やあ、元気だったかい？もし暇でやる事が無かったらジュンク堂に行ってみるといいよ。
１階の入口のすぐそばにはタジマ君が佇んでいて何処に行っていいか解らず、他のお客さんの顔色を覗っているよ。近くの実用書コーナーではMARIOさんが料理本でレシピを物色しているよ、時々３階の音楽コーナーでも見かけるけどね。すぐ傍の軍事コーナーではヤギさんが目を輝かせ武器の本に夢中さ。文庫本コーナーではわくがわさん～が酒場放浪記を立ち読みし買おうかどうか迷っていて、手当たりしだい買いあさるシミズさんとは対照的さ。
３階のコミックコーナーと映画コーナーを行き来しているのはHACHI公さ、やつは時々思いつめたような顔をして溜息をついたりして。料理本コーナーにはイケさんが食材の秘密を探りに来ているし、HACHI公の同居人は仕事柄児童書コーナーにエリア限定で回遊する。
ペーチンさんは年甲斐もなく相変わらずエッチな本の虜で、同じ趣味の上地と仲良く半日をすごす。２人は幸せものさ。同じ人体でも整体の好きな里ちゃんは人肌ではなく筋肉と関節に夢中さ。
はくていさんとふるげん二角は仕事柄教育か学術コーナーに居るが、嫌々なのかすぐに居なくなってしまうね。トミーはビデオ情報をせっせと集める事に夢中で関連の無い本には見向きもしない。なまずさんは株の本が気になるようだね。ノーリは譜面を探しながら、ついつい別の本に目移りしてしまっているよ。まだまだ色んな人がうろついているけど皆、楽しみながらも、本の迷路に迷い込まないように必死さ。万が一迷い込んでしまったら少なくとも３日は出てこれないから要注意だよ。
不思議な事に夕方になると皆居なくなってしまう。日が沈むと本からお酒にシフトチェンジするんだね。こことあそことあちらこちらで本人生女男音楽政治好物、自由に語り合って一日が終る。
どうだい？ジュンク堂にいってみるといいよ。あなたの好きな本と好きな人が何本目かのコーナーの角を曲がったところで待っているから。