ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「アノニマス・コール」

2015年09月07日 | 書籍関連

と言えば8月一杯で終わりという感じだが、9月に入っても行われる夏祭が在ったりする。昨日、自由が丘に足を運んだのは、熊野神社で行われている「例大祭」に参加する

 

自由が丘を訪れるのは30年振り位だろうか。数年訪れなかっただけで、街中の雰囲気がガラッと変わってしまっている事が多いのに、自由が丘の駅前は驚く程に変わっていなかった。

 

次々と神輿担がれて行くのを目にし、「祭って良いなあ。」と思った。仮令面白く無い事が在っても、祭という“晴れ”の場では非日常の世界に浸れリフレッシュさせてくれる。英気を養えた。

 

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3年前の或る事件が原因で、警察を辞めた朝倉真志(あさくら しんじ)は、妻・奈緒美(なおみ)と離婚、娘の梓(あずさ)と別居し、自暴自棄な生活を送っていた。

 

或る日、真志の携帯に無言電話が掛かって来る。胸騒ぎがした真志は奈緒美に連絡をすると、梓は行方不明になっていた。軈て、娘の誘拐を告げる匿名電話が在り、誘拐事件は真志が全てを失った過去の事件へと繋がって行く。

 

一方、真志を信じられない奈緒美は、娘を救う為、独自真相を探り始めるが・・・。

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薬丸岳氏の小説アノニマス・コール」。「アノニマス・コール」とは「匿名電話」の意味だが、一般的には内容が判り難いタイトルではなかろうか。タイトルに懲り過ぎた事で失敗してしまった。という感じがする。

 

強引な展開”が、「アノニマス・コール」には散見される。“3年前の或る事件”と“今回の誘拐事件”との関係というのが、関わって来る人物も含めて強引過ぎるし、人と人との関わり方も「御都合主義じゃないかなあ?」と感じる点が在る。「相手の事を深く知らないのに、そうも簡単に信じてしまうというのもなあ。」と違和感が。

 

ネット上の評価が概して高評価なのは、個人的に全く理解出来ない。自分の総合評価は、星2つ精々なので。


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