ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“気泡”の党

2017年09月28日 | 政治関連

小池百合子都知事が代表を務める希望の党」が昨日、結党の記者会見を行った。会見には小池都知事の他、自民党離党した若狭勝衆院議員民進党を離党した細野豪志環境相長島昭久副防衛相日本のこころを離党した中山恭子参院議員等、国会議員計14人が出席。来月に行われる予定の「第48回衆議院議員総選挙」では、希望の党が台風の目となる事だろう。

 

自民党からは福田峰之内閣府副大臣が離党し、希望の党への参加を表明した。知人が彼の選挙区に住んでおり、色々と話を聞いている(以前、“自民党内でインターネット関連のコンテンツを取り仕切っている人物”としてTV番組で取り上げられていたが、非常に横柄言動が印象的だった。)が、兎に角選挙に強く無い人物”として有名。選挙区では落選し捲り比例区で何とか“復活”している状況。「現状では自民党から出馬しても、比例区での復活すら無理。だったら、勢いの在る新党に移ってやれ。」というのが、希望の党に“乗り換える”理由なのは見え見え

 

そして、民進党から離党し、希望の党に乗り換える連中も続出。福田氏の様に「当選する可能性が高いから。」という理由“だけ”で移る連中に加え、民進党内で“居場所”の無くなった連中が群れを成して移っているという感じだ。

 

小池都知事もそうだが、細野元環境相等は希望の党結党に付いて、「自民党に代わって受け皿となる新。」と豪語している。又、若狭議員は新党に付いて、「旧民主党の様な寄せ集め集団にはしない。」といった事を主張していた。でも、彼等の主張は本当なのだろうか?

 

先月の記事「『“小池新党”は、“非自民”には非ず。』なのに」等、過去の記事で何度も指摘している事だけれど、女性初の首相になる事が最終目標の小池百合子都知事にとって、自民党は手を握る必要が絶対に在る存在で在り、思考的にも自民党と変わらない。」し、一方「一日も長く首相の座にしがみ付いていたい安倍首相にとっては、小池都知事との連携不可欠。」で、小池都知事の率いる政党は実質的に“自民党小池派”だと思っている。だから、来月の選挙が終わったら、自民党と希望の党が手を組むのは間違い無いだろう。

 

矢張り日本維新の会で居場所を無くした渡辺喜美参院議員は、党を離党して、希望の党への参加を望んでいるとか。元々は自民党出身で、“政界渡り鳥”となった彼は、“御友達”の安倍晋三首相を頼り、行く行くは自民党への復党目論んでいると言われている。平然と裏切りを出来る人間は、今後も平然と人を裏切れる。自民党と希望の党が手を組めば、遠からずに自民党に戻る事だろう。

 

「安倍政権がする事は、何でも賛成。」という日本維新の会。極右的な日本のこころも安倍政権べったりで有名だが、其の中心人物で在る中山参院議員を受け容れたというのも、希望の党が今後、自民党と歩調を合わせて行くという証左。「自民党に代わって受け皿となる新党。」と豪語していた連中は、選挙後に希望の党が自民党と組んだ時、一体どうする気なのか?何事も無かったかの様に、平然としている事だろう。

 

以前から、若狭衆院議員には胡散臭さをずっと感じている。尤もらしい事を主張し乍ら、“国民ファースト”では無く、“自分ファースト”な所が見え隠れしているからだ。「俺が俺が。」という彼にとって、先ず望むのは“希望の党の実質的トップの座”だ。細野元環境相や渡辺参院議員等、「俺が俺が。」という人物達が寄せ集まり、遠からずには“内部抗争”が始まる事だろう。加えて、「自民党に移りたい(又は戻りたい)。」という連中が少なく無いのだから、希望の党が“分裂”するのは目に見えている。

 

希望の党を“絶望の党”とは言わないけれど、一時的な人気だけで結党された、実態の無い政党。という感じはしている。遠からずに“バブル”は崩壊する。「希望の党」は、「“気泡”の党」となるのではないか。

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4 コメント

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Unknown (悠々遊)
2017-09-28 10:25:47
気泡の党とはうまいネーミングですね(苦笑)。
商標登録してはいかがですか(笑)。
いくら器を新しくしても、そこに入るのが古くて濁った酒では、早晩”酢”になるという寸法ですね。
体に良いお酢なら良いのですが、国民が顔をしかめる使えない酢では困りもの。
大同の理念を掲げて集ったはずの政治家が、小異のすり合わせもまともにできず、批判合戦の末袂を分かつとは、それでも政治家かとあざけりたくなる心境。
もともと理念などなく、議員になることを最終目的に、選挙に勝てる党へと移ろう輩に至っては、言語道断。
与党でも安倍一強に諫言することなく、黙り込んだり太鼓持ちをする連中は、もはや自民党議員ではなく安倍独裁党員でしかないでしょう。
与野党に限らず権力にすり寄る節操なき候補者は必ず落選させるべしと思っています。
残念ながら身近に理念を貫く骨太の候補がいないときは、消去法で絞り込むしかありませんが。
>悠々遊様 (giants-55)
2017-09-28 11:53:49
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

最早死語となってしまいましたが、嘗ては“井戸塀政治家”という用語が在りました。「国家の為、自らの財産を投入して奔走し、気付いてみれば自らの財産として残っているのは井戸と塀だけだった。」、そんな政治家を井戸塀政治家と呼んでいたそうですが、岸内閣で外務大臣を務めた藤山愛一郎氏(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%B1%B1%E6%84%9B%E4%B8%80%E9%83%8E)も、そんな1人だったと言われています。

そういうスタンスが良い悪いかは別にして、少なくとも国家の為に自らを犠牲にして奔走する政治家が、今は居なくなった気がします。政治家になる事、又は政治家で在り続ける事だけが“最終目的”で、実際に政治家となったら、私利私欲の充足だけに汲々としている。そんな政治家を生み出しているのは、我々国民なのですが・・・。

「民進党として独自の公認を出さず、希望する者は離党、乃至は党籍を民進党に置いた儘、希望の党から公認を貰っても良い。」という方針を、民進党の前原代表が決断したとか。現状の議員数で言えば、大家が店子に飲み込まれたという形になるのでしょう。こういう大技を考えられるのは、恐らく小沢一郎氏だと思われますが、大技と言えば大技だけれど、奇策と言えば大奇策。

「遣りたい放題している安倍首相を退陣させる。」という目的の為には、こういう奇策も在りと言えるのかもしれない。此れを否定してしまうのでは、政策が大きく異なる共産党等との連携自体も否定されるべき事だから。

でも、小池都知事のスタンスを考えると、一緒に組む事に大きな危うさを。政界全体で言えば、小池都知事が「寛容な保守勢力」だ何だと言った所で、保守勢力、其れも極めて排他的な保守勢力が拡大化し、リベラル勢力が“絶滅危惧種”に追い遣られてしまう。極右同様、極左にはシンパシーを感じ得ないけれど、真面なリベラルさえも絶滅危惧種になるというのは、多様性という意味でも決して良い事では無いから。

希望の党に過度な期待を懸け、持ち上げるのはどうかと思う。選挙後に内紛が勃発し、政界がカオス化するのは、国民にとって不幸な事だから。

政界のペテン師・小泉元首相がちょろちょろしているのも、個人的には胡散臭さを感じてしまう。「既得権益の排除。」を謳い乍ら、既得権益の最たる物と言える“政治家の世襲”を自ら何事も無かったかの様に行った御仁。此の人は結局、自民党でしか生きられない人間で在り、実際問題「息子が世話になっている自民党に、配慮している所も在る。」ので。
Unknown ()
2017-09-28 21:17:14
リベラルから生まれたという、新自由主義がその母体を捨てて、保守、ネオコンとの協調に向かうというのは、皮肉といいますか、それも一つの政治の面白さではないかと思います。リベラルの本家は、アメリカなわけですが、その基盤において、トランプがヒラリーに勝った事によって、保守化が進み、リベラルはアメリカを始めとして危機的状況にあるそうです。
国を強くする、富国強兵で結構だと思うのですが、国力とは軍隊だけではなくて、経済や文化、メディアのパワーもあるわけで、政治家には、愛国心と専門分野があれば良く、大政党は必要ないと思います。

小池新党については、自民党との兄妹政党となり、保守勢力の大合唱が始まる事は目に見えていますね。ですが、軍国化ではなくて、官僚や政治中立のメディアとの足並みを揃えて、穏健な保守の興隆を果たして欲しいです。安倍、小池、いずれが与党となるにしても、新自由主義政権が誕生するのは間違いないでしょう。小さな政府の進展と、国内での移住や経済圏の変動を凌いで、国政と地方政治を合同させる事でしょう。
つまり、中央集権を維持するには、小さな政府しかないのは、戦前から通じる事で、官僚を使う事によって、それと同質化したかつての古き族議員ではなく、対話が求められ、それは、新たな族議員と官僚との間にあるブラックボックスを外す事で、この選挙で想定される保守の一党優位制に対して、抵抗して直言を呈する事が出来るのは、官僚でしかないと思います。安倍首相が言う、「国難」だからこそ、外圧や世論の熱狂から離れつつ、執政の権もある官僚が強くなる事で、それにはフリーランスの政治家との協調が重要になるのは言うまでもありません。
>隆様 (giants-55)
2017-09-28 22:45:43
書き込み有難う御座いました。

安倍晋三首相と小池百合子都知事。此の2人は、似通った点が非常に多い気がしています。最たる共通点は“国民ファースト”では無く、“自分ファースト”で在る所。自己顕示欲というのは大なり小なり殆どが持っている物ですが、彼等の其れは異常に高い。「歴史に名を残したい。」という思いが前面に出過ぎていて、「其の為には、他者がどうなっても構わない。」という意識が垣間見られるので、どうにも好きになれません。

世界の潮流として“自国第一主義”というのが在るけれど、そういった潮流を煽り立てているのが“プロ右翼”。一時期、プロ市民なる用語が良く用いられましたが、左翼活動を私的に利用している連中には辟易とさせられているけれど、今は右翼活動を飯の種にしている様な連中が跋扈し、そういった連中に“盲目的に”乗ってしまっている人達が結構見受けられる。所謂“嫌韓本”を大量に刊行している某外国人タレントなんぞは、昔「日本国憲法を守るべき!」と主張していた筈なのに、今は「改憲しないのはおかしい!」と言い出している始末。是々非々で安倍政権を捉えるのならばシンパシーも感じ得様が、「安倍政権のする事は全て正しい!」というスタンスなのだから、「落ち目になった人気を、プロ右翼として取り戻したい。」という意識が見え見えで、正直笑ってしまいます。

「幾ら綺麗事を並べ立てた所で、選挙で勝てないのでは、犬の遠吠えにしか過ぎない。」というのは確か。でも、だからと言って、今が人気の希望の党に擦り寄る民進党というのも情け無い。希望の党に実態を感じ得無いので、余計にそういう思いが募ります。

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