ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「ダニー・ザ・ドッグ」

2005年07月11日 | 映画関連
フィリピンの元日本兵生存騒動も何時の間にか報道されなくなってしまった。そして、記憶喪失のピアノマンの話も同様に・・・。

このピアノマンなる男のニュースが盛んに報じられていた頃、「近々公開される映画の内容と似ている。宣伝の為のパフォーマンスではないか?」という声も在った。恐らくその映画だと思われる「ダニー・ザ・ドッグ」を昨日見て来た。脚本は「ニキータ」や「レオン」等の監督リュック・ベッソン氏。

***************************************
物心付いた頃から、悪漢バートによって金儲けの為の”殺人犬”として育てられて来た男ダニー。過去の記憶は殆ど無く、家族の事すらも知らない彼は、唯ひたすらに闘う事だけを叩き込まれて来た。首輪を付けられ、薄暗い地下に閉じ込められた彼は、バートが借金取立てに出る時だけ連れ出される。普段は純真無垢な”子供の心”を持った彼だが、バートよって首輪を外され、「殺せ!」と命令されると殺人マシーンと化し、相手を完膚無き迄叩きのめす。何時しか彼は、多額の賞金目当てに”殺人ショー”にも参加させられる様になる。

そんな或る日、借金取立てで向かった骨董屋の倉庫で、彼は一台のピアノを目にする。激しく心を揺さぶられるダニー。と言うのも、過去の記憶を殆ど無くした彼だが、或るピアノの旋律が心に強く焼き付いていたからだった。鍵盤に触れようとする彼に声を掛けたのは、盲目のピアニストであり調律師のサムだった。或る出来事からバートの元を逃げ出し、サムとその義娘ヴィクトリアと共に生活するようになるダニー。彼等からピアノの弾き方を教わり、家族の温かさを知っていく中で、初めて人間らしい生活を送る事となる。

しかし、そんな幸せな時間も長くは続かなかった。死んだと思われたバートが実は生きており、金儲けの種であるダニーを執拗に捜し続けていたのだった。再び連れ戻されて殺人ショーに参加させられる事になるのだが、”人間としての生活”を知った彼は、以前の様な殺人マシーンには戻れなかった。怒りに任せてダニーを傷め付けるバート。そして、バートの部屋で自分の過去を思い出す手掛かりを見付け出したダニーは、再度逃げ出してサム達の元に戻る。

やがて、悪運強きバートの魔手がサム達に及ぶ事になり、ダニーは彼と闘う事を決意する・・・。
***************************************

切なく涙を禁じ得ない作品という触れ込みだったが、結論から言えば全く泣けなかった。何か中途半端な展開で、最後にもう一捻りでも在るのかと思っていたら、あっけなく”ベタ”な終わり方で幕を閉じてしまったという感じ。

勿論見るべき点は幾つか在る。主演のジェット・リー氏のカンフー・アクションは迫力満点。ジャッキー・チェンが全盛期の頃は、御多分に漏れずアクション映画を良く見に行ったものだが、それ以降はとんと見る機会が無かった。久々にあの頃の”熱き思い”を味わわせてくれるアクションは御見事の一言。*1又、「ショーシャンクの空に」や「セブン」等で渋く重厚な演技を見せ付けて来たモーガン・フリーマン氏が、この映画でも実に味の在る演技を見せている。

だが、如何せん中途半端な展開が、作品全体の評価を下げてしまっている様に自分には思えた。期待度が高かっただけに落胆の思いも強く、星3つという感じか。

*1 アクションのキレは在るものの、ジェット・リー氏の風貌には思わず「老けたなあ。」と嘆息してしまった。「少林寺」や「阿羅漢」に出ていた頃の彼の美青年ぶりを知っているだけに、”おっさん化”した感は否めない。まあ、あれから20年以上経ち、彼も42歳になったのだから当然と言えば当然か。(「青い珊瑚礁」の彼こんな風になってたし・・・。)勿論、普通のおっさんよりは美形だし、そんな自分も同じ様におっさんになっている訳だが(^o^;;;。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (3)   トラックバック (10)   この記事についてブログを書く
« 野球が消える・・・ | トップ | モノは言い様 »
最近の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (akemi)
2005-07-12 07:37:37
こんにちは。

トラバ返しさせていただきました。

このての映画は、期待度をたっぷり持って

観に行きますよね。

そういう意味では、ちょっと物足りないかも。

そうそう、最後もベタでしたね。
コメントありがとうございました (issie)
2005-07-12 11:02:42
そういえば本当にどうしちゃったんでしょう、元日本兵とピアノマン。。テロのニュースでふっとんじゃいましたね。もともと怪しい情報源にマスコミが群がった程度だったんでしょうか。。

ピアノマン (kimion20002000)
2006-01-18 19:15:57
TBありがとう。

あの、酷似した映画は、「ラヴェンダーの咲く庭で」(チャールズ・ダンス/英)ですね。

また、1996年のアカデミーを受賞した映画「シャイン」も、衰弱したピアニストを描いたもので、似ているといわれています。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

10 トラックバック

★「ダニー・ザ・ドッグ」 (ひらりん的映画ブログ)
どちらかのブログに、この春~夏は「モーガン・フリーマン祭りだ」・・・とありましたが。 まさにっ。 この映画にも出演中でございます。 ひらりんが観た中では、「ミリオンダラー・ベイビー」、「バットマン・ビギンズ」と声の出演(ナレーション)で「宇宙戦争」でいい味出
『ダニー・ザ・ドッグ』 鑑賞日記 (SISTER\'S SHIP)
昨夜、妹と『ダニー・ザ・ドック』を観に行きました。 そして ご多分に漏れず今回も問題が発生したのです。 こうも続くと ブログに書く為のネタ提供を 誰かがやっているでは?と勘繰りたくなってしまう…… それとも私が何でもない事に突っかかるのが悪いのでしょうか?←
「ダニー・ザ・ドッグ」 (おたすけシュー)
今日、「ダニー・ザ・ドッグ」の初日と 「スター・ウォーズEP3」の先々行ということで、 2本観てまいりました。[:ソフトクリーム:] 最初に観たのは「ダニー・ザ・ドッグ」。 あのジェット・リーがシリアスものを! これは絶対観に行かなくちゃと、楽しみにしていまし
ダニー・ザ・ドッグ (CINEMA正直れびゅ)
思えば、ジェット・リーを劇場で観るのは、「HERO 英雄」以来だ。信頼できる俳優、モーガン・フリーマンも出てる。予告はちょっとくさい気もしたが、まあいい。ちょっと期待して観るとしよう。
ダニー・ザ・ドッグ(3回目の鑑賞) (★☆★ Cinema Diary ★☆★)
本日2本目は「ダニー・ザ・ドッグ」です。 3回目の鑑賞です。本当はもう少し感覚を開けたかったのですが、来週一杯ぐらいで上映終了しそうだったので・・・悲しいなぁいい作品なのに。   この作品は素晴らしい。もう何度言ったか分かりませんが素晴らしいの一言。
ダニー・ザ・ドッグ 6/25公開 (試写会) (映画と本。)
3.8点 犬時のジェット・リー最高。俺あらすじ:ダニーは殺人だけを教えられ暗い檻の中で生きていた。外に出るのは首輪が外された時、人を殺す時のみ。だがある事故により一人になったダニーが訪れたのは盲目のピアニスト・サムの元だった。監督:ルイ・レテリエ 脚本:リュ
「ダニー・ザ・ドッグ」劇場にて (xina-shinのぷちシネマレビュー?)
昨日ファーボーレ東宝で『スターウォーズ エピソード3 シスの復讐』を見る前に、時間があったので『ダニー・ザ・ドッグ』を観ました。 主演は『HERO』の「ジェット・リー」、共演に『ミリオンダラー・ベイビー』『バットマン・ビギンズ』の「モーガン・フリーマン」。監
『ダニー・ザ・ドッグ』 (honu☆のつぶやき ~映画に恋して~)
『ダニー・ザ・ドッグ』 公式HP  http://www.dannythedog.jp/  原題:Danny the dog 製作:2004年フランス・米 監督:ルイ・レテリエ 出演:ジェット・リー、モーガン・フリーマン、ボブ・ホスキンス 5歳の時に母親から引き離され、過去を失い、悪党バート
NO.126「ダニー・ザ・ドッグ」(アメリカ/ルイ・レテリエ監督) (サーカスな日々)
ジェット・リー初めての キス・シーンと一筋の涙。 「トランスポーター」であっといわせるカーアクションと小気味のいい演出で喝采をあびたルイ・レテリエ監督。彼も、当然、ヨーロッパのアクション映画の頂点である、リュック・ベッソン一家だ。 ベッソンは1959年生まれ。
ダニー・ザ・ドッグ 06年11本目 (猫姫じゃ)
ダニー・ザ・ドッグ これは、見たかったんですyo。うちは、姉君共々、ジェット・リー ファン。 リュック・ベッソン がかんでいるから、おフランス、アメリカ合作なのね。フランス語でも良かったんじゃないかな?そういう雰囲気感じたし、、、 期待通り、良かったです