ガンツ先生も０点評価を下すに違いない

一昨日は辛辣な記事を書いたものの、愛するジャイアンツのチーム状況が気になって気になって仕方無く、昨日は東京ドームに「ジャイアンツv.s.スワローズ」戦を急遽観に行く事とした。取り敢えず開場と同時に球場入りしてジャイアンツの練習風景を見守ったのだが、「選手達に手取り足取り打撃指導する内田順三打撃コーチの姿。」と「韓国から来られたと思われる若者数人が、この日が誕生日だった李承選手に向かって『ハッピー・バース・デイ』の歌を歌い、それに対して李選手が会釈していた姿。」が印象に残った。

１６時から球場前の広場で「阿部慎之助選手のトーク・ショー」が開催されるという情報を得た為、練習の途中で球場を一旦抜け出して広場に向かう。客席（階段席）は既に一杯だったのでステージ脇での立ち見となったが、至近距離で阿部選手のがたいの良さを確認。やはりプロ野球選手は尻がでかい！「今日は隠し球にやられない様、球から絶対に目を離しませんから。」という彼の言葉には、観客の間からドッと笑いが起こる。笑いのツボを心得ている彼だけの事は在る。又、阿部選手の名前を記した御手製の応援グッズ持参の観客が多く居た中で、「あの彼女が持っているタオルが、此処に入ってからずっと気になってたんですよ。」と真ん中辺りの席に座っている女性を指差した阿部選手。彼女の持つタオルには「頑張れ！阿部慎之介選手！」という文字が。「あの～僕の名前は慎之介じゃなくて、慎之”助”なんですけど。」と笑顔で話す彼に、観客は又しても大爆笑。かなりの観客が居る中、登場して直ぐに間違いを見付けてしまう洞察力は、やはり捕手というポジションならではの事なのだろうか。流石だ。

１５分程でトーク・ショーは終了し、それから再び球場内に入る。この所のジャイアンツの情けない闘いぶりから、客足が相当鈍いのではないかと思っていたのだが、豈図らんや場内には大勢の人が押し掛けていた。ジャイアンツはジェレミー・パウエル投手、スワローズはセス・グライシンガー投手という先発で試合は開始。

本来は試合の様子を細かく記す所だが、そんな気力が湧かない程、試合はジャイアンツの情けなさばかりが目立ったまま敗戦を迎えた。８回３分の１を投げて３失点したパウエル投手だが、７回迄１失点で凌い来たのは立派。彼を責めるのは酷と言うもので、責められる可きはチーム全体で４安打という貧打ぶりを曝け出したジャイアンツ打線だろう。グライシンガー投手の出来が悪くなかったとはいえ、それにして余りにも打てないし、工夫が感じられないジャイアンツの打撃陣にはガッカリ。又、この日が初登板だったウィルフィン・オビスポ投手にもかなり期待をしていたのだが、盗塁を容易く許してしまう投球フォームには大きな不安が。原監督の采配に今後目覚しい変化が期待出来る感じも無く、「がんばれ！！ロボコン」のガンツ先生も０点評価を下すに違いない程、ジャイアンツにとっては最悪の試合。観戦すればする程、フラストレーションが溜まるジャイアンツの試合って一体・・・。