ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

9分の5

2009年03月24日 | スポーツ関連
第2回WBCの準決勝戦「日本代表チームv.s.アメリカ代表チーム」が昨日行われ、9対4で日本代表チームが勝利を収めた。1999年に行われた「IBAFインターコンチネンタルカップ」が、日本のプロ野球選手が参加した国際大会では最初の対米戦で、以降昨年迄1勝5敗と日本代表チームは負け越しているそうだ。それだけに、昨日の勝利は嬉しい。(北京オリンピックでの大惨敗が嘘の様だ。

先頭打者にいきなり一発を食らう等、先発の松坂大輔投手の出来は必ずしも良くなかったが、味方打線が早い回から援護出来た御蔭で、大崩れしないで済んだ。8回表に馬原孝浩投手が2失点し、6対4と2点差迄迫られた時は冷や冷やさせられたファンも多かったろうが、何とか踏ん張り切ってくれた。最後はダルビッシュ有投手が抑えとしてマウンドに上がり、無失点でゲーム・セット。

これ迄は概して投手陣に負んぶに抱っこだった打撃陣も、徐々に調子を上げて来て、昨日は実に良い攻めをしたと思う。出番がなかなか無かったけれど、決して腐る事無く、元気にチームを引っ張っていた川崎宗則選手が、昨日はスタメンに起用されて大活躍を見せてくれたのが特に嬉しかった。

これで日本は今日、決勝戦に臨む事に。“宿命のライバル”で在る韓国代表チームが相手だ。今大会で日本代表チームは今日を入れて9試合闘う事になるが、その内5試合、即ち9分の5が韓国代表チームが相手なのだから、「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」と言うよりも「日韓戦」といった感じすらする。

非常に手強い相手だが、これが最後の試合なので悔いの残らない闘いをして貰いたい。大差を付けた場合は別にして、僅差の展開で試合が進んだ場合は、原辰徳監督が心を鬼にし切れるかどうかが重要になって来そうな気が。絶好調とは言い難い藤川球児投手をどうするか?「有終の美を飾らせてやりたい。」という理由“だけ”で抑え起用に固執すれば、昨年の日本シリーズ最終戦での失敗を繰り返す事に成り兼ねないだろう。

ところで前回のWBCでは優勝した日本代表チームの記念写真に、何もしないまま居座り続けた某コミッショナー我が物顔で写り込んでいたのが大顰蹙を買ったっけ。今回日本代表チームが連覇を果たした際、その記念写真のど真ん中に何故か“あの方”が写り込んでいて、「ワシが育てたチームは良くやった!」とでもキャプションが付いていたならば、それはそれで「笑いのツボを上手く押さえているなあ。」と感心してしまうだろうが。

冗談はさて置き勝負は時の運故、今日の結果がどうなろうとも日本代表チームには拍手を送りたい。それが歓喜に満ちた拍手ならば最高だが。頑張れ、日本代表チーム!!

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7 コメント

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神聖なマウンドに旗を立てるという行為など (tak)
2009-03-24 05:06:51
9試合中5試合が韓国戦ですか。。。ほんとWBCというより日韓戦ですね。大体が最初の組み分けで日本と韓国とキューバが同じグループに入れられているのが恣意的ですよね。カストロさんも仰ってましたけど。次回は一位と二位のそれぞれのチームが別のグループになるように出来ないのかな。
あと報道ステーションで古館氏のこんな一言が。。。
http://www.youtube.com/watch?v=MxtYZWGJsMA
そこにも書いてあるようにこの番組のFAX番号は公開されていないのに、何故こんな事が。これぞまたまた「アサヒった」のでしょうかw
そもそもマウンドに旗立てるなっての
>tak様 (giants-55)
2009-03-24 07:35:13
書き込み有難う御座いました。

日韓戦は色んな意味で“金”を生み出す様で、WBC組織委員会が商業面から両国を同じ組に入れ込んだとも言われていますね。オランダ代表チームを始めとして、これ迄「野球に関しては与し易し。」といった感じの在った国が力を付けて来ている。個人的には、こういった国との対戦も見てみたかった。今回もアメリカ代表チームが決勝戦に進めなかった事で、恐らくは又規則の変更が為されると思いますが、あくまでもアメリカに好都合な変更では無く、野球ファンをより充足させる変更で在って欲しいもの。

宿敵に勝った嬉しさというのは理解出来るものの、マウンドに国旗を突き刺すというのは戴けません。文化&風習の違いというのが在るかもしれないけれど、やはりマウンドは野球選手にとって神聖な場所だと思うし。神聖な場所だからこそ、神聖なる国旗を立てたと言えるのかもしれませんが、兎に角誤解される様な言動は慎むべきでしょう。

古館氏の発言、自分もリアル・タイムで見ていました。「又、朝日だから云々とネット上で揶揄されるんだろうな。」と思いつつ。「いがみ合い、憎しみ合う関係では無く、双方に有益な友好関係を築いてい欲しい。」という趣旨からの紹介(そのFAXが本物かどうかは別にして。)なのでしょうが、個人的にはどうかと思いました。少なくとも日本人の間には「マウンド=神聖な場所」というコンセンサスが出来上がっていると思うし、其処に自国の国旗を突き刺すというのは相手国に対して不敬な行為という認識も在ると思うからです。同様に某野球評論家が口にしたとされる「日本が勝って、日の丸をマウンドに突き刺してやれ!」という発言も、「自分が不快に思う行為を自分自身が遣る(乃至は遣れと指示する)のは、結局同じ穴の狢になる事ではないか?」とゲンナリさせられました。日韓に関する事柄では、どうもこの手の不毛な遣り取りが双方で先行していて嫌です。
Unknown (マヌケ)
2009-03-24 10:07:14
まあ、野球なんだから楽しくやりましょう。 ギャグにしてますよ、うちなど。 別の部署に下りて仲の良い同僚と話しましたが、麻生が暴言癖ついでに、日本が負ければ全国民がボウズにするとか言っちゃえとか、かわりに韓国が負ければ竹島よこせとか、それならチェジュ島の方がいいとか、なら日本は対馬を半分とられるぞとか、本当にB級の下のサラリーマンの集まりのような会社ですので、今日も、今から仕事になりません。 すでにテレビのボリュームが大きくされていて、営業から奨励マージンを年度内にもらえないかと問い合わせてきている関係先からの電話を待たせているのに、ほっぱらかしで、もうテレビの前に陣取っています。
>マヌケ様 (giants-55)
2009-03-24 10:54:08
書き込み有難う御座いました。

仰る通りだと思います。自国が勝って欲しいというのは何処の国民でも思う事でしょうが、勝つチームが在れば負けるチームも在る。熱くなるのは良いけれど、熱くなり過ぎるのはどうかと。

古館発言がネット上でかなりバッシングされている様ですが、何か鬼の首を取ったかの様に非難している方も居られ、「何だかなあ・・・。」という気が。仮にあのFAXが嘘だったとしても、其処迄バッシングされる様なレベルの話では無いと自分は思うんですけどね。(もし嘘だったとしたら、古館氏が「自分はこう思うんですけれど。」と言った感じで話せば問題無かったレベルの話かと。)
いくら旨い (破壊王子)
2009-03-24 21:18:26
焼肉でも続けてたらさすがにねえ。

向こうも「また刺身かい」てなものですかね?

しかし原監督って運だけはある。初回からバントって明らかに糞采配でした。

それにしても、日本だけビールとハンバーガー屋のマーク着けてることに、誰も違和感覚えないとは。

WBCの裏の思惑については、数多の野球評論家よりも町山氏の分析の方が的確でした。

某氏?自分が寄稿したプログラムを売るために必死のようで不景気って怖いですね(苦笑)
まあまあ (ストラングラー)
2009-03-24 21:39:39
そんなに揶揄せずに、と思いますが。
もうちょっと友好的にやってもらいたいです。小学生のファックス、本当だと思いますよ。小学生なら本気でそう考えるでしょう。私は小学生の時に市や国の首長に手紙を書いた経験があるので、なんとなく心情がわかります。
(余談ですがそういえば子供相手だったからか丁寧な写真つきの返事が来たことを覚えています。今思うと結構いい写真をくれたようでした。首相や市長本人ではなく官邸や役所の職員がやってくれたのでしょうけれど、今思うとありがたいです。実家にしまってありますけれど)
しかしマウンド神聖云々、グラウンドに入る時は大声で礼、とか日本ぐらいの話でしょう(韓国も?)マウンドに塩置くとかおじぎするとかは神道とか風水みたいだし。
そういう点で韓国選手は日本を怒らせるツボを付いてますね。ベネズエラ相手では「何だあいつら」で終わりでしょうよ。馬鹿馬鹿しい。
>ストラングラー様 (giants-55)
2009-03-25 00:50:04
書き込み有難う御座いました。

中には面白半分で煽っている連中も居るのでしょうが、「右」だ「左」だという話になると、大した話でも無いのに鬼の首を取ったかの様にしてバッシングする人が居るのは不思議の一言。これは日韓に関わる事柄でも言えますが。

これ迄にも散々非難されて来たのに、相変わらず捏造報道をする番組がちょこちょこ出ているのですから、今回の件で「又か?」と思う人が居るのは構わないけれど、其処迄大騒ぎするレベルの話では無いと思うんですけどね。

近い内に記事にする予定ですが、「伝説のプロ野球選手に会いに行く」という本は結構面白かったです。著者が現役時代を知らない“伝説のプロ野球選手”達を訪ねるという内容なのですが、監督時代の西本幸雄氏にファンレターを送った所丁寧な返事が届き、感動して又手紙を書くと、3~4通に1通位の割合で返事が戻って来たという北海道の少年が登場します。彼はやがて近鉄バファローズの応援をする等し、西本氏とは未だに交流している間柄になったとか。「まさか自分みたいな子供に、きちんと返事をしてくれるとは思わなかったので、凄く嬉しかった。」といった趣旨の事を元少年は口にされていましたが、気持ちは判りますね。

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