ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「目には目を、歯には歯を」という選択

2004年10月31日 | 時事ネタ関連
タス通信が伝えた所によると、ロシアのウスチノフ検事総長が「テロ事件発生時には、テロリストの肉親を拘束する事で、人々の生命を救う事が出来る。」と延べ、テロ事件解決の為ならば強硬措置で臨む姿勢を示した。又、この発言に対して、下院のぐりグリズノフ議長も「肉親拘束の為の修正法案が提案されれば、下院で審議する。」と前向きな姿勢を示した。

ハムラビ法典の「目には目を、歯には歯を」を思わせる話だが、冷酷無比なテロ行為の続発を考えた場合、この様な措置を採らざるを得ないのも判らないではない。唯、この事で、個人の意見や人権が著しく制限されていた”暗黒の時代”への逆戻りに、拍車がかからなければ良いのだが・・・。
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3 コメント

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どうなんでしょうか (やまさわかつまさ)
2004-10-31 09:57:49
確かにハムラビ法典を彷彿とさせますね。

ですが果たして効果があるのでしょうか…。



テロリストどもは有る意味「殉教者」を気取っています。

すでに死人と化しているような人間に向かって

肉親を拘束して脅したところで効き目があるのかな。と少し思います。



おっしゃるようにこの考えがエスカレートして

「暗黒の時代」に逆戻りしてしまう危険性は私も全く持って同感です。
正義はどこに? (ふうてんの猫)
2004-10-31 12:21:43
もともと共産主義国や社会主義国に正義などないとは思いますが、ここまで露骨とは、常任理事国の席を日本に明け渡した方が世界の平和のためだと思います。



テロリストの側から見ても

「我々と戦っている国の国民を拉致、殺戮することは正義だ」と思っており、テロリスト側にこそハムラビ法典の精神があるように思います。



だいたい、お前の息子は犯罪者だから、お前は死ね

ってむちゃくちゃだと思うのですが。

もはや法治国家じゃないですな。ロシアは
効果は期待できないような… (まなりん)
2004-11-02 00:04:08
 いつもコメント&TBありがとうございます。



 テロリストというのは、自分たちの正義・信念・理想などの「価値観」というものに

基づいて活動していて、それが絶対であると信じていますからね。

 

 ですから、例え肉親を人質にとられようとも、それにより

事件が解決する、とはあまり考えられないですね。

むしろ、より一層「敵」だとみなした、激しいテロ活動を呼ぶ

危険性もあるように思います。だからといって、簡単に屈することが

いいとも思えないですし、難しいですよね。



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