第にクオリティが上がっていくので、

最終的にはアルティールかっけーと言わざるを得ない。


お話は神クラスだった。

人間ドラマが素晴らしいし、特殊な舞台設定なのにキレイにまとめてあるし、

最終決戦の盛り上げ方はロボットアニメの王道そのもの。燃え。

謎や設定を楽しむロボットアニメというと、エヴァやラーゼフォンを思い出すが

ゼーガペインが最も俺の好みに近い作風だった。




・主人公キャラクターとヒロイン

熱血漢が戦闘で叫ぶのは燃え。

悩み、成長する、人間ドラマを見せてくれると感情移入しやすい。

ゼーガペインの主人公、ソゴル・キョウはまさにそれ。

自身の過去に疑問を持ち始める、というポジション自体が謎という王道設定がまた作風とマッチしている。

主人公とヒロインの関係も気になるところだ。

ゼーガペインはダブルヒロインゆえに、様々なニーズに応え易いかもしれない。

ゼーガペインは2人乗りだし、スパロボでの活躍も期待したい。

精神コマンド的な意味で。


・サブキャラクター

ともに戦う仲間と守るべき仲間。

これはかなり重要なファクター。

このサブキャラクターたちがいい人だと人間ドラマに厚みが出る。

ゼーガペインではオケアノスの搭乗員や学校のダチのことを指すが

みんないいやつらだ。

最終決戦のときなんて、もう・・・ね。

死亡フラグがどれだけあるかも見逃せない。


・メカニック

デザインは厨二的で無難だと思う。

嫌いな人はいないのでは?

しかし、上記にもあるように、CGの動かし方が微妙でイマイチ迫力に欠ける。

終盤はかなり改善されたが、もっとスーパーロボットっぽい動きが相応しいだろうと感じていた。

本当はリアル系なのかもしれないが。


・お話のメインテーマ

ゼーガペインは、主人公視点で自分の存在と世界について疑問を持つところから始まる。

少しネタバレになるが、謎が明かされ、疑問が解決することで

人間が生きる意味、生きようという意志を再確認するような、

人間の素晴らしさを謳った人間賛歌がメインテーマだと理解できる。


・舞台設定

現代日本にSFを絡ませるというのがロボットアニメの王道だが、ゼーガペインもその一つだ。

なんの変哲もない生活に、突如として脅威が迫るというお約束な展開。

そして、舞台そのものに大きな仕掛けが隠されているという超展開。

そういった設定が少しずつ明かされていくのが、視聴者の興味を引いて離さないものとなっている。


・作画

微妙。崩れあり。


・音楽

割と忘れられないくらい主題歌系が独創的。

もうゼーガペインという作品を印象付けてしまっている。

BGMは、音楽が前面に出ないでシーンを引き立てるという演出的な使い方。

熱いシーンなどを盛り上げてくれる。


・声優

知っている声優がほとんどいない。

カミナギ・リョーコが棒読みっぽいのはご愛嬌。




長文をつらつらと書いたが・・・

ゼーガペインはかなり面白かった。

アタリを引いた。

もっと評価されてもいいアニメじゃないか?

スパロボに出ると一気に人気が爆発すると予想。