ギコバン日記

伊藤工設計代表 伊藤 博範の日記。家づくりのお役立ち情報を発信。

一級建築士定期講習と資格についての個人的な考え

2018-02-19 11:56:34 | 


先週火曜日は建築士の定期講習がありました。
本当は昨年の秋、受講する予定でしたが年度末近くの2月に…。

講習は一日約5時間の講義を受け、最後に1時間内に40問のテストを行ない終了となります。

前日の休日は雪が積もり、電車に遅れが発生!
当日も雪が降るということで、車で行くことに!

混まないようにと家を早く出て、予定通り1番にコインパーキングに到着!
駐車場は昨日の雪で車の抜け殻のようになっていたアスファルト面以外はガチガチの氷!

予定通り早く着いたので車で時間つぶしをしていたら軽トラックやワゴン車が駐車場に!
除雪を依頼された業者と思われる若い職人さんがドヤドヤと雪かきやらツルハシを取り出し、雪かきが始まりましたが…。
ガチガチの氷に手を焼いているようでした。

昨日中の雪が柔い状態で除雪をしておけば、すごく楽なのにと思いながら車を後に。


講習会場にも1番で到着!
受付の方に上の階にある講習室に誘導され、教室入口の貼ってある座席表と受講番号で座席を教えてもらい着席!

モニター講習なのでそこからは離れていて
「見えないな~」と思いつつ、机を一人で独占できるので「まっいいかっ」と割り切る!

1番に来ているので誰もいなく、ぼんやり教室を眺めていると…。
壁面には各資格、各項目の合格目標点数が所狭し、いや洗脳?のように、大きい数字が目につきます。

「大変だな~」
今年の優先順位は「資格を取ることだ!」みたいな言葉もあったと思います。


この前、モデルハウスに来ていただいたお客様と話をしていたら…。
ここに来ていただいた一つは「一級建築士」ということも含まれているようでした。

すこしのほめ言葉も含まれていて、私を敬ってくれているのがわかりましたが…。

私の返答は…
一級建築士だからと言って「いい家」ができるとはかぎりません!
むしろ、二級建築士の方が…と言ってしまいました…。

せっかくお客様から言ってもらったのに…失礼な自分がいました。

でも本当です。

二級建築士の免許を持っている方の方が木造住宅に携わっている方が多いので、割合的には一級よりも多いと思います…。

一級は大規模建築のコンクリート造や鉄骨造等がメインとなる仕事なので、逆に木造はわからない!という人も実際大手設計事務所に勤めていた方から聞いたことがあります。

木造住宅にどれだけ真剣に、コツコツと、自分で考え、提案してきたか!ということになると思いますが…。

もう少し言うならば、資格がなくても詳しい人はいます…。
逆に資格があっても…試験の合格点数を満たしただけという方もいます。

「私は一級建築士だからいい家をつくれます」というのは間違いです。

「私は有名大学を出ています」と言うのと同じです。
だからいい人なのか?いい仕事をするのか?

有名大学の名前や資格を誇示して仕事を受注する人を私は信用しません。

自分や仕事に自信がないから資格や大学名を持ち出すのでしょうか…。


満室になった教室の壁4面に貼ってある数字のポスターを眺め、講習開始を待っていたところ…。

会場の係の人が私の席に近寄ってきて「すみません受講番号を確認させてください」

「この席ではありません!」と係の人
「えっ」と私。

「一番前のモニターの近くになります」

教室に入るとき、係の人に教えてもらい席に着いたのに…なぜ?

この教室は一級建築士の方と二級建築士の方が一緒に受講するようでした。
私が教えてもらったのは二級建築士の方が座る席で番号が同じだったようです。

案内され、自分が間違ったのではないのですが…。

「まっ、モニター近くになったのでいいか!」

一級と二級の定期講習の内容は同じで、テストが40問と35問の違いです。

差を5問つけるのはわかりませんが…。
資格の差は5問と言うことのようです。

だから…資格より…内容が大事なのです。

1802 今月の近GGセミナー

2018-02-13 08:11:37 | 近木職GG


今月は!
ひと・トップランナーは法曹資格を持つ巡査部長 鈴木美穂さんと南会津に会社があるマストロ・ジェペット(木のおもちゃ)を紹介しました。

マーケティングは二宮金次郎さんを取り上げ、「すばらしい仕事を成し遂げるには!」をまとめてみました。

巡査部長 鈴木美穂さん
大学で物理を学び、就職した学習塾で不登校や虐待に悩む教え子たちに無力を感じ、「法に精通すれば困っている人を助けられるはず」という思いで、24歳で法科大学院へ。6年後、3度目の挑戦で司法試験を突破。司法修習生として実務を学ぶうちに刑事事件に興味が沸き、警察官になりました。



マストロ・ジェペット
福島県の南会津にある小さなおもちゃメーカーです。マストロ・ジェペットとはピノキオをつくったジェペットじいさんの名前です。「心を込めて作った人形が命を宿したように、輝きを与えたい」そんな思いで製品をつくっています。

デザイナーの富永さんはイタリア生まれ。子どもが生まれたことをきっかけにおもちゃ作りをはじめました。「子どもを笑顔にしたい」そんな思いが富永さんを動かし、腕の良い職人を求めてたどり着いたのが南会津町。古くから木地師と呼ばれる木工職人が暮らし、木工の伝統が息づく町です。

日本のチカラ取材後記でディレクターがこんなことを書いています。
マストロ・ジェペットの人たちは願いを持って働いています。富永さんは子どもたちを笑顔にしたいと、おもちゃだけでなく、食器や家具もデザインします…儲けを考えず、コツコツつくり続け、木工の技術を残したいと頑張っています。心に願いを抱き、ささやかでも大切な幸せをデザインしている方々です。人々の思いや願いが交差する場所。それが働く場所なら、働くことの本当の意味が生まれてくることを教えていただきました。
作り手たちやものづくりを支える人々はある確信を持っています。それは誰かの手に届くということです。製品の行き先を知ることはできなくても、手にする人に思いを馳せることができる。だからこそ丁寧なものづくりができるのだと思います。それこそが日本のものづくりではないでしょうか。



マーケティング
今回は二宮金次郎(二宮尊(たか)徳(のり))さんを取り上げさせてもらいました。
小学校に必ず石像がおいてありますが…。

どうして置いてあるのか?みなさんに聞いてもわかる人は少ないのではないでしょうか。
多くの家・村々の救済・再興を行ないました。
今はパソコンをたたくとすぐわかりますので…内容は省略!


そして「もうダメだ!という時が仕事のはじまり」という話を共有しました。

物事を成し遂げていくには…
才能や能力というより…
その人のもっている熱意や情熱、さらには執念…。

すばらしい仕事を成し遂げるには
燃えるような熱意
情熱をもって最後まであきらめず、粘り抜くこと。

みなさんの刺激になれば幸いです。

1802今月の本

2018-02-09 14:43:39 | 
1.泣き虫チエ子さん 旅情編
2.泣き虫チエ子さん 愛情編
3.沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳の家族と愛犬篇
4.すーちゃんの恋
5.永遠のおでかけ



今月はイラストレーターの益田ミリさんの本です。

年末帰省した長女が1~3を置いていったのを読み、面白く、益田さんに興味をもっていたところ、「すーちゃんの恋」と「永遠のおでかけ」を本屋で見つけてしまい…。

永遠のおでかけは亡くなったおじさんとお父さんのことが書かれているエッセイですが他は漫画になります。

泣き虫チエ子さんは結婚して10年のご夫婦の日常を描いています。
沢村さん家…は題名通り平均年令60歳の家族と愛犬の日常を描いています。
そして、すーちゃんの恋は独身の女性の日常を描いています。

4コマ漫画スタイルを2~4ページで完結させているのですが…。
ほのぼのとした毎日の愛情を感じてしまうのです。



泣き虫チエ子さんの表紙には内容の紹介としてこう書かれています。

チエ子さんとサクちゃんはとても仲良しです。
サクちゃんは家でくつの修理屋さんを
チエ子さんは会社で秘書をしています。
ふたりの毎日はかけがえのないものです。
一度しかない人生を“この人”と過ごす幸せ…
一日一日がいとおしいのです。


なぜ、泣き虫なチエ子さんなのかというと…。
テレビを見ては泣き
本を読んでは感動して泣き…。

というところからきているようです。

そのなかで特に感情的に激しく泣く場面があり、はっきり記憶させられた回がありました。

二人が結婚する前の話です。
それは結婚前、チエ子さんの実家に挨拶に伺った時のことです。

家族と食事の途中にサクちゃんが「お嬢様をください」と言ったことです。
家族は喜びますが…。

チエ子さんは…。
あたし
あたしをあげない
あたし「あたし」をあげたりしない
「ください」ってなに?と言って泣いてしまいます。
「結婚することを二人で決めました」って言えばよかったのに…。
そして、もう一度仕切り直し…。

どうでもいいのでは?と思うことでもありますが…。
反対の立場で考えると大切な人のことは自分ならそうする!ということで、相手に対する思いやりが見えてきます。

これはとても印象的な話でしたが、どの話もほのぼのとした漫画の中に、たしかな愛情が見えます。


この本を読んでいくとなぜか懐かしさも感じました…。
なぜなのか?

いつも、家づくりでいろいろ話をしている家族の方と一緒にいるようです。

一緒に住む家族のことをみんなで考えたり、相手のことを思いやったり…。
日常の普通のことが幸せだったり…。
ふと、見つけることが出来たり…。




娘から教えてもらいました。


ゴーギャン(生誕170周年)タヒチ、楽園への旅

2018-02-02 16:00:21 | 映画


芸術華やかなりし19世紀フランスに誕生した画家たちの中で、ポール・ゴーギャンは、ゴッホ、セザンヌらと並び、「後期印象派」と称される画家の一人であり、特にゴッホとは1888年の一時期、共同生活をしながら創作に励んだことはよく知られている。また2016年には日本でも「ゴッホとゴーギャン展」(東京都美術館)が開催され、約40万人を動員するという不動の人気を誇る画家でもある。
この時代の天才たちの中でもひときわ野生を切望し、作品のモチーフにも異国情緒と神秘を持ち込んだゴーギャン。1876年にはパリのサロンへの入選を果たすものの、次第に彼の関心はどこか遠い未開への地へと移っていく。そしてマルティニーク島やパナマの旅を経て、ついに見つけた楽園、それがタヒチだった。
第一次タヒチ時代を描いた本作では、この時代の作品として後年世界に衝撃を持って迎えられることになる名画誕生の瞬間を、ポリネシアの奔放な大自然のなかで大胆に見せていく。「原始のイヴ」をモデルとして、数々の作品を生み出していく「熱帯のアトリエ」における芸術家の愛と苦悩。名画誕生の秘密が、いま、ようやく明かされる―。



1891年パリ。画家としても名をなしながらも、作品が売れず行き場を失っていたゴーギャンは、絵画制作の場をフランス領タヒチに求め、一人旅立つ。彼が島の奥地の森へと訳入ったとき、運命の出会いを果たす。それはまさに彼が求めた「野生の美」の輝きを放つテフラとの出会いだった。彼の絵はテフラという新たなインスピレーションを得、後年傑作の評価を得ることとなる作品を次々に生み出していくのだが―。
パンフより




若い頃のゴーギャンは株式仲買人として儲けていたそうですが…。
35歳で専業画家になってからは、あきれるほどのダメ男!
芸術に魅せられて道を外れた優秀な証券マンというのは幻想で元から一発狙いの山師的な性格ではとは山田五郎さんが言っています。

ゴーギャンの名前も作風も知ってはいましたが…。
生き様や想いがわかると絵の観かたに深みが増すように思えます。

満足しました…。

昼は楽しみにしていたトライアングルのスープスパゲティ!
満足しました…。

昼食後もいろいろ予定を立てていましたが…。
お腹が重くなり、おうちが恋しくなる?予定変更で帰宅!

満腹のお腹にアイスをほおばり、やっぱり、おうちは、いいな~とひとり言。