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歴史勉強会 ヒストリー各務野会  律令体制の成立と美濃・各務野 ②大宝2貳年『御野国戸籍』を読む

2017年08月25日 23時22分04秒 | ヒストリー各務野会

今日のヒストリー各務野会は、前回に続き大塚 章先生の講義です。
律令制度や戸籍制度の学習です。




講義をする大塚 章先生です。




今日の資料。





今日の資料をクローズアップしました。
およそ、50戸をもって「里」せよとか書かれています。
漢文調の表現。
多少、臨時、斟酌の文字が見えます。
柔軟にとでも言う意味でしょうか。




高麗尺と唐尺の違いを説明しています。
唐尺の方が長さが短いです。



戸籍の実際態と言う資料。



その資料を拡大しました。
凡例として本巣郡や加茂郡が有りますが、古い字となっています。
半は半布里で、戸籍が正倉院に有りました。

感想
今回の講義も少々、難しかったです。
半布里とは、今の加茂郡富加町です。その場所の戸籍が正倉院に残っていました。日本最古クラスの戸籍。それが残っていました。
中央の奈良と地方の関係。
全てが漢字の戸籍。識字率はどうなのだろう。
戸籍を6年毎に改変していくという話が有りました。そして老いも、若きにも土地を与える。

民を掌握し、田畑を与え税を徴収する。
「やまと」という中央集権の「くに」が出来ていく、一つの過程。
漢字を唐から輸入しました。国家としての姿の形成。そして、唐へ追いつき、追い越せ。
そのような時代だと想像しました。




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