ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

仁志選手の発言に失望

2007年03月17日 | スポーツ関連
ライオンズから総額1,025万7,800円を受け取っていた早稲田大学3年のA選手(21歳)が「自分は現金供与されている事を全く知らなかった。」という発言をしていた事に対し、「全く知らなかったなんて、どう考えても在り得ないだろう。」という思いを持っていた。それ故に一昨日A選手が、「本当は高校の時から、現金供与の事実を知っていた。」と会見を開いて謝罪した事に「やっぱりなあ。」と。彼曰く、「今回の問題が発覚した際、ライオンズ側から『何が在っても御金の事は何も知らなかったと言ってくれ。うちが君を守るから。』と言われ指示に従った。しかし自責の念がずっと在り、嘘を付き続けている事に耐えられなくなった為、今回全てを話す事にした。」との事。又、高三の夏にライオンズの2軍球場で”入団テスト”を受けていた過去も明らかに。これ等が日本学生野球憲章に違反する事から、A選手は同日中に退部処分となった。

一連の事態を踏まえ、早稲田大学OBのプロ野球選手数人がコメントを出していた。

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小宮山悟投手(マリーンズ
「(早稲田大学が)道具に使われたと関係者も思っているのでは。その選手も素晴らしいと聞いているし、返す返す残念。(早稲田大学も)早稲田という名前に胡坐をかいていたのも事実。大学側も相当重い処分をすると聞いているし、しっかりとした所に繋げて貰いたい。ファンに『やっぱりな。』と思われると、(球界の信用を)回復するのにはとんでもないエネルギーが要る。」

宮本賢投手(ファイターズ
「(退部処分に)そうなんですか?どの様な話かは判らないが、やりたい野球が出来なくなるのは可哀想。斎藤(佑)とかで早稲田が賑やかになっていたので残念だし、後輩達も可哀想だと思う。」

青木宣親選手(スワローズ
「母校でこういった事が起こった事は残念です。退部なんですか・・・。野球出来なくなるのは厳しいですね。」

田中浩康選手(スワローズ)
「(退部処分は)しょうがないというか、難しい問題。」

仁志敏久選手(ベイスターズ
(金銭を)渡す者が居なければ、貰う者も居ないのだから、圧倒的に渡した方が悪い。
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どういう理由が在るにせよライオンズが嘘を付かせたので在れば、ライオンズの姿勢は厳しく糾弾されて然る可きだと思う。しかし、だからと言って「A選手及びA選手の関係者は被害者。」という見方にはどうしても同意出来ない。極めて中立的な立場での発言という意味で小宮山選手の発言には非常に共感出来るものの、他の選手の発言には何処か「A選手&A選手関係者=被害者」という思いが見え隠れしている様に感じる。誰だって御金は欲しいし、鼻面に”魅力的な人参”がぶら下がっていたらついつい飛び付いてしまいたくなる気持ちは判らないでもない。でも一般人の自分ですら、”裏金”の存在及びそれが許されないもので在る事を理解している訳で、況んや野球にずっと携わって来たA選手&A選手の関係者がそれを知らない筈が無い。喉元に刃物を突き付けられた上で、「この裏金を受け取らなければ殺す!」とでもライオンズのスカウトに言われたならば未だしも、少なくとも自分の意思で受領した”裏金”なのだから、その罰をA選手が背負うのは当然の事。「ライオンズ側から口止めをされたので、本当の事が言えなかった。」とA選手は語っていたが、これだけマスメディアの”網”が張り巡らされ且つインターネットが普及した時代に在っては、嘘を付いた所で直ぐに事実が露見し、余計に”罪”が重くなるのはまともな人間ならば理解している事で、その点でも浅はか極まりないだろう。A選手に対して気の毒という思いがゼロな訳では無いが、退部処分も含めて自業自得という気がしている。

今回紹介したコメントの中で、自分が非常に失望したのは仁志選手のものだった。当ブログをしばしば覗いて下さっている方ならば御存知の様に、自分は仁志選手の大ファン。だからこそ「(金銭を)渡す者が居なければ、貰う者も居ないのだから、圧倒的に渡した方が悪い。」 という発言は、責任の所在を捻じ曲げている様で哀しかった。この論理が成立してしまうのならば極論になってしまうかもしれないが、車が無ければ交通事故死は起こり得ないのだから、車を製造した人間は圧倒的に悪い。とかナイフが無ければナイフでの殺人は起こり得ない訳で、ナイフを製造した人間は圧倒的に悪い。教師の教え方が悪かったから成績が上がらなかった。それで希望する大学に進めずに、自分はグレてしまった。だから、そんな自分にしてしまった教師が圧倒的に悪い。なんていう”屁理屈”が真理となってしまうのではないだろうか?

3年前に起こった”合併騒動”の頃より何度も書いている事だが、「一方的に権利ばかりを主張し、義務を負おうとはしないプロ野球選手、常に被害者意識を持ち続けている様なプロ野球選手」が少なからず居る様に感じ続けている。仁志選手の今回の発言にも、そういったものが根底に在る様な気がする。

A選手が今後為す可き事は”裏金”をライオンズに全額返済(一括返済は無理だろうから、地道に分割返済の形にしてでも。)し、真摯に自身の甘さを反省する事。「バレなければ何をやっても構わない。」、「例えバレたとしても開き直ったり、頭を下げさえすればそれで終わり。」という風潮が余りにも強い昨今だからこそ、どういう形で在れ悪事に加担した者は然る可き厳罰を受けるのは当然だと思う。例えそれが”見せしめ”と言われ様が、自ら蒔いた種で育った”邪悪なモノ”は、自らの手で刈り取るしかないのだ。

そしてそれ等を経た上で、一人前の社会人として頑張って貰いたい。又、その実力を有しているならば、彼がプロ選手になる道が閉ざされない事も願っている。
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9 コメント

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清水選手は被害者なのか (田中駿一)
2007-03-17 19:30:15
早稲田 清水選手は被害者なのか。こんな人間が永久追放されなければ、真剣に野球に取り組み野球を愛している子供達大人達は、どういう気がするだろう。

1.高校時代、西武と裏金契約していること自体、明らかなルール違反であることは、本人も親もわかっている。この時点でスポーツ選手から永久追放されるべき。
2.一場選手の問題が発覚しても、自分の事は隠していた。
3.西武から入団の裏約束を破棄する(選手が使えなくなったから破棄するのではなく西武はこういうことはもうしないと決めたから破棄した)代わりに、その分の金を渡すと言われたときも、本来なら金を受け取らずにこの事を学校に報告すべきなのに、
金だけ受け取って黙っていた。
4.西武から公表すると言われたとき、自分からはっきり公表するべきなのに、名前を隠すこと、本人は知らなかったことにする事を受け入れた。
5.西武が公表後、父親は本人はまったく知らないと嘘をついていた。本人も嘘を突き通していた。
6.早稲田の学内調査で追及され、隠せなくなり本人が裏金契約をしたことを白状したが、これは、追及されて白状したことで、本人が自主的に言ったのではない。
つまり、自らが自首してきたのではなく、取調べにあい白状したもの。自分からすすんで白状したのなら、早稲田の学内調査の前に白状しているはず。
7.こういう経緯があるにもかかわらず、公開の場で、自分からすすんで白状したように嘘をつき、すべては西武に言われてやったことで自分は被害者ですと、嘘を平然と言っている。
8.普通の人間なら、こういうことがあると、自ら西武にも頭を下げて、金を返すべきなのに、金はもらったままで平然としている。

この二人だけじゃないよね。 (toshi16)
2007-03-17 20:19:48
田中駿一さんの意見、ほとんど僕の意見といっしょです。
なんで、記事にもあった仁志選手らの清水選手擁護の意見について、コメントします。
裏金、一場を含めて三人だけとは誰も思っていませんよね。
すでに入団した選手のなかに、裏金をもらっていた選手はたくさんいると思うんですね。
あまり、彼等の擁護した意見を言うと、この選手も実は・・・って思っちゃいますね。
因みに、仁志選手は、希望枠です。
Unknown (のびぃ太)
2007-03-17 21:40:13
野球界は金を貰った、貰わないのとくだらないルールを作って、未だプロとアマが喧嘩をしているのか。
プロ野球チームは資金を拠出して才能のある青少年に育成資金をくれるぐらいの度量を示せ!
そのうちにメジャーに呑みこまれてしまうぞ。
Unknown (miyashiro)
2007-03-18 00:13:46
いつも楽しく拝見しています。

今回の件、みなさん手厳しいご意見のようですね。私は、仁志選手の発言も理解できるところgあります(今回の当事者が被害者ヅラしている点は、違和感と憤りは感じていますが)。

今回の件は、「立場」という尺度が必要なのではないかと思います。というのも、野球にそれなりの才能があれば、プロでやりたい、大金を稼ぎたいと思うのは当然ですから、栄養費というよりも「西武に入団してプロになれる」というニンジンが、彼の弱い心に付け入ったのかと。栄養費は、あくまで西武側の保証というか保険であって、本質はプロデビューの確約にあったのではないかと愚考します。

そういう意味では、西武が「プロデビュー」の確約というニンジンさえぶら下げなければ、今回の件は起こらなかったと思いますし、プロ球団西武と、選ばれる側のA選手では「立場」があまりにも違いすぎ、西武主導であったことは想像できます。個人的には、西武がアマとの協定を破ったことが圧倒的に悪い(仁志風に言えば)と思います。但し、A選手は当事者であって被害者ではありませんけどね。
>田中駿一様 (giants-55)
2007-03-18 00:32:47
書き込み有難うございました。

田中様が列挙されている事柄、全くその通りだと思います。特に6番及び7番の項目、恐らくそれが実際の所だとは思います。少なくとも”一場事件”が発覚して以降は、自分が手にしていた琴線がどういうった代物なのか判らない筈も無く、その悪質さを充分に自覚していたからこそ、何とか”嵐”を通り過ごそうという思いから”嘘”を付いたのでしょうね。

自分も真面目&愚直にルールを守って頑張っている者が馬鹿を見て、ルール違反をした者が良い目に遭っている世の中というのには辟易としております。ですから、今回の2選手が糾弾される事自体は自業自得以外の何物でも無いと思っております。

しかし我が身を振り返った時、彼等の年頃で其処迄立派だったかと問われると正直答えに窮します。厚顔無恥にして悪い事を為してもすっ呆け、時には逆切れ&恫喝し返す様な輩はそれなりの罰を受ける可きとは思いながらも、「今回の2選手を野球の世界から追放」という話になってしまうと、心の何処かで「其処迄してしまうのも一寸・・・。」という思いが湧いてしまうんです。「甘い。」と言われてしまえば、それ迄なのですが・・・。

この2選手の場合、”一場事件”の発覚を跨いで金銭を供与されていますよね。これが一場事件の発覚以降から貰い始めたというので在れば、最早救済の手を差し伸べる気にもならないのですが、それ以前からという面で球界追放は免じてやりたいと思ってしまうんです。勿論、一場事件発覚以前にもこの様な金銭供与が”裏金”というのは暗黙の了解事項だったのでしょうが、「有望選手は、そういった金銭を貰っているもの。」という思いが少なからずの選手達(及びその取り巻き)に在った時代だったのではないか。そう考えると彼等を球界追放処分迄してしまうのは、彼等をスケープゴートにするだけで終わってしまうのではなかろうかと感じるのです。

ですので今回の問題発覚を機会に、「今後はこういった金銭供与が発覚した場合は、与えた側の球団にはチーム運営から一切手を引かせ、貰った側の選手及びその取り巻きは球界から永久追放。」といった厳罰を明文化するのはどうかと。厳罰が明文化されて以降の発覚ならば、自分も球界追放等の処分は完全に賛意を示す所です。

今後とも何卒宜しく御願い致します。
仁志のこと (破壊王子)
2007-03-18 01:05:40
彼は人格者ではない。寧ろ非常に問題があるといっていい男です。

ある雑誌で読んだんですが、彼はプロはもちろん東京6大学の大先輩である佐々木信也氏に対し、非常に失礼な態度をとったことがあります。それ以来自分の中では
高橋由>>>>>>>>>仁志です。

ですので、今回のエントリーを読んでも礼を失する奴の言葉らしいと納得した次第です。


仁志選手 (凪)
2007-03-18 22:54:38
はじめまして、王監督ファンでホークスファンのなぎと申します。 

仁志選手ですが、2004年のシーズンに、中居正広さん司会で野球界の問題点を取り上げる番組に出て、「僕は一切もらってません、オリンピック絡みで指名凍結選手だったので」と断言されてました。

たぶん本人はほんとにもらっておられないのでしょう。しかし、だからってこんなにしたり顔することないよな、と思ったのを思い出しました…。

自分は安全地帯にいるから強いことが言える感じが鼻につきました。原監督が仁志選手を使いこなせなかったのも、一部マスコミで言われたような原監督の狭量ばかりが原因とは思えません。
>凪様 (giants-55)
2007-03-19 02:05:44
初めまして。書き込み有難うございます。

凪様は王監督ファンなのですね。自分も此処で何度か書かせて貰っているのですが、現役時代からの王さんの大ファンです。王さんが志半ばでジャイアンツを解任された時は、本気でジャイアンツ・ファンを辞め様かと思った程。結局は”惚れた弱み”でジャイアンツとは決別出来ないままに今に到っていますが(苦笑)。

ですから王さんがホークスの監督を引き受けられて以降は、パ・リーグでは同チームを応援させて貰っています。今季こそは”過去3年間の悔しさ”を、何とか晴らして貰いたいものです。

仁志選手は良くも悪くも”癖の強い”選手だと思います。上で破壊王子様も触れられています様に、非礼とも思える言動でのトラブルもまま在る様ですしね。(早稲田時代には確か、監督の采配に反旗を翻して問題になったという話も在った様な。)その意味では、指揮官として非常に扱い難い選手だとは思いますし、原監督のキャパシティーばかりを責めてしまうのも酷なのかもしれません。

唯、そういった面を踏まえても、仁志敏久という選手が自分は好きなんです。古くはカネやんや江夏投手等、困った事に癖が強い人間を結構好きになってしまうんですよ。でも星野仙一氏だけは例外ですが。

今後とも何卒宜しく御願い致します。
複雑です (自選孝)
2007-03-19 23:12:11
仁志選手への苦言は、同選手を好きな私としては心苦しいですね。勿論、giants-55さんのように好きだからこそファンとして異を唱える事も必要ですが。
ただgiants-55さんが紹介された仁志選手の発言、額面通りに受け取れば、確かに同調しかねるものではありますね。

東京ガスの投手にせよ、早稲田の選手にせよ、結局そういう「不適切な金銭」を受け取る意志があったから受け取ったのでしょうし。
3月17日のスポニチの記事にあった早稲田の選手を擁護する萩本欽一さんの発言もそうですけど、こういう時選手を被害者扱いするのはかなり抵抗があります。

まあ今回の仁志選手の発言への批判は仕方ないとしても、仁志選手の負の部分ばかりが今回の件でクローズアップされてしまうのは残念ですね。
知り合いでもない一ファンの立場でしか言えませんが、巨人時代、西岡コーチと亀井選手が一触即発になりそうになった所を間に入って諫めた昨年の仁志選手の様子を確認した事のある私としては、直言するだけが同選手の個性だけではないと思うのですが。

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