ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

“白覆面の魔王”逝く

2019年03月08日 | スポーツ関連

徳光和夫氏だったろうか、昔、プロレスラーに関して話していた事が忘れられない。“今のプロレスラー”では無く、“昔のプロレスラー”に付いてだが、プロレスラーは身体が異常に大きかったり、見た目が怖かったりと、或る意味“異形の人”だ。異形で在るからこそ、差別される等、辛い思いをした人が多い。辛い思いをして来たから、人の痛みというのが判る。そういう事も在ってか、プロレスラーには本当に優しい人が多い。と。

 

勿論、「プロレスラーは皆が皆、全て優しい。」とは思わないけれど、「ヒール(悪役)のプロレスラーは、普段は優しい人が多い。」という話は良く聞く。

 

林間ジョッキー様が先月の記事「アブドーラ・ザ・ブッチャー、最後の最後に真っ当な発言を(2019年2月19日の両国国技館)」で書かれているが、“黒い呪術師”のニックネームで知られるアブドーラ・ザ・ブッチャー氏(78歳)が、先月行われた自身の引退セレモニーでファンに向け、若い人達に言いたい。自分の親が年取っても、決して老人ホーム打ち込んで、忘れる様な事だけはするな!何れ御前達も年取って、そうなるんだから。ちゃんと親を大事にしろ!忘れるんじゃないぞ!と言ったそうだ。ヒールの彼が訴えるからこそ、心にぐっと来る物が在る。

 

阿部四郎リターンズ」、「さらば、“全女”!」、「“血笑鬼”グレート・東郷 Part1Part2」、「意外な裏話」、そして「さらば阿部四郎」等、プロレス関連の記事を過去に何度か書いて来た。子供の頃、プロレスを夢中になって見ていたからだ。「男子プロレスではアブドーラ・ザ・ブッチャー氏やタイガー・ジェット・シン氏等が、リング内外で暴れ回っていた辺り、又、女子プロレスではビューティ・ペアから始まりクラッシュ・ギャルズ極悪同盟が人気を博していた辺り迄。」が、プロレスを熱く見ていた時代となる。

 

初めてプロレスを見たのが幾つ位だったか忘れてしまったが、良くも悪くも“怪しな雰囲気”が漂っていた時代なのは間違い無い。「幼少時に罹患した猩紅熱が原因で体毛の全てを失い、其の特異な容貌を理由に自分を差別した社会に復讐を果たす為にプロレスラーになったとされる、“海坊主”ことスカル・マーフィー。エジプトの遺跡から発掘され、現代に蘇ったとされる“ミイラ男”のザ・マミー。凶悪犯許りを収容する特別刑務所から脱走した全米最悪の殺人狂とされ、2mを越す体躯の“復讐鬼”事ザ・コンビクト。カナダの密林から発見されたと“獣人”事グレート・アントニオ。“ナチス親衛隊の生き残り”や“ナチスの亡霊”と称し、“鉄の爪”とも呼ばれたフリッツ・フォン・エリック。必殺技のニー・ドロップで対戦相手の耳を削いだ“殺人狂”のキラー・コワルスキー。噛み付き攻撃を得意とし、“銀髪鬼”や“吸血鬼”と呼ばれたフレッド・プラッシー等々。」、実におどろおどろしい設定及びニックネームのプロレスラーが、大昔は多く存在したが、そういう怪し気な雰囲気が未だ残っている時代に、自分はプロレスを見始めた。

 

白覆面の魔王と呼ばれた男も、そんな時代のプロレスラーだった。ヒールとして闘うプロレスラーだったが、1973年放送開始のヴァラエティ番組金曜10時!うわさのチャンネル!!」【動画】にレギュラー出演した事で、一躍人気者となる。彼の名はザ・デストロイヤー

 

リング上とは全く異なり、コミカル言動を見せるデストロイヤー氏。覆面から覗かせるブルーの目が、試合の時とは違って、非常に柔和なのが印象的だった。

 

元々は「日本人が嫌いだった。」という彼。真珠湾攻撃が影響していた様だが、日本で多くの試合を行い、日本人と触れて行く中で、日本及び日本人に対する考えが大きく変わり、大の親日家に。

 

そんな彼が7日(日本時間では8日)、自宅で家族に囲まれ亡くなったと言う。享年88。

 

得意技“足4の字固め”を決めている彼の姿が忘れらない。個性的なプロレスラーが又1人、旅立ってしまった。合掌

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プロレス
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2 コメント

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なつかしい (雫石鉄也)
2019-03-09 10:53:56
うう、懐かしいですね。
昭和のプロレスはロマンがありましたね。
>雫石鉄也様 (giants-55)
2019-03-09 22:27:28
書き込み有り難う御座いました。今回は、此方にレスを付けさせて貰います。

今のプロレスの方が“切れ”や“過激さ”の点で上を行っているのかも知れませんが、昔のプロレスの方が浪漫や“蠱惑的な魅力”が在った様に感じますね。ニックネームからして、「どういう経歴なのだろう?」と興味を惹かれたし。

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