「最大震度7。死者15,900人、行方不明者2,523人。」という東日本大震災発生(2011年3月11日)から、今日で13年。今年1月の記事「29年間で6回」で記したが、東日本大震災以降、我が国で発生した「最大震度7以上の地震」は、今年1月1日に発生した能登半島地震で合計4回となる。単純計算で言えば、「3.25年に1回の割合で、最大深度7以上の地震が発生している。」訳だ。
13年という時の流れ、「もう、そんなにも経ったか。」という思いが在るけれど、“現在進行形の苦しみ”を抱えた被災者も少なく無い事だろう。「東日本大震災発生により、岩手と宮城、そして福島3県に約3万戸整備された災害公営住宅(復興住宅)では、入居者の高齢化率(65歳以上の割合)がコミュニティーの維持困難な「限界集落」の目安とされる50%に近付いている。岩手、福島では空き家が1割を超え、『孤独死』した人は3県で少なくとも553人に上る。」という読売新聞の記事(3月5日)を読んで、そう感じた。
孤独死した553人の中には、東日本大震災が発生していなくても孤独死していた人も存在するだろうが、でも、彼の大震災によって人生を大きく狂わされ、結果として孤独死に追い込まれた人は少なく無い筈だ。被災者の苦しみは、13年経っても続いている。