ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

器の違い

2010年07月01日 | スポーツ関連
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三浦知良選手、日本代表に『敬意表したい。』」(6月30日、日テレNEWS24

キングカズことJリーグ横浜FC・三浦知良選手(43歳)が30日、「2010 FIFAワールドカップ 南アフリカ」の決勝トーナメント1回戦でPK戦の末、パラグアイに敗れた岡田ジャパン称えた。

三浦選手は、激闘を終えた日本代表に対し、日本のサッカーという物を世界にアピールして貰ったと思う。グラウンドで戦っている人達に敬意を表したい。とメッセージを送った。

ベスト8以上の夢は14年以降に持ち越しとなったが、次の開催場所は、嘗て三浦選手がプレーしていたブラジルと在って、思い入れも一入の様で、「ブラジルでやるワールドカップは、僕の故郷でも在りますから、そのに一日一日、毎日走ってプレーし続けたい。」と話した。
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過去に何度か書いている様に自分はサッカーに興味が無く、必死で日本代表チームを応援していた方々には申し訳無いけれど、今大会の試合は全く見ていない。ニュース番組でダイジェスト版をチラッと見た程度なので、日本代表チームに対して「ああだこうだ。」と寸評する資格は無いと思っているが、これだけは言わして貰いたい。世界のが顔を揃えた中で、ベスト16に入っただけでも凄い事。本当に御疲れ様。と。

冒頭に記した三浦選手のコメントに、自分はジーンと来てしまった。我が国に於けるサッカーの認知度を大いに高めた大功労者の一人が彼なのは、恐らく多くが認める所だろう。W杯への強い思いを持ち乍ら、本大会への出場を果たせないままに年を重ねて来た彼。岡田監督との確執も在ったろうし、W杯本大会に出場出来なかった悔しさも当然在ったとは思うけれど、「日本のサッカーという物を世界にアピールして貰ったと思う。グラウンドで戦っている人達に敬意を表したい。」とコメントしたのは立派だと思う。(「『グラウンドで戦っている人達』という言い方には、『岡田監督は含んでいないんだよ。』という意味合いが在るのでは?」といった意地悪い見方も在るだろうけれど。

その一方、候補者の応援演説で日本代表の話を持ち出し、国歌&国旗に付いて一席ぶった元首相。以前から何度も書いているけれど、どういう主義&主張を持とうがそれは個人の自由だけれど、何でもかんでも無理無理に国歌&国旗の話に結び付けるという所に、この人の空気の読めなさ加減との小ささをどうしても感じてしまう。(極右極左称される人の中には、「自分とほんの少しでも異なる主義&主張の持ち主は、全て『売国奴』や『反日』しか存在し得ない。」という実に視野の狭い人が少なからず居る多様性を全く認めず、自身の主義&主張こそが絶対と考える人には怖さを感じてしまう。)何故サッカーの話題を、無理無理に政争として利用するのか?スポーツを純粋に愛する多くの人達の様に、「日本代表チームは良く頑張っているなあ。」で済ませられないのか?国歌&国旗を“好もうが好まなかろうが”、無理無理に政争の具にするには共感覚えない。

三浦選手の器の大きさを、自分も見習いたいと思う。

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