LOVE&DESIRE

沖縄で頑張る爺バンドのブログだったがいつの間にか爺の独り言(涙)。

首里でウガウガ

2010-07-03 10:58:56 | ブログ

真夏の夜、HACHI公その他男友達3人、首里城近くの店で酒を飲みつつバカ話。男だけの酒飲みは大抵、話が女がらみになるのが当たり前だが、そうなると、車を出して、ね~ちゃん拉致後、けけけなど、どうもきな臭いことになり、それはいくらなんでも人の道に外れ、いかんいかんという事で、ここは何か他に楽しいことを探そうという事で全員一致。

首里という土地がわしらを導いたのかもしれん。首里高校裏「ポケットマネー」近くで飲んでおったわしらのすぐ近くに、知る人ぞ知る「心霊スポット」有りマスとの川上(ホテルマン独身)の発言をきっかけに肝試しは楽しいぞ~、皆でGOーと全員一致。しばし飲みつつ、あ~だこ~だとそのスポットについての情報交換でしばしご歓談。

ちょつと休憩してHACHI公は首里高校のOBですが、琉球政府立首里高校に入学し沖縄県立首里高校を卒業という祖国復帰の最中世代です。知ってましたか新里マーク(30期)殿

心霊スポット「R」は古都首里に相応しい門構えの老舗で、店舗全面に日本庭園を配し、エントランスはガラス張りの美しい建築物で、何故心霊スポットなのか、全くそのような気配のない凛とした佇まい。

3人の酔っ払いと素面1名(運転手川上)はほぼ深夜の「R」前にてしばし立ちつくす。

「では皆さんご一緒に」「あ~あんた先にど~ぞ」「おめ~が先」など往生際が悪いやり取りの後、静かに静かに静かに、庭園を横切り、エントランスのガラスの横一列に張り付き、両手を水中メガネのように顔に当て店中を覗き込む。(防犯のため庭は薄明かりの照明でそのため店内見えにくい)

店内は小上がりのホールと奥に木造の階段、ガラスケースに商品と美しい和風インテリアに満ちている。しばらく覗き込んだが何の変化もなく、飽きたHACHI公、ふと左手の奥、日本庭園灯篭の傍に視線をやると、着物を着た女性後ろ向きで佇む。なんの恐怖も無く酔頭HACHI公、あ~着物の柄が綺麗だな~なにしてはるのかしらんとそばのペンギン(焼き鳥屋)に

「ね~向こうに人がいるよ~」声をかけるが、奴は同じ姿勢で口をパクパクさせるのみ、こちらを向こうともしません。う~う~唸るのみ。

異変に気が付いたのは素面の川上。固まるペンギンをガラスから引き離し「早く帰ろう」と全員を急きたてる。何が起こったかも解らぬまま、やっとの思いで脱出、しかし、「一刻も早く首里を離れなくてはならぬ、この場から逃げなくては」と喘ぎながらペンギンが懇願し、車で牧志まで移動。

車内でペンギン、ウガウガとゲロ吐きのように疼く(首里から安里までの間)

牧志のペンギンの店に戻り、落ち着いた奴が見たことを話し始める。

「中を覗いた途端、2階から怒りに満ちた老若男女鬼の形相でわしに突っ込み途端に動けなくなり数えきれない霊が川の流れのように(BY美空)押し寄せて来て何も出来んかった」

後日「R」を調べ真相が解った。「R」の2階には厨子瓶(骨壷)のコレクションがあり、その収集方法は買い取りなのだが、中には盗品を売買してたり決して合法的ではない、人の道に外れるケースも多々あったとの事。

静かに寝ておったのに勝手に知らぬ場所に引っ越しさせられ、おまけに見世物にされこの恨み末代まで忘れられようか!!!

それにしてもあの着物の女性何者?

あと 楽しいことはなんでもやりたい(BY陽水)

   やれば楽しいさ~(BY HACHI公)

御後が宜しいようで・・・・・