佐々木まゆみのよりあいnet

日々の暮らしの気になるあれこれ

学校が変われば、地域が変わる。そして、社会が変わっていく。

2016-11-06 23:51:20 | まちのこと
烏丸丸太町のハートピア京都に足を運び
NPO法人 HAHATO.COの主催の上映会に行ってきました。
最近、映画を観ると、やたらと泣いてしまいます。
特にドキュメンタリー映画に弱い。
今日観た映画、「みんなの学校」でも、何度も泣かされました。

この映画は大阪市の公立小「大空小学校」の
1年間を追ったドキュメンタリー作品です。
開校して6年、「自分がされていやなことは人にしない」というたった一つの校則と、
「すべての子どもの学習権を保障する」という教育理念のもと、
障害のある子もない子もすべての子どもが、同じ教室で学んでいます。

全校児童の1割以上が支援を必要とする子であるにも関わらず、
不登校児はゼロ。他の小学校で、厄介者扱いされた子どもも、
この学校のなかで、自分の居場所を見つけ、成長します。
まわりの子どもたちも、そのような子どもたちとのかかわりを通して、
大きな成長を遂げていきます。

感動ポイント①
一人ひとりのありようを受け入れ、
一人ひとりの能力に応じたがんばりを
周りの子どもと先生たちが支えていく様子や
日々、変わっていく子どもたちの姿。

感動ポイント②
「大きな問題を抱える子はどこに行くの?
そんな子が安心して来られるのが地域の学校のはず」という
木村泰子校長の言葉を全教職員で共有し、
個々に異なる子供たちの課題に対応しながら
苦悩し、悩み、戸惑い、よろこぶ先生たちの姿

感動ポイント③
3年間学校へ行けなかった子どもが
当たり前のように学校へ行くようになり
「ちびたエンピツや真っ黒になった上履きがうれしい」
と話す保護者の言葉

「みんながつくる みんなの学校」を合言葉に
どんな子どもも同じ教室で共に学び、
育ちあう教育を具現化した木村校長は
2015年春に退職され、現在は全国各地の講演活動などで
多忙な日々を送られているとか。

「すべての子どもに居場所がある学校づくり」
そんな理想ともいえることをみごとに実現されているこんな学校がある。
それだけで、嬉しくなって泣けてきます。
観る機会があれば、ぜひ足を運んでみてください。

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