ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

外交は“自国の利益”を求める場で在り、“個人の利益”を求める場では無い

2018年09月13日 | 政治関連

過去に何度か書いているけれど、「小泉進次郎議員が、次の首相に最も相応しい。」等と、彼を高く評価している人達の考えが全く理解出来ないのは、彼が「大衆受けする事は言うけれど、“言うだけ番長”で何も出来ていない(「原発政策を推進して来た自民党として、原発事故を踏まえた検証を党として行わなければならない。」と主張するも、何も行わなかった等。)し、何よりも自分達の身を切る事(議員定数削減やら政治団体を介する事で相続税脱税が出来てしまう事の禁止等。)は一切言わない。」からだ。“表面的な部分(見た目や発言)”だけを見て、“本質(実際に何を行ったか?)”を全く見ていない(見様とはしていない)人達が、彼を盲目的に応援している様な気がする。

 

外交安倍”という点から、安倍晋三首相を高く評価している人達も同様。歴代首相と比べると、安倍首相が海外に足を運ぶ頻度は高いが、大事なのは其の中身。「外交とは、自の利益を求める場。(勿論、自国の利益“だけ”を求めてはならず、相手国や世界の利益をも考えなければならない。)」で在るのに、安倍首相の姿勢を見ていると「金を散蒔いて、相手の御機嫌取りをしているだけ。」で在り、“具体的な成果”が殆ど見られない事が、自分が“外交の安倍”というのに疑問を感じる点だ。もっと言ってしまえば、海外に矢鱈と行く事で、如何にも『仕事をしてまっせ!』という雰囲気を作り出し、支持率アップに繋げられるし、頻発する疑惑への追及を“冷ます”のが目的。という気すらしている。

 

ドナルド・トランプ大統領との親しさを矢鱈とアピールしている安倍首相だが、トランプ大統領の思いのに金を毟り取られているだけで、日本の利益を生み出せているとは思えない。「“大統領の御友達”という幻想を与える事で、安倍首相を良い金蔓にしている。」というのがトランプ大統領。

 

ウラジミール・プーチン大統領との親しさも、安倍首相は矢鱈アピールしている。「親しい間柄だから、ロシアとの北方領土問題は解決出来る。」というのが売りだった。“日本としての北方領土問題の解決”とは「日本の領土で在る北方四島をロシアから返還して貰う。」事で在り、其れが成った後に「ロシアとの平和条約締結する。」というのが、日本政府一貫した立場。安倍政権としても其のスタンスを守り、プーチン政権と交渉を続けて来ただが・・・。

 

昨日、東方経済フォーラム臨んだプーチン大統領は安倍首相に対し、一切前提条件無しで、年内に平和条約を締結し様。と提案した。「(平和条約締結後)友人として、全ての係争中の問題を解決し様。」とも。「北方領土問題を棚上げにし、平和条約締結を最優先とする。」という事だ。

 

「全ての係争中の問題の中には、北方領土問題も含まれている筈。『平和条約締結後に、全ての係争中の問題を解決し様。』とプーチン大統領は言っているのだから、取り敢えずは平和条約締結をし、其れから北方四島を返還して貰えば良いではないか。」と考える方も居られ様が、3つの理由から「甘い。」と言わざるをない。

 

第1の理由として、ロシアは、信用出来ない国。で在る事。「太平洋戦争時、日ソ中立条約を締結しておき乍ら広島市に原爆が投下(1945年8月6日)され日本の敗戦が濃厚になると、『今から日本に宣戦布告すれば、漁夫の利が得られる。』と考え、一方的に日ソ中立条約を破棄し、1945年8月8日、日本軍に攻撃開始した。」や「敗戦後に武装解除投降した日本軍捕虜を、ソ連シベリアに送り、長期間奴隷強制労働させた上、約5万5千人も死亡させたシベリア抑留』は、『武装解除した日本兵の家庭への復帰を保証したポツダム宣言に違反し、又、国際法にも違反する。」等、ソ連時代からの歴史鑑みると、ロシアが如何に信用出来ない国かが判ろう。仲良くする事は大事だけれど、信用するかどうかは別の話だ。

 

第2の理由として、ロシア帝国復活を目指し、領土拡大に邁進しているプーチン大統領が、どういう理由で在れ、領土返還に応じるとは考えられない。という事。「経済立て直しのには、多額の金が必要。日ロ平和条約を締結すれば、経済援助等の名目で多額の金が日本から引き出せる。締結さえしてしまえば、後は何とでも誤魔化せる。」というのが、プーチン大統領の本音だろう。

 

そして第3の理由だが、此れが一番重要と言っても良い。平和条約締結により、国際法上では係争中の国境が“公式に”画定されてしまう。という事。ロシアが北方四島を不法占拠し続けている現状を、日本が公式に承認する事でも在る。平和条約締結後、ロシア側が「公式に我が国の領土となった北方四島を、友人で在る日本に返還する。」とすれば話は別だろうが、彼の国がそんな御人好しとはとても思えない。

 

「改憲や最長期政権達成等で自身の名を歴史に刻む事で、馬鹿にして来た連中を見返したい。」という怨念を活力としている安倍首相にとって、“日ロ平和条約を成し遂げた首相”という“勲章”は是が非でも欲しいだろうし、其の事で支持率アップ&長期政権を達成出来るなら、プーチン大統領の申し出は蠱惑的に違い無い。

 

外交は“自国の利益”を求める場で在り、“個人の利益”を求める場では無い。という当たり前の事を、何れだけの国民が真に理解しているだろうか?

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