ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

火事場泥棒

2014年08月30日 | 政治関連

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「<自民ヘイト・スピーチ対応必要 国会周辺デモ規制も」(8月28日、毎日新聞

 

自民党の「ヘイト・スピーチ対策等に関する検討プロジェクト・チーム」(PT、座長平沢勝栄政調会長代理)は28日の初会合で、特定民族人種差別煽るヘイト・スピーチ(憎悪表現)に対し、規制も含む対応が必要との認識で一致した。一方、国会周辺での大音量の街宣活動やデモに対する規制も今後、議論の対象にする事を決めた。

 

高市早苗政調会長は会合で「何の国で在れ、特定の民族や国家誹謗中傷するのは、大変恥ずかしい。」と強調。2020年の東京五輪開催見据えて、対応を検討する考えを示した。

 

一方、PTは国会周辺の保守派による街宣活動や「週末の首相官邸周辺の活動」(出席議員)に付いて、国会や外国公館近くで大音量での街宣を規制する「静穏保持法」の運用適切かどうかを検証する方針を決めた。

 

国会周辺では、毎週金曜の反原発デモの他、集団的自衛権の行使容認特定秘密保護法に反対するデモ等が行われている。静穏保持法には「表現の自由」に配慮する規定が在り、警察庁は会合で、検挙件数が年間1件程度に留まると説明。高市氏は「電話の声も聞こえず、仕事にならない。批判を恐れず、議論を進めたい。」と述べたが、出席者からは慎重意見も出た。

 

民主党大畠章宏幹事長は28日の記者会見で、ヘイト・スピーチとデモでは性格が違う。デモは、政治意思を表現する手段だ。牽制した。

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韓国人を皆殺しにしろ!」等、常軌を逸し野卑言動繰り広げる日本レイシストに関しては、同じ日本人として恥ずかしさしか感じない。「『日本人を皆殺しにしろ!』等、韓国人も同じ事を言っているから、遣っているだけだ。」と、彼等は“言い訳”を口にするだろうが、韓国人の全員が言っている訳では無いし、何よりも「同じ土俵に上がり、愚かしい言動をするという事に、恥ずかしさを感じないの?」と聞きたい。

 

常軌を逸したヘイト・スピーチが野放し状態に在る事を受け、先日国連人種差別撤廃委員会は日本政府に対し、「包括的な差別禁止法の制定が必要。」とする勧告案を纏めた。委員会の主張は、極めて当然だ。

 

以前から何度も書いている事だが、人種差別的な言動を繰り広げているの少なからずと安倍晋三首相とは、非常に親和性が高い。様に感じている。「『自身の主義&主張こそが、唯一無二的に正しい。』と盲信している。」や「自身と少しでも異なる主義&主張の持ち主は仮想敵と設定し、ネットを通じて“集団”で徹底排除を行う。」等、共通点が余りに多いからだ。

 

そんな安倍首相だから、何れだけヘイト・スピーチが社会問題化し様とも、野放し状態にして来たのだと思っている。自身の“サポーター”を取り締まれば、強固な支持基盤を失う事に繋がるからだ。

 

しかし、国連人種差別撤廃委員会が勧告案を纏めた事で、流石黙り決め込み続ける訳には行かなくなり、尤もらしいプロジェクト・チームを立ち上げたという事だろう。とは言え、ヘイト・スピーチを本気で取り締まろうとは、思ってもいないだろうけれど。

 

火事場泥棒」という言葉が在るけれど、安倍首相及び其の取り巻き連中の念頭に在るのは、「国連人種差別撤廃委員会の勧告案を利用して、自らに不都合な連中を排除出来ないものか。」という事ではないか

 

度を越したデモ活動は論外だが、“実質的に”一党独裁体制みんなの党日本維新の会次世代の党等、野党の中にも露骨に安倍政権への阿りを見せる政党が少なく無いのだから、最早大政翼賛会状態”と言っても良いだろう。)の中、国民の大半が反対する事柄を次々に数の論理で押し通す安倍政権に対し、危険性を感じる国民が取り得るのはデモ活動だけと言っても良い。「国民を力尽くで抑え込む“警察国家”こそが、理想の国家で在る。」と考えていそうな連中が中枢を占める自民党に在って、昨年の「デモはテロ行為。」という石破茂幹事長の主張は、多くの議員の本音なのだろう。

 

拡大解釈を十八番にして来た自民党だけに、今後の動きをより注視しないと、気付いたら、(国民の)身動きが全く取れない状態になっていた。なんて事に成り兼ねない

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6 コメント

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Unknown (マヌケ)
2014-08-31 18:47:33
次の選挙で少し痛い思いをすれば、反対意見が決して少数派とは限らないとわかるでしょう。 原発に反対する人がすべておかしな左翼と言い放つ、それこそおかしな政治家の言うこととしか思えないです。 1千兆円の負債は金額そのものが非現実的で、だれもが考えないようにして毎日を過ごしていると言ってよいでしょう。 触れてはならない、タブーと言えますね。 いつかデフォルトするなどと言うと、これもおかしな左翼の言うこととなるのでしょうか? 世の中がどんどん悪くなって行っているようにしか思えないのです。 今の政治家のやっていることは、それを見えないように見えないように、別のことでごまかしているだけにしか思えないのです。
法律以前の問題 (Kei)
2014-08-31 23:32:30
「表現の自由は守らなければならない」事は自明の理ですが、“特定の人種や民族を差別する”事は、人間として恥ずべき事であり、「表現の自由」とは切り離して考えるべきだと思います。
「ヘイト・スピーチ」なんて横文字使ってるから混同するのであって、「偏見・差別行動」以外の何物でもありません。こんな恥ずかしい行動を取る日本人がいるという事自体、同じ日本人として情けないし、恥ずかしく思います。
国連人種差別撤廃委員会が勧告して、ようやく政府が重い腰を上げたようですが、あまりに遅すぎます。
でも、これは法律以前の、モラルの問題だと思います。政治家が「あなたたち、人間として恥ずかしいと思いませんか」と説教してやればいいのです。

そもそもデモとは、“弱者”が、権力者や企業トップなどの“強者・権力者”に対して抗議出来る唯一の手段です。「反原発デモ」は十分にその用件を満たしていると言えます。従って、在日韓国人のような、権力を持たない弱い人たちに牙を向ける事自体、デモの原則から外れています。「殺せ」なんて絶叫するのはデモですらなく“脅迫・威嚇行動”であり、現行の法律でも十分取り締まれるように思います。

既にニュースで話題になっっていますが、サッカーJリーグでは、浦和レッズのサポーターが差別的横断幕を掲げたというだけで、無観客試合という重い処分が下されましたし、先日も横浜F・マリノスのサポーターが相手チーム選手に対してバナナを掲げる挑発行為があった事で、マリノスに対し500万円の制裁金を課しました。

スポーツ界だから特に厳格ですが、人種差別行為・発言は根絶させて行くべき、というのが世界の潮流になって来ています。このサッカー界の厳しい処罰を教訓に、“偏見・差別は人間として許してはならない”という社会全体の意思に広げて行き、誰もが当たり前のことだという感覚を持つような世の中になる事を、切に願います。
>マヌケ様 (giants-55)
2014-09-01 00:17:28
書き込み有難う御座いました。

今の世の中、日本にとって不都合な事柄を指摘するのは、仮令其れが明らかな事実で在ったとしても、「左翼の主張」と断じられてしまう。戦争に邁進する風潮に疑問を口にしただけで、「非国民」と糾弾された“何時かの時代”に似た雰囲気を感じます。

作家の高村薫氏だったと記憶していますが、「再び消費税が上げられ様とも、安倍政権の支持率はそんなに下がらないと思う。」といった指摘をしていました。「小選挙区制では、首相が候補者を“実質的に”選ぶ為、自民党内から批判の声が上げ辛いのに加えて、安倍政権に批判的な人達の受け皿となるべき野党も、みんなの党や日本維新の会等、“自民党分派”の様相を呈しており、期待出来ない。そして何よりも、国民の多くが『アベノミクス』なる実態の無い“夢”に期待を掛け過ぎ、襤褸が出始めていても、『そんな事は無い。』と幻想に縋り付いているから。」と。

あんなにも「孫子の代迄、国の借金を背負わせてはいけない。無駄は、削らないと駄目。」と騒いでいた国民が、今は際限無く膨れ上がる借金に対し、余りに無関心というのは、本当に解せない。
>Kei様 (giants-55)
2014-09-01 00:29:46
書き込み有難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

「さいたま市の全盲の男性が連れていた盲導犬が、先々月(7月)、移動中に腰の辺りを刺されて怪我をしていた。」というニュースが、大きく取り上げられました。犬が大好きな身としては、本当に許し難い行為。

此の件を先日、NHKの夜のニュースで取り上げた際、画面の下に寄せられたツイッターの文章が表示されていたのですが、其の1つに「日本人のモラルは、こんなにも低下してしまったのか・・・。」というのが在りました。「モラル」を訳せば「道徳」とか「倫理」で、確かに言っている事は間違いでは無いのですが、何かスッキリしない思いが在りました。「モラル」の中に含まれるのだろうけれど、もっと端的に言えば「弱い者虐め」なのではないかと。社会的に立場の弱い対象に対して、全く無根拠で(中には)全く実態の無い「特権」を掲げて、然も「正義」の様な感じで叩く。こんな風潮が、「美しい国」で在ってはいけない。

「プロ市民」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E5%B8%82%E6%B0%91)という言葉が在りますよね。本来は「自覚・責任感を持つ市民」という意味だったのが、今は「一般市民を装い、市民活動と称しているが、実質的には営利目的、又は別の目的を持つ政治活動家。」という揶揄する意味合いで使われる事が多い。後者の場合は自分も支持出来ないし、デモ活動の中には確かにそう思われる類の物も在る。でも、近年は、為政者等、権力を持つ人達が、自身にとって不都合な主張をする人達を排除せんが為に、意図的に悪意を持って使用しているケースも目立つ。

「様々な方向に“アンテナ”を向け、自身の頭でじっくりと真偽の程を取捨選択する。」という当たり前の事を、多くの人がより確りと行っていかないと、悪意の在る情報に踊らされてしまう事でしょう。
Unknown (ぷりな)
2014-09-08 12:37:44
>「表現の自由は守らなければならない」事は自明の理ですが、“特定の人種や民族を差別する”事は、人間として恥ずべき事であり、「表現の自由」とは切り離して考えるべきだと思います。
というKei様のご意見に同感です。自由を追求することは大切ですが、他人の権利を侵害してはならない。先天的属性にしろ後天的属性にしろ、「お前はこういう属性だからこの地で生きる権利はない」と言われることは恐ろしく、そんな言論がまかり通る状況は国の恥であり祖先に顔向けできない。「美しい国」とは呼べません。

私としては、「差別を許さないという姿勢が大事であると同時に、差別を正当化する口実を相手に与えないように自分自身の行動に気をつけることも大事である」と考えています。しかし、この考えに基づいて発言すると、「ヘイトスピーチは差別ではなく正当防衛」と考えているらしき人から「こいつは脈あり」と思われてしまうようで、相手が陰謀論やヘイトスピーチを吹き込もうとしてくるのがうんざりです。「差別を許さないという姿勢が大事」のほうをより重要だと思っているのですが。

特定の対象を嫌いな人同士で盛り上がりたい時もあるでしょうけども、その対象を好きな人、好きとまではいかなくても嫌いではない人、関心がない人、知らない人を引き込もうとしないでほしい。本人は啓蒙しているつもりか知らんけど、いらんがな
>ぷりな様 (giants-55)
2014-09-09 00:21:03
書き込み有難う御座いました。

聖人君子で無い限り、人は誰しも好き嫌いが在るもの。だから、個々人が何を好きで、何が嫌いかという思いを持つ事は、個人の自由。でも、問題はぷりな様も書かれている様に、其れを他者に強いたり、“集団”の問題を全く無関係な“個人”に対して“暴力”(言葉の暴力も含む。)という形でぶつける事。此れは、決して許される事では無い。

「道端にゴミを平然と捨てる輩に注意した所、『俺は、清掃員の仕事を作ってやっているんだ。何が悪い!』等と逆切れされた。」という話を何度か見聞した事が在りますが、「ヘイトス・ピーチは、差別では無く正当防衛。」と主張する人達も、似た様な論理なんでしょうね。「自分がしている事は全て正しく、其れに対して少しでも異議を申し立てる人間は全て不正義。」という論理が、彼等の中には揺ぎ無く存在している様な気がします。

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