東京オリンピックの野球競技、昨夜はノックアウト・ステージの2回戦のゲーム10「日本代表チームvs.アメリカ代表チーム」が行われた。共に「2勝0敗」と無傷で臨んだ試合だったが、延長10回、タイ・ブレークの末、日本代表チームが「7対6」でサヨナラ勝ちした。
日本代表チームにとって厳しい試合展開だった(レギュラー・シーズンや今大会での“状態”を考え合わせると、投手起用に疑問を感じる点も在った。)が、最後の最後に日本代表チームの底力を見せ付けてくれた気がして、本当に嬉しい。
此れで日本代表チームは無敗の儘、8月4日に行われる準決勝(ゲーム13)「対韓国代表チーム」に臨む事に。世界大会では過去に色々因縁の在る韓国代表チームが相手だけに、非常にシヴィアな闘いになるのは間違い無いだろう。「両チームが素晴らしいプレーを見せた上で、日本代表チームが勝ってくれれば良いな。」と思う。そして、其の次の試合も勝ち、金メダルに輝いて欲しい。
日本代表チームが金メダルを獲得する事を熱望する一方で、非常に身勝手な思いが在ったりもする。ジャイアンツ・ファンの自分としては、「ジャイアンツに在籍する選手達には皆、活躍して貰いたい。」という思いが在り、其れは“敵チーム”でも在っても変わらないのだ。
だから、オープニング・ラウンドのゲーム1で日本代表チームがドミニカ共和国代表チームと闘った際には、とても複雑な心境だった。ドミニカ共和国代表チームの先発投手を任されたC.C.メルセデス投手はジャイアンツに在籍しており、レギュラー・シーズンに戻った際には、頑張って貰わなければならない存在だから。そういう意味で、「C.C.メルセデス投手には、日本代表チームの打者達を抑え込んで欲しい。でも、最終的に日本代表チームには、何としても勝って欲しい。」という、実に悩ましい状況。結果的にC.C.メルセデス投手は好投し、そして同じくジャイアンツ在籍の坂本勇人選手がセンター・オーヴァーのヒットを放った事で、日本代表チームはサヨナラ勝ち。
以降、坂本選手は活躍を続けているし、ジャイアンツ・ファンの自分としてはとても嬉しい。非常に身勝手な思いで在るのは、重々判っているけれど。