ば○こう○ちの納得いかないコーナー

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2050年には、世界で1千万人が死亡!?

2024年02月09日 | 其の他

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「『先ず抗菌薬を。
』は止めて 耐性菌蔓延の原因に」(2月7日付け東京新聞[夕刊])

薬が効き難い薬剤耐性菌の蔓延への対策を講じないと、2050年には世界で1千万人が死亡するとされる。其の原因に挙げられる抗菌薬(抗生物質)の乱用誤用実態が、製薬会社ファイザーによる調査でも明らかになった。

抗菌薬の処方は、14歳以下小児が他の年代より多い。此の社は2023年7月、中学生以下の子を持つ保護者1,236人に、「抗菌薬への認識と子供が風邪を引いた際の使用実態」をインターネットで聞いた。

抗菌薬が抑えるのは細菌だけで、風邪のウイルスには効かないが、保護者の51.1%は「ウイルスに効果が在る。」と答えた。更に「熱を下げる。」が36.1%、「鼻水や等の風邪の症状を抑える。」が54.3%と誤解も目立つ。子供の風邪で、医師に抗菌薬処方を求めた人は32%。理由は「以前も処方された。」61%と、「早く治したい。」45%が多かった。

抗菌薬の中途半端服用は耐性菌を生むが、32%が「指示日数より前に服用を止めた事が在る。」とした。理由は「症状が無くなった。」が87%と圧倒的だが、「長く飲むと耐性菌が出る。」との完全な誤解も6%在った。残った薬は保管し、次の機会に使うという人も。

近年、新たに開発される抗菌薬は減っている。川崎医大尾内一信名誉教授小児科学)は「抗菌薬が将来も使える様、風邪に抗菌薬は効かない事を理解した上で、『処方されたら、医師の指示通り服用する。』、『人の抗菌薬を飲まない。』と心掛けて。」と訴えている。
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「薬が効き難い薬剤耐性菌の蔓延への対策を講じないと、2050年には世界で1千万人が死亡するされている。其の原因に挙げられているのは、抗菌薬(抗生物質)の乱用や誤用。」というのは、非常にショッキングな事実だろう。

「抗菌薬の乱用が、耐性菌蔓延の原因になっている。」というのは以前読んだ事が在ったけれど、今回の元記事で初めて知ったのは「抗菌薬の中途半端な服用は耐性菌を生む。」という事実。薬は出来る限り服用しない様にしている自分だが、医師から抗菌薬の服用を強く求められた場合には、仕方無く服用している。でも、「症状が無くなった。」と感じた場合、「出来る限り薬は服用したくない。」という思いから、医師の指示日数を無視して、早めに服用を止めていたので。


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