Kオジサンの気の向くまま

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美しきロシアスペシャル 5日間  (第3日) (サンクトペテルブルグ編①)

2017年06月22日 23時45分28秒 | 海外旅行

(第3日)
今日は3日目です。5日間の旅行で今日は3日目、折返し点となります。
今日はサンクトペテルブルグの観光で、メインにエルミタージュ美術館の見学が有りました。6時間かけてたっぷりと鑑賞できました。
ガイドのエリザベータがサンクトペテルブルグは人口が約500万人の都市だと話していました。モスクワと並ぶ大きな都市です。かつてはロシアの首都だったこともあり、ボルゴグラードとかレニングラードと呼ばれた時期もありました。街の中のアチコチに教会があり、運河が網目状態に発達していました。水路が縦横にあり北のベネチアと呼ばれています。

アジムト ホテル ― 聖イサアク大聖堂 ― ワシリー岬 ― 血の上の救世主教会 ― 
エルミタージュ美術館新館
 ― エルミタージュ美術館本館 ― 
Masha and the Bear(レストラン) ― アジムト ホテル


朝の散歩

(5:35)
今朝も散歩に出ました。
トロイツキー通りです。
路面電車が走ります。
レールが敷かれていますし、道路上には架線が張られています。
それにトロリーバスも走っていました。




トロイツキー大聖堂です。
ロシア正教会の寺院で、ネギ坊主のタワー部分が四隅に立っています。
上から見ると十字の形をしており、サイコロの5の面の配置となっていて中央部が周りよりも一回り大きいのです。
綺麗な青色で星を散りばめています。
早朝。
中国人が撮りアイコしていました。
2006年に火事で高さ80mを誇る中央ドーム屋根を焼失しましたが、修復されて青いドームを見る事が出来るようになりました。



トロイツキー大聖堂の正面。
大砲を貼り付けたオベリスクが立っていました。
尖頭に羽根の天使が立っています。女神ニケです。
この記念塔。露土戦争に勝利したのを記念して建てられたようです。




教会の境内の花。
ハマナスだと思います。




記念塔の周り。
半円を描くように大砲が並んでいます。
どのような戦争に使われたのだろうか。




道を渡り、道路を隔てたところからトロイツキー大聖堂を見上げました。




散歩していて、何台も散水車を見かけました。
早朝に、道路に散水して走っているのです。
これらの車には大きなブラシが付いていますが、水をまくだけの車も走っていました。




アジムトホテルへ戻って来ました。


朝食会場へ

1階のレストラン。
こちらで朝食です。
入口でカードキーをスキミングされました。
中国人の団体が来ていて、込んでいました。
混雑していてテーブルの席を確保するのも大変でした。
テーブルに空の皿を置き、場所を確保しておきました。
食材を取り,席に戻ると中国人女性が座りかけていました。
「ミー、ミー」(私の皿が先置いて有ったと主張した)と言って彼女を追い払いました。その席に自分の皿を置いてあったと意思表示したのです。



(6:50)
チョイスして来た朝食です。
目に入らなかったのかも知れませんが、レタスなどの葉ものが無かったです。


出発しました

(9:10)
バスがホテルを出発しました。
集合時刻が9時となっていて、定刻に出る事が出来ました。


聖イサアク大聖堂

最初に聖イサアク大聖堂の前に着きました。
ここでは一旦、解散して自由行動となりました。
大聖堂の左側。
騎馬の像が見えますが、ニコライ1世の騎馬像です。




(9:22)
解散する前に、説明するエリザベータ。
エリザベータの向こう側。マリインスキー宮殿です。
ここにはサンクトペテルブルク市議会が置かれている説明していました。
石造りの重厚な建物です。




宮殿の前。
2017ワールドカップを盛り上げる旗が掲げてあります。
左の旗の赤いポール。ワシリー岬に立っていた2本のポールです。
市民のシンボルなのでしょう。



周回して、聖イサアク大聖堂まで歩いてきました。




バスの窓から。
周回してきてバスに乗車し、聖イサアク大聖堂を後にしました。




バスの窓から。
ガイドが先の大戦の時の弾痕だと説明してくれました。
今回、何処の場所でだったか覚えていませんが、ここ聖イサアク大聖堂の横に高射砲か何か、陣地となっている写真を観ました。
その写真と弾痕が結びつきます。
生々しく感じます。



ワシリー岬へ

バスの窓から。
聖イサアク大聖堂を去る時、ガイドが次ぎはワシリー岬へ向かうといっていました。
ネヴァ川を分流させているヴァシリエフスキー島と言う大きな島の岬です。
そこへ向かいます。
見える橋は宮殿橋で跳ね橋となっています。



バスの窓から。
エリザベータがネヴァ川に架かる橋は、ほとんどが跳ね橋だと言っていました。
この宮殿橋も開閉する橋で、ガラス窓の見える部分は機械室なのでしょう。



(15:58)
ワシリー岬は公園のようになっていて、何軒も土産物を売る露店が並んでいます。




この場所。地図にSipt  of  Vasillevsky islandと書かれています。ヴァシリエフスキー島岬と言う事になります。
この場所、ストリェールカと言うようです。
右に見える金色のタワー。ペトロパヴロフスク要塞です。
この場所。ネヴァ川に突き出た場所なのですが、川の三角州の大きな島です。
橋を渡ってこの場所に来たのですが、この場所が川の中の島だと感じさせません。





ネヴァ川に浮かぶ8人乗りのボートのように見えます。
コレが何であるか、後から判りました。




岬から見える宮殿橋です。
橋にワールドカップの旗が飾り付けて有ります。
2017のサッカーが何時から始まるのだろう。
気分を盛り上げています。




Motaさんと宮殿橋の中央部まで歩いて来ました。
エルミタージュが近くに見えます。




(0:21)
バスの窓から。
トロイツキー橋の上から見えるペトロパヴロフスク要塞です。




バスの窓から。
トロイツキー橋の上に花火の打上げ筒が見えます。

白夜祭
打上げ筒に気がついて、ガイドに話し掛けましたら「卒業まつり」が明日の晩、有るのだと言っていました。卒業した若者たちの祭りで、若者で無いと祭り会場に入れないと言っていました。ガイドはこのイベントの名が判っていないみたいでした。YOU Tuebを検索すると、こんなのが出てきました。
https://www.youtube.com/watch?v=Fth0EFC0wN
https://www.youtube.com/watch?v=TNSwhYg-Yh0

このイベント、ロシア語を日本語に翻訳するとスカーレットの帆と言うような意味になります。


帆柱の有る帆船でもネヴァ川の橋は跳ね橋ですので、川の上流まで船が逆登れます。
白夜祭を知ったキッカケ
私が、花火の筒に気がつかなかったら、このような話題にはならなかったかもしれません。橋の上の花火の打上げ筒が白夜祭に結びついて良かったです。それに、このツアーの後、次回も開催される事でしよう。でも、白夜祭が終わって居ますので、ピンと来ないことでしよう。
白夜祭は見れませんが、考えように寄っては、祭りを知るきっかけになったことは喜ぶべきかも知れません。
この「ロシアスペシャル 5日間」のシリーズ。私たちは169,000円でした。それが回毎に1万円づつアップして行きます。値段が安くて、しかも白夜祭を知るキッカケでした。
そう考えると得した気分です。


血の上の救世主教会へ向かいます

バスがロシア美術館の前に停まり、血の上の救世主教会に向かいます。




バスが停まったのはロシア美術館の前でした。




鉄柵の中にカメラを入れて写しました。
美しい建物ですが、ミハイロフスキー宮殿としていたものが美術館となりました。


血の上の救世主教会

(10:41)
血の上の救世主教会が見える場所です。
教会の近くまでは行きませんで、この場所で撮影タイムとなりました。。





バスの窓から。
バスに戻りました。
先程の教会が見えます。
運河と教会がマッチして好い景色になっています。




エルミタージュ美術館新館へ

エルミタージュ美術館の近くでバスから降りました。
宮殿広場を横切り、新館に向かいます。



エルミタージュ美術館新館

(11:10)
新館に入ります。
入り口は目立たない感じで、気をつけないと通り過ぎてしまいそうです。





美術館の入口です。
入館前に探知機の関門を通過しなくてはなりません。
でも、それ程厳しい検査が有るわけではありません。



2階に上がりました。




エレベーターで上階に上がってきました。




マネとモネの作品。




フラッシュを使わなければ撮影しても良かったです。




女優 ジャンヌ・サマリの肖像。
記憶に無かったのですが、古いチケット片を見ていたら、かつて観た事が有る絵でした。




こちらはゴーギャンです。
「果物を持つ女」。
この絵も観た記憶が無かったのですが、チケット片が有りました。
と言う事は
名古屋市美術館へ来た時に観たのです。


展覧会を観てきて、全ての絵画展のチケットを残しています。
それですから、今回のように観た記憶が無くなっていても、過去に観た事を振り返れます。近頃は自動発券機でチケットを手に入れる事が出来ます。便利な反面味気ないものとなってしまいました。
今回、過去に観た事を忘れていましたが、チケット1枚1枚に印象が残ります。




マチスのダンス。
この作品は始めて見ましたが、作品は知っていました。
それに、これ程大きな作品だとは思っていませんでした。




宮殿広場の中を歩き、本館に向かいます。




宮殿広場のステージです。
このステージを見ても、ピンと来ませんでしたが、後になって、イベントの会場だという事が判りました。
このイベントですが、ステージ上で、このように繰り広げられていました。
https://www.youtube.com/watch?v=-lRKw5i5eKY


この場所。
宮殿広場を通ったのですが、この場所でこのようなイベントが繰り広げられるとは想像できませんでした。



エルミタージュ美術館本館

(12:20)
これから本館に入ります。
エリザベータに先導されて入口に向かいます。
ネヴァ川側からの入館です。
お任せでチケットを手にすることが出来ました。
買った図録の平面図にはチケット売り場が反対側となっています。団体の場合はネヴァ川側からで、個人の場合は宮殿広場側からの入館となります。




本館に入り、自由行動となり解散しました。
再集合は17時にカフェの前となっていました。
昼食を取っていませんでしたので、館内を廻る前に1階のカフェで腹ごしらえです。





1階の入口から南に来たところです。
通路から大使の階段へ続きます。




大使の階段(ヨルダン階段)です。
ロマノフ朝の時代、各国大使はこの階段を通って皇帝に謁見をしていました。
階段を上り、2階を廻りました。




1812年 祖国戦争の画廊です。
ナポレオン戦争に参加した300名の将軍の肖像画が壁に掲げて有ります。




パヴィリオンの間です。
ガラスケースの中に孔雀のからくり時計が入っています。




2階の売店で図録類を売るオバチャン。
彼女から日本語の図録を買いました。




ラファエロの回廊です。
エカテリーナ2世はラファエロとその弟子がバチカン宮殿回廊に描いたフレスコ画を気に入り、2人の画家にその複製を命じて、エルミタージュに飾るためにバチカンの回廊をそのまま模した回廊を造らせました。
目に留まった部分。
アダムとイブがエデンの園を追放される場面ではなかったか。
沢山の作品が有ります。
先を急ぎますので、じっくりと味わって鑑賞する事が出来ません。



大イタリア天窓の間です。
カナレットの「ヴェネチアにおけるフランス大使のレセプション」が有りました。




アントニア・サラテの肖像。
 ゴヤの作品です。
この作品も来日していまして、観た事の有る作品です。






「子供の頃のキリスト」。
ヘラルト・ファン・ホントホルスト 。
キリストの父、ヨセフは大工です。父親の大工仕事をする手元を蠟燭で照らすイエスを表現しています。ホントホルストはこの絵に限らず、蠟燭の光を上手く表現している画家です。
確か、この絵も来日していると思います。




ウィレム・ヘダの作品。
朝食です。





ムリーリョの犬と少年です。
少年が犬に向ける表情が何とも言えません。
ムリーリョの絵で、少年が陽だまりで蚤を取っているかの仕草をしている絵を観た事が有ります。ムリーリョは子供を描かせると素晴らしいものが有ります。





原題は「Flora」となっています。
日本語の題名では「フローラを装うサスキア」となっています。サスキアはレンブラントの妻です。
この絵。1982年11月に愛知県美術館に来ました。この時の展覧会はエルミタージュ展ではなく「レンブラント展」でした。レンブラントの絵を多く抱えていて、エルミタージュ展でなくレンブラント展として開催できる数を持っているからです。
もう、35年も前の事です。
この絵に再び会う事が出来ました。





ニコライ二世の図書室です。
中二階まで本が並んでいる、図書室と言うより図書館のような部屋です。





聖ゲオルギーの間(大玉座の間)です。




ブドゥアール、「皇后の私室」です。
皇帝夫人の私室で、華麗なロココ様式の装飾が施されています。
プドゥアールとは彼女たちの私室で、親しい人をもてなす部屋、あるいは寝室を兼ねたプライベートな空間をいいます。



黄金の客間  







1階です。
エジプトの彫刻などが展示して有ります。

エルミタージュを観て
かつて観た事が有る絵画に再び会う事が出来ました。その絵の横に絵画展の入場券を貼り付けました。今回、本館と新館で4枚の入場券と絵が合致しました。入場券に載せる絵は、その展覧会の代表的な絵です。そのように代表作でなくてもエルミタージュの絵画が何度も日本へ来て公開されています。
このような絵に再び会えた事を嬉しく思います。
エルミタージュ美術館を楽しむ事が出来ました。この美術館、絵も素晴らしいのですが、美しい部屋部屋。その美しさにも目を見張るものが有ると思いました。





(17:09)
美術館の外へ出てきました。






バスの窓から。
バスが血の上の救世主教会の見えるところを通ります。


芸術広場

芸術広場です。
皆さんは土産物屋で買物でした。
私はその場所に居たくなかったので付近をブラブラしました。



プーシキンの銅像が迎えてくれます。(誰の銅像なのか判りませんでしたが、調べてプーシキンだと判りました。)
土産物屋から外へ出てきてこの場所にきました。
誰の像か判らなかったのですが、プーシキン像と判って、何か得した気分です。




ロシア貴族の衣裳をまとった二人が居ます。
モデルとして一緒に映りモデル料を払うのです。
後方はロシア美術館です。





ロシア美術館を正面から。
血の上の救世主教会へ向かう時、ここでバスから降りました。
こうして、こちら側からロシア美術館を眺めれたのも良かったです。


レストランへ

(18:06)
夕食のタイムになり、ロシアンレストランに入ります。





「Masha and the Bear」です。入口の上の表示です。
奥の四角い看板。
店への入口にMasha and  Bearの看板が掲げて有ります。


マラヤ・サドヴァヤ通りに面した場所にあります。
コーヒーハウスとソビエトカフェの間に挟まれて、地下になっている店です。

「マーシャと熊」と言うレストランです。
この店の名。ロシアの民話に由来するようです。

夏の時期はカフェテラスを設置して、冬になる前には撤去するのだと思います。
googleの地図情報です。

https://www.google.co.jp/maps/place/Masha+and+the+Bear/@59.9356912,30.3352218,17z/data=!4m5!3m4!1s0x469631084a1fb71f:0xf38eca27378cebb8!8m2!3d59.9353541!4d30.3375783


googleの店舗情報です。
https://www.google.co.jp/maps/place/Masha+and+the+Bear/@59.9353171,30.3378914,3a,75y,90t/data=!3m8!1e2!3m6!1s-L66t6nYCwLQ%2FWUq3PSls6FI%2FAAAAAAAAAJo%2FPS_avQwOeiw-CLpWbS-eCrQ_ps6TSRPWQCLIBGAYYCw!2e4!3e12!6s%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2F-L66t6nYCwLQ%2FWUq3PSls6FI%2FAAAAAAAAAJo%2FPS_avQwOeiw-CLpWbS-eCrQ_ps6TSRPWQCLIBGAYYCw%2Fw152-h86-k-no%2F!7i3840!8i2160!4m5!3m4!1s0x469631084a1fb71f:0xf38eca27378cebb8!8m2!3d59.9353541!4d30.3375783



Masha and the Bearに入り、席に着きます。




夕食。
メインがビーフストロガノフでした。




レストランの外へ出てきました。
バスに戻ります。




バスに戻ります。
ガイドが先頭で案内してくれます。
この辺り、路上へせり出した店が有ります。
イタリア料理の店をもかけました。



バスの窓から。
バスに乗りホテルに戻ります。
バスと並走する観光船。
船が航行している水路。フォンタンカ川で、アジムトホテルの近くへ流れています。


ホテルに何時に着いたかは判らないです。
でも、今日も近くのスーパーに出かけました。そして、缶ビールを買ってきました。
部屋でMotaさんとビールを飲みました。
長い一日でした。でも、くたびれていません。



感想
橋の上の打上げ花火の筒を見つけ、ガイドに話しかけた事が「白夜祭」を知るキッカケとなりました。些細な事から祭りを見つけ出す事が出来ました。コレを知らなかったら、そのまま過ぎ去っていった事でしょう。
祭りの本物は観れませんでしたが、このことで「白夜祭」のYou Tuebを開けれました。
長い冬、そして春。短い夏。そして夏至の時期。太陽の恩恵に預かれる。
学校を卒業できた事の喜び。
そう言った若者の感情が高まるのでしょう。
「白夜祭」を知る事が出来たのが良かったです。
エルミタージュ美術館に入りました。その中で過去に日本へ来た絵に再び会う事が出来ました。会えて良かったです。それにエルミタージュ美術館。収蔵している絵画は素晴らしいものが有りますが、館の建物自体が素晴らしいと感動しました。

(第4日) (サンクトペテルブルグ編②)へ続くhttps://blog.goo.ne.jp/gifu2212/e/5858ccba2e842cf80da22dd7815ccac2

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