麻生氏は小泉氏とは別の意味で言葉の軽い政治家だと思う。またまたまた、この人の見識を疑う報道がされている。
郵政4分社化の見直し必要 首相「民営化賛成でなかった」
麻生太郎首相は5日午後の衆院予算委員会で、郵政民営化の見直し論議に関し、4分社化された経営形態を見直す必要があるとの認識を示した。同時に民営化を決めた小泉内閣で担当の総務相だったことから「内閣の一員として最終的に賛成したが、郵政民営化は賛成ではなかった」と明言した。首相発言は、民営化の枠組みに疑念を生じさせるとともに、政策の継続性の観点から問題視される可能性もある。
郵政民営化法は政府の郵政民営化委員会が民営化の進ちょく状況を3年ごとに点検、見直すと規定しており、今年3月に点検時期を迎える。自民党内にはサービス向上や経営状況改善のため、郵便事業会社と郵便局会社の一体化などを求める声があり、首相の念頭にもこうした意見があるとみられる。ただ一体化は法改正を伴う可能性があり、具体化には時間がかかりそうだ。
首相は予算委で「今、4つに分断した形が本当に効率としていいのかどうか、もう一回見直すべき時に来ているのではないか。十分に見直しておかしくない」と強調。その上で「民営化した以上、もうからないシステムは駄目だ。見直すというか改善するのが正しい」と指摘した。
また小泉構造改革路線に関連し、自らの今後の経済運営について「市場経済原理主義との決別(という)ならその通りだ」とも述べた。
2009/02/05 23:04 【共同通信】
郵政民営化の是非を巡って自民党を離党した人は多い。「どの面下げて」復党した連中も多いが、意志を貫いて厳しい立場に立たされている政治家も多くいる。麻生氏は「賛成ではなかった」のなら総務相を辞任し議決に際し反対をすればよかったのだ。 麻生氏は政治の責任について重いものとは考えていないのだろう。首相に器に堪えないとしか言いようがない。
ところで麻生氏は総務相としては三位一体改革の際の政策責任者でもあった。岐阜県をはじめ、多くの自治体が財源不足に悩み、その背景に三位一体改革があるとしている。自治体関係者は麻生氏にそのことの責任を迫り、責任をとって退陣を求めるべきであろう。また麻生政権誕生には、麻生氏を自民党総裁に押し上げた自民党地方組織の影響力があるが、彼らは自らの行動に矛盾を感じないのだろうか。彼らにとっても政治の責任という意識は存在するのだろうか。
郵政4分社化の見直し必要 首相「民営化賛成でなかった」
麻生太郎首相は5日午後の衆院予算委員会で、郵政民営化の見直し論議に関し、4分社化された経営形態を見直す必要があるとの認識を示した。同時に民営化を決めた小泉内閣で担当の総務相だったことから「内閣の一員として最終的に賛成したが、郵政民営化は賛成ではなかった」と明言した。首相発言は、民営化の枠組みに疑念を生じさせるとともに、政策の継続性の観点から問題視される可能性もある。
郵政民営化法は政府の郵政民営化委員会が民営化の進ちょく状況を3年ごとに点検、見直すと規定しており、今年3月に点検時期を迎える。自民党内にはサービス向上や経営状況改善のため、郵便事業会社と郵便局会社の一体化などを求める声があり、首相の念頭にもこうした意見があるとみられる。ただ一体化は法改正を伴う可能性があり、具体化には時間がかかりそうだ。
首相は予算委で「今、4つに分断した形が本当に効率としていいのかどうか、もう一回見直すべき時に来ているのではないか。十分に見直しておかしくない」と強調。その上で「民営化した以上、もうからないシステムは駄目だ。見直すというか改善するのが正しい」と指摘した。
また小泉構造改革路線に関連し、自らの今後の経済運営について「市場経済原理主義との決別(という)ならその通りだ」とも述べた。
2009/02/05 23:04 【共同通信】
郵政民営化の是非を巡って自民党を離党した人は多い。「どの面下げて」復党した連中も多いが、意志を貫いて厳しい立場に立たされている政治家も多くいる。麻生氏は「賛成ではなかった」のなら総務相を辞任し議決に際し反対をすればよかったのだ。 麻生氏は政治の責任について重いものとは考えていないのだろう。首相に器に堪えないとしか言いようがない。
ところで麻生氏は総務相としては三位一体改革の際の政策責任者でもあった。岐阜県をはじめ、多くの自治体が財源不足に悩み、その背景に三位一体改革があるとしている。自治体関係者は麻生氏にそのことの責任を迫り、責任をとって退陣を求めるべきであろう。また麻生政権誕生には、麻生氏を自民党総裁に押し上げた自民党地方組織の影響力があるが、彼らは自らの行動に矛盾を感じないのだろうか。彼らにとっても政治の責任という意識は存在するのだろうか。