「宮城自然農園」ブログ  -GIAN'S ORGANIC FARM BLOG- 小笠原諸島・母島で自然農

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指し百姓をしています。
その中で学んだことを紹介したいと思います♪

師走の畑 ~久々にヤギ登場(笑)

2018年12月12日 | ヤギ
■12月は師走と言われますね。
文字通り、師匠も走り回るほど忙しい1年を締めくくる月。

農園と名打っているブログですが、久々の畑ネタの投稿です(笑)。

久々に畑で飼っているヤギさんを撮ってみました。

一番の古株である「なつ♀」です♪
ちょっぴり恥ずかしがり屋さんで、控えめななつ。
今年でもう12歳になります。

時々食欲を落とし、心配させますが、取りあえず元気です♡
2014年に娘のこなつを病気で亡くしています。



PTAの陶芸教室で名札を作ってみました♪

ヤギという生き物はなかなかのポーカーフェイスで餌をねだる以外には何を考えているかさっぱり分かりません。
ある学者が動物の感情について本を書いていたのですが、
ヤギは「すべてを悟っているが、知らないフリをしてとぼけている」と書いていて、
なんか妙に納得したのを覚えています(笑)。



こちらは「ゆり♀」。
いつも元気で人懐っこい、寂しがり屋のゆり。
今年で10歳になります♪

普通のヤギは「メェ~」と鳴くのに、ゆりは「ベェ~」と鳴きます(笑)。

ゆりの名札は耳が折れてしまいました(ToT)/~~~

畑ではこの2匹のヤギを飼っていて、
実はいつも僕は彼女らに癒してもらっています♡

シャイな「なつ」に寂しがり屋の「ゆり」。
僕の苗字が「みやぎ」なので、3匹のヤギを飼わなければいけないのですが、
今は2匹なので「にやぎ」になります(笑)。

畜産指導所の閉鎖に伴い、冷凍精子が亡くなってしまったので、
いい感じのオスヤギを何とか工面しないとですね~。

ヤギの糞と尿、餌のカスを混ぜて自家製堆肥を作っています。
愛玩用としての価値はもちろんですが、畑にとって彼女らの堆肥も不可欠な大事なものです☆

写真には載せませんが、あの1つの大きなお尻の穴から、
細かい丸いうんちがポロポロ湧くように出てくるのは、
一体どうやって形成されているのか、本当に謎なのです。

誰か知っている人がいたら教えて下さい!!


■そして、もう一つの家畜は烏骨鶏です。

現在15羽ほどを飼育しています。
最近は卵を1日に2~5個くらいを産んでくれます。


こちらは雄鶏のおっとりとした顔。


雌鶏はなんか怖いお顔(笑)。

烏骨鶏はその名の通り、骨や肉が黒っぽく、カラス(烏)の骨のニワトリ(鶏)です。
指は鳥では珍しい5本。
クルミの様なトサカに、絹糸のような毛が特徴です。

一日中、色んなドラマが繰り広げられているので、眺めていても飽きません(笑)♪


■先日も母島農協にうちなーローゼルを出荷しました!

そろそろうちなー品種も出荷終盤です。
開花はかなり減り、実もイケイケ期からまったり期と移行し、
ミズナギドリの巣立ち完了と共に終売になりそうです。

父島への販売は予約販売のみで、店頭分は残らなさそうです。
店頭を待っていた方、ごめんなさい!

クリスマスのお菓子にとっても使いやすいローゼル。
母島ローゼルに比べて、
うちなーローゼルはスレンダーでドライ向きな品種です☆

今年もどうもありがとうございました♡


■ここからは今作付けしている冬野菜の紹介です。

まずは大人気の島らっきょです。

今期はいくつか自家採取も成功したので、うまくペースにノレることを願うばかり☆
沖縄、東村で泊めてもらった農家民宿の品種です(*^_^*)

こちらは島にんにく。

小さいけど、匂いが強い南方系のニンニクです。
去年は失敗してしまい、ほとんど台所にも出せず、そのまま今期の種にしちゃいました。

こちらは伸び盛りのスナップエンドウ。

定植と雨のタイミングが重なると、マイマイの猛攻にやられてしまいます。
今期は1度全滅し、蒔き直して2度目のトライ。
今の所順調です。

ふとみると可愛い青虫が!

可愛いですが、作物をしっかりと食害しているので、この青虫君たちは烏骨鶏のおやつとなりました☆

こちらは加工用トマトのサンマルツァーノ。

ミートソースやケチャップなど料理の幅が広がります。

本数は少ないですが、去年同様にぷちぷよトマトも育てています。

ようやく最初の花が咲きましたね。

トマトの横にはコンパニオンプランツとしてのバジルが植えてあります。

このバジルはトマトの味を良くし、虫よけになり、さらにトマト料理にも合うという究極の組み合わせです♪
種は以前、オガサワラカワラヒワが食べに来ていました

さらには小松菜。


そして水菜。


サニーレタス。


大好きな春菊。


後での間引きは大変ですが、
こうして作物が元気に育ってくれるのが本当に有難いのです。

去年は妻が長期で不在で
さらにこの作付けの時期に雨も多く、
さあ種を蒔くぞ!!ってタイミングで次女が連続で熱を出し、
作付けすらうまくできなかったという苦い思い出がありました。

あれは本当に辛い経験でした。
冬の作付けを諦め、その影響は今年の夏の収穫にまで色濃く残りました。

今年は、
こうして順調に種を蒔く事が出来て、
こうしてすくすくと野菜が育って、
無事に畑に通えるだけで本当に有難いと感じています♪

大根も小さなカタツムリが乗っていても気にならないほど順調です(*^_^*)


こちらはゴボウさん。

固くなる赤土なので収穫は大変ですが、自家製ゴボウは本当に美味しいです♪

ど定番の人参さん。

今年はちょっと発芽が少なかったけど、すくすく育ってくれています。


去年、沖縄のむい自然農園の航さんに分けて頂いたサトイモの仲間、ココヤムどん(ちんぬく)。

このココヤムはとても乾燥に強く、母島の気候に合っています。
食味の方もがっつり美味です!
この夏収穫した種芋(球根)で作付けし、一気に数を増やせました♡
これは今後に期待かもです!!


その傍らではこぼれダネで発芽したローゼルがいました。

これは温度が低い冬ではあまり育ちません。
最近、冬とは思えないほど暖かい日が続いたので、勘違いしたのでしょうね。
モロヘイヤも同様でした。

こうして当たり前の畑通いに感謝して、日々を過ごしています。
今年は返還50周年で驚くほどイベントの多い1年でした。

来年はゆっくりできるかな~

コメント (1)

コビレゴンドウの全身骨格 組立大作戦!!

2018年12月07日 | 小笠原 野生動物
■先日、実はずっと楽しみにしていたイベントがありました。
それが、コビレゴンドウクジラの骨格を組み立てるイベントです!!

このイベントには興味のある島民も多く、子供達も多く参加しとても楽しい時間となりました♪

だって組み立ててみたら思わず横になって寝てしまう人が出るくらい(笑)!

この個体は2013年に母島南京浜に座礁し、その後砂浜に埋めて、分解を待ちました。

当時の事は過去のブログ記事にしているので、そちらを参照してみて下さい♪

これはとてもセンセーショナルな出来事でした♪

そしてついに2017年に掘り起こしました。
我々の予想に反して、砂の中に骨だけだと思ったら、
ブルーシートに包んでいたせいか、
と~~~っても香ばしい匂い(笑)と、グッチャグチャの発酵した!?腐敗肉のおまけ付きでした♡

これもとっても楽しい作業でして(笑)、一応当時のブログ記事に書いてあります。

そしてついに今回、その骨格のすべてが日の目を見る事となりました!!やった~~~!!!


■まずは簡単にコビレゴンドウについてスライドでレクチャーを受けます。

ふむふむ。
オスの体長は5.2m、メスは3.8mまでに達するそうです。
出生体長は1.4m。
寿命は60年くらい。
性成熟は♂14~19歳、♀7~12歳。
妊娠期間は15か月。
マッコウクジラに劣らないほどの高度な母系社会を形成するそうです。

潜りも500m以上の深海に潜るんですね!すごい!!

今回の個体は歯の摩耗も激しく、何本も抜けていたので、
高齢のメスではないかとのことです(歯は生えたらそのままで、生え変わらないらしい)。


みんなで頭骨を眺めてその作りの不思議さに驚きます。


ハクジラは呼吸する鼻孔が中心から僅かに左にずれているのが特徴です。
そう、左右非対称なのです!(そう言えば、人間の心臓も左側…身体の左側に何か謎が!?)
これは今年カナダでシャチやマッコウの頭骨を見てもそうでした。
鼻孔は「テレスコーピング現象」というクジラ独自の進化の特徴を獲得したため頭頂部に移動して、
海面に出て呼吸をする事が安易になっています。

あと頭部の大きな丸い飛び出た部分は「メロン」という脂肪の組織で、
ハクジラはエコロケーションという超音波を使い、それを受け止める器官となっているそうです。
ちなみにヒゲクジラにはこの器官はありません!


手に持っているのは下あごの骨です。
中は空洞になっていて、脂肪が詰まっており、
この空洞で音を増幅し、骨を伝って、耳骨に送ると言われているそうです。
すごいですね~~!


これが耳骨です。
左右に2つずつあり、合わせるとぴったりと合います!

現生のクジラ類では耳骨が頭骨から遊離しているそうです。
ハクジラの耳骨は一部の種を除いて軟組織のみで頭骨に接していて、完全に骨による接続は断たれているとのこと。


その位置がここら辺だそうです。



そして、僕が掘り起こしの時に一番気になった部位、「舌骨」です!
このブーメランみたいな不思議な骨は顎の奥に付いています。
これはハクジラが餌となるイカなどを“強い吸い込みで飲み込むための筋肉”を付ける為に発達した骨だそうです。
面白い!!


■そして、首から下の部分になっていきます。

これは頸椎の部分で、7つの骨が癒着しています。
哺乳類尾であれば首の長いキリンでも頸椎の骨は7つだとか!


そして講師のOさんに「まずはみんなで考えて脊髄の骨を並べてみましょう~!」
ということで、みんなでああでもない、こうでもないと言いながら並べていきます。


そして修正してもらいながら、あ~こうだったのかと感心する参加者(笑)。

胸の部分の胸椎、腰の部分の腰椎、尾椎とそれぞれ並べていきます。
面白いようにテトラポットみたいな形の骨もあります。

このナイキのマークみたい(笑)なのは、骨盤の名残となる「骨盤痕跡」です。
哺乳類が陸上から海に戻る進化を裏付ける重要な部分ですね!
胎児期は実際に足もあるらしく、とても興味深い部分の骨です。


尾椎の方になると、強く縦に振る為に発達したV字骨というのが下に並びます。
これの順番がなかなか難しい!!


■そして胸ビレの部分の骨になります。

扇形の肩甲骨からその先、
ちゃんと1枚の胸ビレに5本の指の骨があるのです!!
しかし、この順番はかなり難易度が高いらしく、講師のOさんも難しいと言っていました(*^_^*)


この長いやつは肋骨です。

500mを超える深い深海に潜る為に中央に関節があり、
肺が水圧で潰れても、骨で守るシステムになっているようです。

何から何まで骨は語ってくれますね♪

■ようやくこれで完成です!!

ブラボー!!

体長3.6mのコビレゴンドウ♀の全身骨格標本の出来上がり~~!!

子どもが並んで寝るとちょうど3人分(笑)。

みんな頭も手も使ってのイベントですごく楽しめました♪

OWA(小笠原ホエールウォッチング協会)のOさんのレクチャーの元、
ああでもない、こうでもないとみんなで悩みながら骨を並べる作業はすんごく楽しかったです♪

僕個人的には、舌骨(海中で獲物を吸い込む筋肉の為の骨)、
骨盤の名残の骨が一番興味がある部分でした!!

本当にいい経験をさせて頂きました。
どうもありがとうございました!!

■埋めるのも、掘り出すのも面白かった思い出のコビレゴンドウ、ひとまずこれで完結♡

その後はどう展示するかは決まっていません。

個人的にそんなに巨大なインパクトのサイズのクジラではないので、
こうした組み立てるイベントや勉強の為の標本として保管して、使って行くのはどうかな~と思っています♪


こんな景色の中、海ではコビレゴンドウなどの鯨類が群れを成して泳いでいるのですね。
僕がこうしてブログ記事を書いている間にも、
内地で都会の雑踏で人が歩んでいるその時も。

なんだかその感覚が不思議でなりません。

僕はまだ生きたコビレゴンドウを見たことがありません。
ザトウやマッコウほど有名な種類ではないけど、
そのマッチョなスタイルと、可愛いまあるいおでこは、いつか海上で会ってみたい鯨類のひとつです♪

コメント

点と点が線で繋がる時~古のカヌーのルーツに想いを馳せて

2018年11月30日 | アウトリガーカヌー
■先日、島々をアウトリガーカヌーで渡り、
ハワイアンから学んだその精神性に強く惹かれたデューク金子さんのお話を聞く機会がありました。

僕は彼の話に感激しっぱなしでした(*^_^*)

なんて深く素晴らしい世界なのだろう…

デュークさんは今回の父島、母島に6人乗りのアウトリガーカヌーが来ることにも尽力して頂いたことはもちろん、
小笠原のカヌー文化に以前から深く関わってくれていた方でした。

僕がお会いできたのは今回が初めてです。

以前から僕が少し持っていた気持ちの空白の部分をことごとく埋めてもらった感があります。
バラバラでぼやけていたピースが急にハッキリして、繋がった感触です。
ここに来て、まさかそうなるとは!!

そう、カヌーは神輿と同じだったのです!!

先日の月ヶ岡神社例大祭の神輿風景です。

■僕にとって小笠原でカヌーを漕ぐという事は、
石器時代に自由に太平洋の島々を行き来していた世界と繋がる事だと思っていました。

フラを踊るという事は、
島の自然の神様と繋がることだと思っていました。

南洋踊りを踊るという事は、
太平洋の島々の文化と繋がることだと思っていました。

デュークさんが日本の海をカヌーで渡るという事は、
古代の先祖のルーツを辿ることだったというのです。

キャプテンクックでカヌー部のメンバーとデュークさんとの懇親会。
各国を巡ってカヌーやポリネシア、ハワイの文化に深く関わった中で、
ハワイ人の複数あるルーツのひとつとして、日本が挙がったというのです。

ハワイ人曰く、
「自分たちは新しい先住民。
新しいからこそ、今も文化が残っている。
しかし、そのルーツは今その文化があまり残っていない地域から来ている。
日本がその一つなのだ。
ポリネシアを旅するハワイのホクレア号がなぜ日本を目指したのか。
その意味を考えてほしい」
と。

デュークさんが目指す、
日本本土から小笠原に向かってカヌーで漕ぐという壮大なプロジェクト。

それは私達の先祖が辿ってきた道を辿るということだと言います。

この大海原をGPSも携帯もない時代に、
スターナビゲーションと言われる伝統航海術で自由に海を行き来していた時代。

きっとその頃のヒトは今とは違う言葉を使っていたと思うのです。
それは、ヒトが動物や自然と会話できた言葉だったと思うのです。

現代ではそれが祈りであったり、神事として残っている気がしています。

とある日の畑で見る朝焼け。古代の小笠原に住んだ人々も同じ景色を見ていたと思うのです。

■10年前、とあるフラの先生と海を見ながら話している時にハッとさせられたことがあります。
「小笠原のフラは素晴らしい。
 レベルも高い。
 オリジナルもあるし、
 装飾もハワイと同じものでできている。
 でも、ひとつだけないものがある。
 それは神様だ。
 小笠原のフラには神様がいない。」

そう、私達は正月やお参り、神輿や神社の儀式のときは当たり前に神様を意識し、
ご祈祷し、様々なものを奉納します。

日々の有難いすべてに感謝し、幸せな未来を願い、神様を祀ります。
ではフラはカヌーはどうだっただろうか?

近年、カヌー大会の開会式などでフラが関わり、
その中で本来、フラとカヌーは切っても切れない関係であることが分かって来ました。

そのどちらにも関わって来ていた僕にとって、それはとても大きな気付きでした。
最近の島のフラなどは神様を意識するようになってきていると感じます。

カヌーはデュークさんの教えで痛烈にその精神世界を目覚めさせてくれました。
単なるスポーツとは決定的に違うものを秘めていたのです。

母島で組み上げた6人乗りカヌー(OC6)。
アウトリガーカヌーはスポーツとしても素晴らしいです♪
そのチームとしての一体感。
大海原をエンジンを使わず、自分たちの手だけで進む爽快感。
海や空・風が素晴らしい景色とフィーリングを運んでくれる瞬間。

でも、そのどれもが古代の人々と繋がるものであり、
そして、古代の人たちにとってどれだけ神聖なものであったか。

先日の月ヶ岡神社例大祭の神輿風景です。
デュークさんは「カヌーは日本の神輿と同じ」といいました。

確かに、先日組んだOC6。
紐の結びは神輿と同じとみんなで驚いた記憶があります。

神様が乗る神輿に対して失礼な行いをしないように、
自分たちはカヌーにしてきていただろうか?

カヌーを神聖なものとして扱ってきた人たちは、
どんな関わり合いをしてきたのか?

僕はそれらの世界も知りながら漕いでいきたいと強く思いました。

少しの時間しか話せませんでしたが、
その学びに対して、
謙虚に、真摯に触れるデュークさんの言葉は心底響きました。

僕はこの話を聞きたかった。
話を聞いて鳥肌が立っていました。
逢えて本当に嬉しかった。


デュークさんの見送り。沖港にて
本当に遠路はるばる、来てくれてありがとうございました!!
願わくば、もっと学ばせて欲しいです。

もっともっと、太平洋の海に関わる暮らしをしてきている人の文化を学びたいです(*^_^*)



■そんなデュークさんの話を聞きながら、
最近、不思議と色々なものが点と点が線で繋がることに驚きを覚えています。

僕は仙台出身。
子どもの頃からクジラに興味があり、小学校の頃は広瀬川でカヌーをしていました。
僕のひい爺さんは沖縄本島国頭、辺野古。
僕のルーツは島だったのです。
沖縄に多い、宮城という苗字が物語っています。

そして、北米とハワイ。
母は10年前、カナダで亡くなりました。
最愛のパートナーは今もカナダで健在です。
今年の夏、現地に行ってその繋がりは深いものとなりました。

そしてハワイ。
次女の名付けは色んな円が繋がり、ハワイの祈祷師にお願いした経緯があります。
小笠原にあるアウトリガーカヌーはハワイの形状が伝わってきていると考えられています。

僕が大好きな写真家、星野道夫は北米の自然に惹かれ、
ハワイの伝統航海術を復活させたホクレア号の本体の木は
アラスカのトウヒが使われています。
古の時代、大きなカヌーを作る大木はハワイになく、
流木として北米からハワイに流れ着いたものだったと考えられて、使われています。

先日の文化交流祭で交流した沖縄の「島民ダンス」のルーツはサイパン。
そこから沖縄と小笠原に伝わり、小笠原では南洋踊りに。

ハワイと北米と沖縄と小笠原。
フラとカヌーと南洋踊り。

そしてずっと惹かれてきた先住民の文化。

色々、不思議とバラバラであったものが何故か繋がっていく不思議を感じています。

沖を航海するははじま丸。古代の民もこの海の道を通っていたのだろうか。

■この母島に暮らしていて、
沢山のお金にもならないことに時間と労力を費やしています。

でも、そこに大切なものがあると信じています。

今回、カヌーを通じて学んでいきたいことは、何なのでしょう?

先人たちに対するリスペクトはもちろん、
古の智慧に触れたいだけではありません。

美しい夕陽を眺める。きっと何千年も変わらない景色。
未来を不安にさせる物質と大量消費の現代において、
これからの未来を生きる子供たちに笑顔の未来を残す為に必要な
学びと経験が詰まっている気がするのです。

僕はそれに対して何をしていけるのか?
日々、問いかけながら学んで、動いていければと思います。

父島の6人乗りカヌーVa'a は「ike kai」と命名されて、
この度、進水式を執り行ったと聞きました。
ikeは見るや知るという意味。
kaiは海という意味です。

母島はこれから命名、進水式となります。
先祖、現代、未来にリスペクトを込めて、
驕らず、謙虚に決めていければと思います。

そんなことを再確認させてもらう出逢いでした♪
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

デュークさん、どうもありがとうございます。
これからもよろしくお願いします!!

※この記事の内容はデュークさん自身にも確認してもらっています。ありがとうございます!



コメント

とても忙しい島の子供達という「問題」

2018年11月20日 | 母島 暮らし 子供
■ここ最近、よく思うのです。
島で暮らしていて、のんびりの雰囲気を味わいながら、
島の子供達、忙しいなぁ、と。

先日、前浜で友人と話していて、素敵な元母島の先生のFB投稿を読んでハッとさせられました。

いつも感じて思っていることなのに、
ついその時の高揚感で忘れ、過ぎ去って行ってしまうけど、大事な問題。

今年は小笠原返還50周年だから、それは特に顕著なのだけれど、
毎年、普段から島のイベントは多いなと感じます。

そして、僕自身、青年会や子ども会、PTA、KWNなど様々な立場でそれらイベントに関わっています。
そう、子供たちの忙しさに一躍買っている立場なのです。


■自分の子供時代を思い起こしてみると、
もっとだらだらと、
よく言えばもっと自由に時間を過ごしていた気がします。

でも僕は片親だったし、塾にも行っておらず、
小学校高学年から毎朝、新聞配達のバイトをしていたから、他の子とは感覚が違うかもですが。

小学校の頃(中学年頃)まではほとんど外で遊び、広瀬川でだらだら友達と遊んだり、一人で過ごしたり。
工事現場の重機が好きで1日中眺めている事もあったし、
飼育している金魚やザリガニ、フナなどを飽きずにずっと眺めていることもありました。

小学校高学年になってTVゲーム(スーパーファミコン)とプロレス鑑賞、マンガに没頭してました。

中学校に入ってからはロックに目覚めて、楽器を触ってるか、音楽を聞いているか、ゲームをしているかだったと思います。
部活なんて超適当にやっていました。週1もやっていただろうか(笑)?
あ、異性にも滅茶苦茶興味が沸いた年頃ですね(笑)。

友達とだらだら過ごすことも多かったし、
一人でずっと何かに集中することも多かった。
もちろん勉強なんて家ではしなかったです(笑)。

学校帰りにわざわざ遠回りして友達と喋って帰ったり、買い食いしたり。

大人になってから思うと、信じられない位時間はゆっくり流れていた気がします。


■それに比べて、今の島の子供たちはなんと忙しいことか。
自分の娘たちを見ても思います。

ほとんど無償だけど習い事が本当に多い。

日 ソフトボール
月金 柔道
火土 剣道
月木 太鼓、バトミントン
火 手話
水 卓球、サッカー
木 サッカー
金 バレー
土 サッカー、フラ
etc...

おまけに宿題。
これでレギュラー。
人によっては毎日やっている子供がいます!

それに追加して地域、学校のイベントがある。

年4回のゲートボール大会
返還祭
駅伝
納涼祭
カヌー大会
ジャズフェス
学芸会
月ヶ岡神社例大祭
ロードレース
クリスマス子供大会
海開き
バザー
船待ライヴ
etc...

そしてイレギュラーにも
内地から色んなエキスパートが来て講演をしたり、
体験型のプログラムも多い。

そのすべてに参加する必要はないのだけれど、
狭い母島という社会で、
みんながしている事を意識的にやらないという選択をできるほど、
人は自覚してないと思うのです。特に子供は。
その主導が子ども自身より親の影響というのも否定できないのではないか?

ですが、そのどれもが単体ではとても素晴らしいのです。
子供たちの楽しみとして、
経験として大人が工夫して、用意する。
楽しくない訳がありません。

だけど、それが日常の隙間の多くを埋めているとしたら?


■これは島だけでなく、日本全体の風潮なのでしょうか?
内地で暮らしていないので分からないけど、
もっと子供時代は何をするでもなく、ぼーっとしていていい気がします。

「こうしなければいけない」があまりに多過ぎる気がするのです。

宿題なんて僕の子どもの頃、
そんなに土日を圧迫するほどあっただろうか?(僕がやらなかっただけ?あまり覚えてないw)

個人的には毎日あれだけの時間を学校で勉強しているのだから、
家にいる時間や、夏休みなどは宿題はいらない気がします。
自主選択制でいいのでは?

勉強したい子は全然自由にすればいいと思うけど、
勉強したくない子はそんなことに時間と労力を取られないで、
好きな事にもっと没頭してすればいいと思う。

また、没頭するだけじゃなくて、
ぼーっとしている時間もとても大切に思うのです。

もっと時間を味わい、ただ感じるような、でも子供時代にしか体験できないあの時間の感じ…


■大人はもっと客観的に子供の生活の時間をトータルで見直すべきかも知れません。
大人は自意識でチョイスできるからいいんです。

子どもは大人の流れで無意識の場合もあるし、
強制の場合もある。

冒頭の元島の先生の指摘は見事です。
「行事は学校でも地域でも同じなんだけど、打ち上げ花火、見栄えがいい。
それ自体はとてもいいことだし。
過程で問題点を感じていても当日本番の高揚感と興奮で大抵のことは帳消しになってしまう。
結果、「削れない」「子どもの負担は増え続ける」。

難しいのは、当の子ども自身も楽しく、いい思い出として残っている。
たぶん島っ子たち(もう大人になってる子たちも含めて)は、この問題に関しては実は問題として捉えてないんじゃないかな。

「学習」って、「勉強」だけじゃない。

落ち着いて学習する機会がないと、日常の地道な活動で身につく一つ一つが零れ落ちていく。
子どもは大人とは違うんです。きちんと学ばなければいけないのです。」


島を離れてまで島の子供たちに愛をもって考え続けてくれる人の存在が本当に有難いです。
どうもありがとうございます!


■先日、子ども会で中学生にカンボジアの子どもたちのことを考える機会を設けました。
去年から返還祭の夜店での売り上げを【かものはしプロジェクト】に寄付しているのですが、
今回はその背景を子供たちに知って欲しいと思い、
忙しい中学生の時間を1時間頂いて、話しました。

丁度、カンボジアに約2年行っていた先生も来てくれて話してくれました。
自分たちの同じ年頃の子どもたちが、
お金がなくて学校をやめて行ったりするのが切なかった。
お祝いの場の外に残飯を狙って待機する子供たちを殴る大人たち。
人に騙されて売春宿に売られて行ってしまう背景。

そんな背景のカンボジアの子どもが売られる背景は、
かものはしプロジェクトの献身的な活動のお蔭で、なんとほぼ解決し、今はインドに着手しています。

自分たちの寄付がこんな活動を支えている…
そんなことを伝えられただけでも
僕個人的にはとても素晴らしい機会を設けれたなと思っています。
まずは知ることが大事だからです。



■そんな背景を思うと、
【島で忙しい】なんて贅沢な悩みなのかもしれないけれど、
大人が無意識に“子どものゆったりとした時間を奪っている問題”は別問題。

この問題に向けて、自分は何をすべきか?何ができるか?

老婆心で行事を増やし支えている身としては、
気持ちの中で沢山の矛盾を抱えています。

昔から行われている行事なんて、続けるより無くす方が大変なんです。

まずは、自分で意識することから始めてみようと思います。
そしてこの問題について、話していければと思います。

そして「忙しい」という字は心を亡くすと書きます。
忙しいと心を置き去りにしてしまう自分にもフォーカスしていきたいですね。

自分の娘(特に長女)にはあまり声をかけ過ぎないで、
少し見守る姿勢を心掛けよう(笑)。

子どもには大人が関わらない時間と空間が大事な気がするのです。

でも長女は来春には島を出るので、生活する術はある程度は身に付けてほしいけど…



くまのプーさんが言いました。

「ぼくは何もしないをしてるんだよ!」
いやあ、名言ですね~~!
さすがプーさん!

コメント

長女、母島生活最後のフラオハナ2018

2018年11月18日 | 島のイベント
■11月4日、母島のフラの祭典、フラオハナ2018が挙行されました。

高校のない母島中3の長女達にとって、母島生活最後のフラオハナ。
今回は特別に感触深いものがありました。

今年は小笠原返還50周年ということで、イベントが目白押し状態で、
フラオハナ開催自体、当初から危ぶまれていました。

しかし、この中3の女子3人の卒業フラをなんとか実現させてあげたいという、
関係者の皆さんの愛溢れる調整のお蔭で実現しました。

本当に感謝の気持ちでいっぱいです♪

中3の最後のフラの後の先生との抱擁で胸がいっぱいになります。

■長女は小学校に入る前からフラが大好きでずっと踊って育ってきました。
踊りを見ていても、彼女がフラの事が大好きなのが伝わってきます。

中3オンリーの自由選曲では楽しいパイナップルプリンセスで楽しく踊ってました☆

その場面場面で、自分自身に、相手に、自然に捧げるフラ。

今回は自分たちを育ててくれたこの母島のすべてに向けて感謝を込めていたのではないでしょうか。

終盤に踊ったメレオハナ。

踊る前にサプライズで3人の母親からのメッセージが読み上げられ、
すっかり目を腫らした状態に。

こんなにも気持ちのこもったフラは、もう言葉になりません。


毎年毎年、この卒業フラは見送る側でもウルウルきてしまうのに、
まさかもう自分の娘の卒業フラの時期になるとは、
あまりにも意外にその時期の迫る速さに驚くばかりです。

本当にどうもありがとうございました!

踊った後はフラの先生たちとハグし合います。

ほんと有難い時間を過ごさせてもらいました!


■いつもは脇浜のステージで行われるフラオハナ。
今年は返還50周年でイベントも多く、様々な事情から学校の中庭での開催となりました。

空間は狭いですが、なかなか好きな雰囲気です♪

しかも当日は朝から雨模様。
何度も青空になるものの、リハ中も土砂降りのコンディション。

どうなるかと心配した本番は、なんと1摘も降らない奇跡♡
天候にも味方してもらえた奇跡の夜となりました♪

この日は次女も少し体調が悪かったのですが、
なんとか最後まで頑張れました!!


ハワイから父島に伝えられたフラは、
母島にも伝わります。

お蔭で母島でもフラは年齢を問わず、とても盛んです!!


僕自身も男フラをやっていました。
色々な事情があり、僕は男フラを終えることになったのですが、
フラをしてみて、色んな目線で感じ考える事が出来ました。
とても貴重な経験だったと思います。

これから島を巣立っていくフラ好きな長女は、きっと色んな場面で踊って行く事でしょう♡


今回の髪飾りは特に素敵でした♪



■学芸会翌日というとても忙しい中、
フラオハナ開催の為に沢山関わってくれた皆様、
温かく卒業して行く子供たちを見守ってくれる皆様、
素敵な演奏と歌を披露してくれたミュージシャンの皆様、
全身全霊を込めて踊ってくれたダンサーの皆さん、
本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!

1.Walking along the Beach
2.小笠原島
3.メケアロハヌイ
4.ボニンアイランズ
5.グリーンローズ
6.ホイカプーナナ
7.カラカウアヘイノア
8.父島(プアナニ)
9.丸木舟
10.イアリィ
11.パイナップルプリンセス
12.ハイビスカスの花
13.メレオハナ
14.アオウミガメの旅
15.マイロヒロヒオエ








コメント

うちなーローゼル出荷始まる!!

2018年11月13日 | ローゼル販売
■うちなーローゼル、11月下旬から出荷開始と言っていましたが、今年はなんともう仕上がってきました!!
ので、本日11/13より母島農協にてうちなーローゼルを少量ですが出荷開始します♪

去年の出荷を参考にすると、だいたい12月中旬頃までが収穫期間です。
色的にもまさにクリスマス・ローゼルですね(笑)!

うちなーローゼルは去年より栽培している晩生品種のローゼルです。
沖縄の森岡尚子さんに譲ってもらった品種。

母島ローゼルとは実の形が全然違く、スレンダーに長い感じです。
加工面から言うと、母島ローゼルよりも煮たときに繊維が残りにくい性質があります。


今年不作の母島ローゼルと違い、こちらは超絶好調です!
ジャムはもちろん、クリスマスのお菓子、日常のお弁当に添える塩漬け、お茶、酒漬け、酢漬けなど、色々日常的に使えます♪

こちらは栽培本数が50本と少なめなのと、
鮮度保持が母島ローゼルほど強くないので内地発送は厳しいかなと思っています。




■今年は6品種のローゼルを栽培しましたが、現段階で生き残っているのはうちなー、ルビー、母島の3種です。

みんな個性がありますね~♪


花もそれぞれ違いがあり、とても面白いのです♪


こちらはうちなーローゼルの花です。
まさにオクラ!って感じの花ですね~!
(オクラもローゼルもハイビスカスの仲間のアオイ科に属しています)

こちらは葉っぱを利用するルビーローゼルの花。

アダルトなハイビスカスの花の雰囲気です☆

密かにこの花の佇まいが好きなのです(#^.^#)

そして、母島ローゼルの花。

もうすっかり段階は「引き継ぎ期」なのですが、
幾つかは今でも毎朝、開花している様を見せてくれています!

実はより丸っこくなり、すっかり次の世代に命を引き継ぐステージ。

ガクも固くなり、葉っぱも落としてきました。


■そんなメインの母島ローゼルは種取りの時期を迎えています。

ローゼルの種取りに関しては幾つかの方法で行っており、
過去に記事を書いていますが、
種を絶やさない為にとても気を付けています。

天候次第ではこうしてガクの中で発芽してしまう事態も多く発生します。

圃場で直接種を取る場合は天気との勝負になります!!

先日はモロヘイヤも種取をして、無事に大量の種を取ることができました。

自家採種が成功すると、無事に命を次に繋げることができたと思うせいか、とても安心するのです♡


■様々なイベントも終わり、ホッとしつつもローゼルの収穫、種取り、冬野菜の作付けでそわそわしている母島の秋。
夕焼けなんて最近、見事なまでに焼けてくれています。

なんて見事な景色を毎日見せてくれるのでしょう。
とても有難いことです♪

島の秋は様々な渡り鳥も沢山来てくれていて、
今はサバクヒタキなんて珍しい鳥さんも来ています。

こんな小さな体で、一体どうやってこの大海原を渡ってくるのでしょう?
一体どんな気持ちで海の上を渡って行くのでしょう?

そんなことに思いを馳せる秋の母島でした♪

コメント

小笠原ミュージックフェスティバル(母島)の邂逅♡ 後編 ~ライヴ

2018年11月11日 | 島のイベント
「前編 楽器教室&パレード」の続き

■母島では2回目の開催となるアイランドジャズフェス。
今年は返還50周年事業「小笠原ミュージックフェスティバル2018」として開催されました。

終わってみて、大盛況で終わり、心配だった天候も問題なく終えることができて大成功だったと思います♪

これからライヴ編のレポートをしていきたいなと思います。

無事に楽器教室&パレードも脇浜ステージに到着し、終わりを迎えました。
さあ、いよいよライヴスタートです!!

■まず1番手は音骨です!

音骨は9年前までは母島に住んでいました。
元々僕の昔働いていた宿で働き、
当時はとても派手な格好でギターを片手に島を歩いていたので、とても目立っていました(笑)。

個人的に音骨の音楽は大好きで、母島に来て最初に作った音源の頃の島に来た初期衝動みたいなサウンドも好きですが、
ここ5年位の、内面に深く潜るような音楽感もとても気に入っています。

ライヴではソリッド感抜群のステージを披露してくれました。

カッコよかった!

最後に演奏した「そこに乳房山」は本当に名曲です☆




■つぎはスペシャルゲストとして三浦 浩選手です!!
三浦さんは2012年、2016年のパラリンピックのパワーリフティングに出場している凄い方で、
2016年のリオパラリンピックでは日本最高順位となる5位入賞を果たしたそのことです!

2002年に長渕剛のライブスタッフとして働いていたそうですが、
ステージ上での事故により下半身不随となり、その2年後にパワーリフティングに出逢い活動して来ているそうです。

そんな長渕さんの傍らでずっと働いていた三浦さんは長渕の名曲「乾杯」や「ひとつ」を披露してくれました♪



■次はK4の皆さんです!
以前は父島までは参加してくれていたそうですが、今年は母島は初上陸!!


なんと到着して昼過ぎから楽器教室を開催してくれてそのままパレード参加→ステージというハードスケジュールでのライヴでした。
ピアノ、ドラム、サックスのトリオで最高にクールでした♪

あまり世の中のスタンダード曲を知らない僕ですが、
Fly me to the moonはとても嬉しかったし、カッコよかったです☆

カッコいいサックスのキリュウさん。

クールな外見にバリバリの関西トーク(笑)!!
いいですねぇ~~!
そしてサックスはやっぱりカッコいい♪


ナイスなドラムの渕さん。

楽器教室でも今年は奥田さんと朱さんと一緒にパーカッション教室をやってくれました!
子どもたちの素直な反応にすごく喜んでくれて、嬉しかったです。
プレイは超絶なオンパレードで、カッコ良かったです。


ピアノの朱さん。

なんだかすごく気持ちよさそうに鍵盤を奏でるなぁ~と思って眺めていました。
そんな朱さんのピアノはもちろん気持ち良く、
なんだかうっとりしてしまいました♪

深夜を超える連日の打ち上げの後でしたが、翌日の朝にはちゃんと起きて海で泳いでいて、
タフさを垣間見ました(笑)!

とても心地いい空間が広がっていました!


なんとゲストには島のミュージシャンも参戦!!
島の歌姫アイアイと


サックスでFさんが参加♪

気合の入った衣装とソロで聴かせます。
島の子ども達が大歓声をあげていました♡


■会場では大下倉和彦さんによる高蔵染のコーナーも併設!!

塗料を指に付けて降りおろし、
まるでシューティングスターの様な美しい模様が洋服を染めていきます。

今回は最後のBimBomBam楽団の皆さんの衣装が高倉染めの衣装です!
すごくクール!!

■そして松永希 Ogasawara special UNIT!!

僕は希さんの歌が大好きです!

本当に聴いていて気持ち良く、そしてとても心が揺さぶられる歌声。
以前在籍していたリングリンクスが出した「小笠原古謡集」を何度も聞いて暮らしているので、
なんだかどこか懐かしい歌声でもあるのです☆

アンドウケンジロウさんのクラリネット♪

アンディさん、今回楽器教室でもパレードでも素晴らしくユーモアに溢れて、
優しい大きな懐を感じる素敵な方でした。

こっそりステージ裏でもクラリネットを教えてくれて、
僕でも音が出せたときはホント嬉しかったです♪


エマーソン北村さんの超絶キーボード!

オルガンの様な響きで、希さんの歌の世界に心地良い彩りを与えてくれていました♪
ソロの場面ではみんなが踊り出す場面もあり、
なんだかすごい人です!!

フラも南洋踊りも参加しました!

いや~楽しかったなぁ~!

子どもたちが最前列で聴いている姿がとても可愛いのです♡


最後は楽器教室で希望者を募り、練習した「マイディアボニンアイランド」でファイナルです!


なんと僕以外の家族全員も参加しています(笑)!



■お待ちかね、スピナビルさんの登場です!
母島ではスピナビルさんの熱狂的なファン達がいます♪
今年も参加が決まった時、大いに喜んでおりました☆

去年はバンドを引き連れての参加でしたが、
今年は単独でのパフォーマンス。

僕はこの時、打ち上げの準備などに行っていて、ゆっくりステージを見ることはできなかったのですが、
ものすごく盛り上がっていました!
さすがです!


■トリはBimBomBam楽団の皆さんです!
去年に引き続きの参加で、楽器教室を引っ張ってくれるBimBomBam楽団の皆さん!
今年はメンバーに新たにアコーディオンも加わり、去年とはさらに変化したステージを魅せてくれました!

超カッコいい!!

団長である。Ohyama ”B.M.W.” Wataruさん。
相変わらずのカッコいいトランペットを聴かせてくれます!

今回、島の友人に大山さんのBMWの意味を聞き、
今まで気づかなかったことに衝撃を受けました(笑)!
ヒントは彼の名前です♪

楽器教室では去年に続いてなので、同じ参加者もおり、
すっかり大山さんの虜になっている中学生もおります!

ウッドベースのナスオちゃんこと(笑)、ヤマトヤスオさんです!

去年は都合が悪く小笠原に来れず、代打でMASH弦楽団のすぎむ~んさんが来ておりましたが、
今年は小笠原に来て、バリバリのMCもかましながら、
エキサイティングなステージングで盛り上げてくれていました♪

あんなに高速でコントラバスを回せるとはっ(笑)!!


今回初参加メンバーのアコーディオンのるいさん。

アコーディオンの音はビックリするほど音に埋もれていなくて、
とても耳に響きます。

なんと3オクターブもの音域のあるボタン式のアコーディオン。
超カッコいい存在でBimBomBam楽団に新しい風を吹き込んでくれていると思います♪

カッコいいステージングなのですが、ステージを下りるとおっとりとしたチャーミングなキャラで素敵でした♡


パーカッションの「モヒカン先生」こと奥田さんです!

去年に続き、彼の方にハマらないパーカッションは聴きごたえがあります。
マジカッコいい!!
楽器教室&パレードではお頭としてみんなを引っ張ってくれました♪
素敵なモヒカン先生です♡

ギターの手島大輔さん。
毎度の超絶プレイで息つく暇もありません。

今回は盛り上がって立ち上がってのパフォーマンスもあり、
本当にシビれました!
いつかゆっくりギターを習いたいものです♪

素晴らしいパフォーマンスで、会場も大盛り上がりでした!


ステージ裏から。
すごく盛り上がっています!


終盤はK4のキリュウさんも参加して、
最高のフィナーレを迎えました♪


みんな踊りまくって最高な感じです♡


ライヴ中には美しい月がステージから眺めることができました♡


アンコールはみんな入り乱れての大盛り上がりで幕を閉じました♪

ライヴ後は船客待合所を借りての大打ち上げを行い、
深夜遅くまでライヴの余韻は続きました♡

今回のフェスもスタッフとして関わってみて、
とても楽しかったです。

やはり音楽は最高だと再認識できた最高の一日でした(#^.^#)

集客という意味では返還祭に比べたら少な目で、
色々課題はあると思うのですが、
純粋に音楽が好きな島民が集まってくれたので、
数というよりは質と雰囲気は最高だったと思うので、
個人的には最高のイベントになったと思います。

このイベントに関わってきた皆さん、
島まで来てくれたミュージシャンの皆さん、
そして会場&楽器教室に来てくれた島の皆さん、
本当にお疲れ様でした!ありがとうございました!
コメント

精神的な自立を求める ~フクヨガ

2018年11月07日 | ヨガ
■毎年、秋に飯田不久先生というヨガの先生が小笠原に来島して来てくれて、
いつもとても面白い沢山の学びを伝えてくれます♪
母島は11/3に終了し、現在は父島で開催中!!

今回のテーマは「精神の自立」でした。

自立してますか?と聞かれれば、
ほとんどの大人は「自立しています」と答えるでしょう。(そうでもないかw?)
ですが、そのほとんどは生活、経済の自立を指します。

今回フォーカスしているのはそのどちらでもなく、精神の自立
実は簡単なようで非常に難しいものなのです。

要は、
いかなる状況に置かれても、
他人や外の状況に自分の心が大きく左右されない状態を「精神の自立」と言っていると思います。

普段の日常の中で、
職場や家族、学校や地域で人は他人に大きく影響されます。

それは互いに依存関係になるからで、
精神が自立していると、いちいち他人に左右されず、安定しているので何も問題にならないというわけです。

しかし、精神の自立というのは簡単にできるもんじゃないというのがミソです(笑)。


■飯田不久先生は世界一周、16年の小学校の教員を経てヨガに出逢い、
インドのスワミ・ヴェーダを師としてヒマラヤ伝統ヨガを30年教えています。

フク先生のヨガの醍醐味は日本のヨガの先生の中でも数少ない、
インド哲学を分かりやすく楽しく話してくれるところです♪

ヨガの4000年の歴史の教えで「幸せに生きること」を目的に、
様々な教えがあり、体を緩めるポーズもその一つだそうです。

ヨガは本来、馬と馬を繋ぐという意味があるそうです。
そして、その馬は人間の暴れまわる自我(エゴ)の事を差すそうです。

ラージャ・ヨガは
体を緩めて、学びを続けて、瞑想の質を得ることで、
自我(エゴ)に振り回されないようにしていくといった感じでしょうか。

ちなみに不久先生、現在超元気な75歳!
今も得意技は一輪車というスーパーな方です(僕は乗れない…)!!

2年前からは父島でサーフィンにも初挑戦して、
去年は立つこともできたそうです!!



■9月に不久先生は「本当の自立と心の平和」をテーマに小笠原に来島し、話をしてくれました。
その時は1航海だったので父島のみで開催し、僕も行きたかったのですが叶わず、
今回それについて聞きたい事ばかりでした。

その時のちらしによると
【平和を望まない人は、ほぼ居ない。
だけど戦争も犯罪もなくならない。
「戦争反対」と活動する人は、戦争する人を敵にしてしまう。
本当に戦争を無くすには敵を作らないこと。
一人一人の心の中にある、小さな敵が…
憎しみが、恐れが、妬みが、貧りが…
戦争や犯罪へと繋がっています。

一人一人の真の心の平和とは何なのか?
何か団体に属して特別な事をするとかではなく
個人個人が築く心の平和は、
パートナー、子ども、家庭、地域、世界を平和にする種なのです】


とあります。
なるほど。
スーッと入ってきます。

そんな一人一人が本当の自立(精神の自立)を得るためにはどうすればいいか?

先生は、
・責任を持つこと
・ヨガを続けること

と言いました。

「責任を持つ」ということは自分の行動に自分ですべて責任を持つという事、
言い換えれば、自分の置かれている状況を誰のせいにも、何かのせいにしないで、自分の責任で受け止めるという事。

子どもでも分かるこのシンプルな方法。
でも実際にはなかなか難しいものです。

つい上手くいかないことがあると、人は何かのせいにしてしまいます。
でも、それを選択しているのは紛れもなく自分自身。
誰に何を言われたって、何をしたって最終的には自分で決定し動いているのですから。

本当の自立を得た人は依存をしないので、問題が生じないという事でした。

これは子育てでも言えることで、子どもを精神的な自立をさせるように育てるのが大事だと分かりました。
親があれこれ老婆心でおせっかいを焼くことが、逆に子供の自立を妨げる害となるのです。
究極には親は子供の死すら恐れずに、子どもの自立を教えるべきと言いました。

インド哲学では死は大きなことではなく、魂が宿っている体を変えるだけの話なので、何も恐れていないのです。



■不久先生の話は多岐に渡ります。

・子供の反抗期は親の理不尽へのお返し
 →親に理不尽な扱いを受けてない自立した親子には反抗期が来ない。

・親とは何か?
 →保護者である。支配者ではない。親を通して生まれてくるが、完全に魂は他人である。

・甘えさせると、甘やかすは違う。
 →甘えさせるのは時として必要だが、甘やかすのは時として虐待より悪影響な場合がある。(自立を妨げる)

・ダライラマ法王の言葉、1年でどうしようもない日が2日だけある。それはいつか?
 →それは、昨日と明日である。今日だけは自分の力でどうにかできる。


■先生が問いかけます。
「みなさん、【有難い】の意味の反対を知っていますか?」

一生懸命考えたけど、
…僕は分かりませんでした。


答えは........


なんと「当たり前」なのだそうです。

有ることが難しいほど貴重な事だから「有難い」。
それって、実は日常の「当たり前」の中に沢山あるのです。

あまりに身近すぎて忘れてしまいがちだけど、
こうして母島で家族と暮らせて、気のいい仲間がいて、美しい自然の中で暮らせる当たり前の毎日が本当に有難いことに気付きます。


■今年の母島の不久先生のヨガが終わりました。
今回も本当に素晴らしい学びの連続でした!

昨日の見送りの後はなんだか母島の日常の景色すべてが輝いていて、天国のようでした♪

こちらの気持ち次第でこんなにも
当たり前が幸せに感じれるなんて…

そんな中、不久先生は次の舞台である父島へ。
船が苦手なのにこうして毎年小笠原へ来てくれる…
本当に有難いです。


先生とお話しすると、悩んでいたことがスーッと晴れて、気持ちがとても軽くなります♪
そしてそれが不思議と持続します。

僕自身も本当の自立を目指していきたいですし、
本当の平和というものを確立していきたいと思っています。

そして、それがきっと辛くて悩んでいる身近な人にとっても本当の自立になれることを信じて…

不久先生どうもありがとうございました!!









コメント

小笠原ミュージックフェスティバル(母島)の邂逅♡ 前編 ~楽器教室&パレード

2018年10月31日 | 島のイベント
■28日に行われた母島の小笠原ミュージックフェスティバル。
大成功でフィナーレを迎えました!!

心配されていた天気予報も見事に吹き飛ばし、
最後まで快晴で幕を閉じることができました♡

わざわざ母島まで来てくれた素晴らしいミュージシャン+関係者の皆様、
関わってくれた島のスタッフの皆さん、
そして楽器教室、パレード、会場に来てくれた沢山の島民&観光客の皆さん、
本当にありがとうございました♪
そしてお疲れ様でした!

やっぱり音楽は最高だと心底思いました☆
そんな怒涛の1日を振り返りたいと思います(*^_^*)

■まずは朝から会場準備やら何やらとして、あっという間に演者さんたちが乗るははじま丸が到着する時間になりました。

みんなで盛大にお迎えします♪

そこから各方面に分かれるのですが、僕は去年同様、楽器教室&パレード担当ということで早速、学校へ。

午前はアコーディオン教室、ボーカル教室、クラリネット教室をやることに!

松永希さんのバンドを中心に小笠原の名曲「マイディアボニンアイランド」の練習をしました。

僕自身は会場の各準備と並行しながらの楽器教室だったので、
細切れに様子を見に行く形になってしまったのですが、
教室を見に行くたびにみんなのレベルがグングン上がっていてビックリしました!

特にボーカル!!
希さんのアドバイスがズキュンと響いていたのか、
見違えるほど変わりました♪

歌が大好きな長女が、その後近所迷惑になるほど家でも歌い続けるという弊害(!?)も発生しました(笑)。
彼女曰く、こんなにも大声で気持ちよく歌えるのは最高の幸せなのだそうです♡

その本番が松永希 Ogasawara special UNITのラストで演奏されました♪




■お昼を過ぎて、今度は全体の楽器教室がスタートします!!
去年に引き続き、Bim Bom Ban楽団の皆さん、
今年はさらにK4の皆さん、希さんバンドの方も参加し、
超豪華、7クラスで楽器教室を開催できました!

今年の課題曲は島の古謡「丸木舟」と「聖者の行進」の2曲です。

パーカッション教室ではパレード団長のモヒカン先生こと奥田先生がレクチャーします。

今年はK4ドラムの渕先生、ピアノの朱先生も参加してくれ、
最高のデモンストレーションで子供達の心を鷲掴みにして頂きました♡
超カッコよかったです♪

こちらはトランペット教室。

去年同様、Bim Bom Ban楽団の大山先生がレクチャーしてくれました!
去年に引き続き、参加した中学生もすごく良かったようで、
そういう反響はとても嬉しいです♪
大山さんはこうして続けていくことで子供たちの成長も楽しみにしてくれているので、
到着してリハもできない忙しいスケジュールをこなしてまで楽器教室をしてくれる心意気に感謝です(#^.^#)

そしてアコーディオン教室。

教えてくれるのは今年初参加のるい先生。

もう僕が見に行ったときにはすでにパレード用に鍵盤ハーモニカになっていました(笑)。
というのも、アコーディオンという楽器は内部が蝋でできている部分があり、
35度以上の高温になると溶けてきて大変な事になるということで(初めて知りました!)、
アコーディオンは習いつつ、パレードにはみんな鍵盤ハーモニカで臨むことになりました。

このるい先生、パレードのソロの時にサックスの様な素晴らしい鍵盤ハーモニカのソロを弾いてくれたのですが、
なんと鍵盤ハーモニカは小学生以来だったとか!!
鍵盤を見るとうまく弾けないそうで、
フィーリングでこんなにもカッコよく弾けるのはさすがプロだなぁと一同関心しておりました(#^.^#)

玄人が集まるこちらはギター&ベース教室。

Bim Bom Ban楽団の手島先生とヤマト先生が講師です。
僕が行った時にはもうすでにペンタトニック・スケールの話になっていて、
さすがだなと思いました(笑)。
ジプシーのように軽やかに奏でる皆さん、超クールでした!

初めてウッドベースに触って感激している姿も良かったですね♡

こちらはクラリネット教室。

講師は優しい希さんバンドのアンドウ先生。
参加者二人ともほぼ初心者だったのですが、終わったころには見事に綺麗な音が出せていて驚きました!
ピカピカの1年生の教室をお借りして、とてもあったかい雰囲気のレッスンでした(#^.^#)

そしてサックス&フルート教室!!

K4のキリュウ先生がカッコよくレッスンを進めていました。
ここは経験者が多く、音がとてもよく揃っていました☆


最後にみんなで合わせた練習を行い、スタート地点のガジュ下へ移動します。


■いよいよパレード開始です!!

モヒカン先生を先頭に脇浜を目指し、演奏しながら進みます♪

今年は「丸木舟」「聖者の行進」の2曲で進んでいくのですが、
各曲のメインフレーズの後、各パートでアドリブのソロを入ってもらいました。

これがまたいい!
休憩にもなるし、メリハリもついて、いい仕上がりでした♪

去年に比べると格段にレベルが上がりました。
そして、この景色の中をゴキゲンな音楽で進むという幸せ♡

僕自身は先導してあまり一緒には演奏できなかったのですが、すごく楽しかったです!!

そして脇浜にパレード隊はたどり着き、ライヴスタートです!!


■今回も更に音楽というものは本当に素晴らしいということを痛感しました♪
人と人を繋いでくれる。
言葉以上に想いを伝えてくれる。

島の人も子供たちも、そんな素晴らしいプロの先生たちと触れ合えて、
最高の経験になったのではないでしょうか?
ほんとうにありがとうございました!!


後半に続きます!!

コメント

環太平洋の繋がり~文化歴史交流祭 母島!!

2018年10月25日 | 島のイベント
■10月8日に返還五十周年記念事業として文化歴史交流祭が挙行されました。
これは太鼓、フラ、南洋踊り、スティールパンが元々のルーツに関わる人々を現地から招待し、
島民の各団体と交流し合うというもの。

僕は南洋踊りの踊り手として、
娘たちはフラのダンサーとしてこの交流会に参加することができました。

やる前はどんなイベントになるか心配で、
事前のやりとりも相当色々ありましたが(笑)、
結論から言うと、環太平洋の文化における、
とても深いつながりを感じれるいいイベントでした♪

■まずはみんなでお出迎えから始まりました!

僕と次女は南洋踊りとして沖縄うるま市から来る島民ダンスの皆さんを出迎えました。

盛大なお迎えです♪


長女たちはハワイからやってくるハーラウ・オ・キアの皆さんをお迎えします♪

他には八丈島からは八丈島民謡保存会、ワイワイ・スティール・バンドの皆さんが来てくれました♡


■僕は父島に移住した2002年から「南洋踊り」をしていますが、
沖縄の「島民ダンス」は知らなかったです!

「島民ダンス」というのは実は小笠原の南洋踊りと同じ、
南洋サイパンなどをルーツに持つ行進踊りの一種で、
沖縄のうるま市栄野比地区のみで継承されていて、保存会が組織されています。

島民ダンスは敗戦後の昭和21年に南洋諸島のテニアン島より引き揚げてきた大嶺自身さんが沖縄に伝えたのことです。

南洋踊りの3曲目「ウワドロ」とそっくりな「ウワトロの唄」というのがあります。

実際、目の当たりにしてみてすごくビックリしました!
振りは少し違うところがありますが、
曲は同じだし、ルーツが同じであることが1発で分かりました!


今回の文化歴史交流の際には南洋踊り保存会副会長の母島のKさんが発見し、
今回の文化歴史交流祭での交流に繋がった訳です。

今回のご縁はとても面白く、嬉しいものでした♪


■皆さんが到着後、私たちはすぐに島民ダンスの講習会に移動しました。

習ってみて、
ああ、ここが同じだ!
ああ、同じ曲なのにこんなに微妙に違う!
など、遠く離れた沖縄と小笠原で似たような行進踊りが伝わっていることがとても面白く感じられました。


色々諸説ありますが、小笠原の南洋踊りも以前はカナカ土人踊りと呼ばれた事もあったそうですが、
土人という言葉が差別用語ということで南洋踊りと変わった経緯があります。

島民ダンスは昔はカナカダンスと呼ばれ、土人と呼ばれることはあまりなく、
それが島民ダンスと名前を変えて継承されているようです。

ちなみにカナカ族というのはマリアナ諸島(サイパン、テニアン、ロタ島など)にあとから移住してきた
カロリン諸島人やマーシャル諸島人を指す呼び名です。
元々の先住民をチャモロ族と呼ぶそうです。

島民ダンスはマニラヤシでヘッドバンドを作り、
腰蓑にゆうなの木の皮を天日に干し、束状にしたものを使い、
肌にはドウランを塗って黒くしています。

母島も10年前まではドウランで黒く塗っていましたが、
いつの間にか色々と手間が大変で塗るのを辞めてしまっていました。
ドウランが導入される前はどちらもかまどの煤(すす)などを使っており、
落とすのに数日かかったと笑い話になっていました(笑)。

島民ダンスには3曲あり、
ウワトロの唄、アバイの月、酋長の娘のハーモニカに合わせて入場する入場の曲の3つです。

こうして、遠く離れた沖縄の一部の地区と小笠原が同じルーツを持っていたということ、
こうしてこの機会にお互いが交流できたことはとても嬉しい縁を感じる出来事でした♪

本番でも一緒に踊ることができて、
とても刺激的でした♪(出来栄えは…www)



■次は父島、母島でもとても盛んなハワイのフラです。

小笠原のフラは父島のまなみさんがハワイの留学時にアンティー・ハナさんから学んだものを、
父島のお祭りで踊ったのが始まりとの事です。

今回は2008年の文化交流に続き、今年もアンティー・ハナ・ファミリーが小笠原に来てくれました!!

なんというか、なんて気持ちよさそうに踊るのでしょうか♡

フラを愛する長女も参加しつつも、
得意の英語で沢山交流していて、
すごいなぁ~と思いました♪

日中は僕は島民ダンスの方に行けなかったのですが、
様々なハワイの遊びをみんなに教えてくれて、
とても楽しめたようです♡

昼食時にはダンサーの方に丁度誕生日の方がいて、
サプライズでケーキが登場!大喜びだったそうです(*^_^*)


■他にも八丈からは八丈島民謡保存会の方が来島されました。
黄八丈に身を包み、太鼓に合わせてショメ節などを披露。

終盤にはみんなも一緒に踊る素敵な場面がありました!

母島は小笠原太鼓同好会がいつものように素晴らしい太鼓を披露。
この太鼓も古くは八丈島がルーツなのです!


最後はワイワイスティールバンドで大盛り上がりで終わりました!

メンバーになんと父島の島っ子が正式加入しているのには驚きました!
確かに彼女は小中学とスティールパンをやっているのを見ていましたが、本当に楽しそうで輝いていました♪
まさかプロになっているとは!!
カッコいいですね(*^_^*)

最後はみんな入り乱れての「母島音頭」。
どんどんテンポも上がり、最後はカオス状態に(笑)!

凄く楽しかったです!


■怒涛のように進んでいきましたが(笑)、今回の文化歴史交流会は返還50周年事業ということで、
とても豪華なステージでした♪

ステージ横にこんな大きなモニターが設置されたのは初めての事だし、


客席後方には内地のライヴの様な見事なPA機材が(笑)!
さすが、予算があるイベントは違いますね。

僕はいつもみんなで頑張って作る普通の島イベントも素朴で大好きです♪


■僕にとっても次女の出産時にハワイのネイティヴの方と繋がった事、
子どもも僕もフラをしている事で縁があったハワイ。

環太平洋に伝わる行進踊りでもある小笠原の「南洋踊り」と沖縄の「島民ダンス」。
これも僕自身はひい爺さんが沖縄やんばるなので、見事にご縁があります。

今年夏に行ったカナダも亡くなった母が最後に過ごした地。
一昨年行ったバリのグリーンスクールの創設者もカナダ人。
大好きな写真家・星野道夫が愛したハイダグワイ(旧クイーンシャーロット諸島)もカナダ。
そしてその北米アラスカから流れる巨大なトウヒの大木はハワイなどで海を航海するカヌーの材料になっています。
そしてそのハワイから伝わったフラとカヌーをしている今。

なんか、色々な点であったものがいつの間にか線で繋がっている…
そんな不思議な縁を感じる日となりました。

関わった多くの皆様、本当にありがとうございました!!


さあ、次の28日(日)はいよいよ小笠原ミュージックフェス!!(父島は27,28両日)。
みんなで楽しみましょう♡




コメント

ローゼルの実の状態の区切り。~忙しい10月の最中。

2018年10月20日 | 母島 農 日記
■僕が思う1年で一番忙しい10月。
ローゼルの収穫、娘2人の誕生日、フラオハナ、ハロウィン、冬野菜の作付け…
さらに今年は返還50周年ということで文化歴史交流祭、月末に音楽祭と、怒涛のように日々は過ぎていきます。


先日、ローゼルにハサミを入れた瞬間に、
“イケイケの時期”を終えたことが分かりました。


そう、超短期作物のローゼルの収穫は大きく分けると3つの時期に分かれます。
9月下旬から10月上旬の“イケイケ期”。
これはローゼルがほんと文字通りイケイケの時期で、
実の張り、艶、鮮度保持、色んな観点から言ってパーフェクトなノリノリの時期です♡
この時期のローゼルは常温でも2週間は鮮度を保持できます。

その後に来るのは、
ローゼルの“まったり期”。
ハサミを入れた瞬間に分かります。
旬のエネルギーが実の成りよりも種子の成熟に転換した頃合いです。

今までのパチンと切れる感じから、
少し水分が抜けて、もっさりと切れる間隔でしょうか。
明らかに感覚が変わるのです。
ローゼル自身が常に季節を生きていることを感じさせてくれる瞬間です。

さらにその先は、
ローゼルの“引き継ぎ期”。
もう次世代の種に命を引き継ぐのみのステージです。

もうガクの肥大は完全に止まり、種を包むホウの部分が肥大してきます。
もうこうなると僕の頭は完全に収穫よりも種取りのことが大部分を占めていきます。

大事な種を絶やすわけにはいかないからです。
ローゼルの種取りについては過去の記事にまとめています☆

昨日、出荷する為に収穫したら、もうすでに“まったり期”に入っていることが分かりました。
この瞬間に今期の内地発送を終了することに決めました
理由は満足のできる品質で発送できないからです。

今年は不作気味なので、例年よりもこの時期が来るのが早いです。
母島農協には継続して今月いっぱいは出荷予定です♪

■今年、内地発送へのポリシーと不作についてお伝えしました。
去年は豊作だったために、多くの発注を頂きました。
ありがとうございました!

でも今年はこんな状況なので、
遠慮してくれる人、
応援してくれる人、
それでもちょっとでも欲しい人、
多くの人がアプローチをしてくれました。

僕にはそれがとても嬉しかったです♡
本当にありがとうございます

今、畑の母島ローゼルは種を成熟させる時期に入っています。
その一方、去年から作っている晩生品種「うちなーローゼル」は蕾の時期を迎えています。

例年通りだと11月下旬からの出荷開始になります。
クリスマスシーズンにこの紅いローゼルがあるのはとても重宝してもらえていて、嬉しいです♡

さらに通年利用できる、葉ローゼルこと「ルビーローゼル」。
妻の研究により、お茶やジャムだけでなく、塩漬けも行ける万能なこのローゼルも、
繁殖の時期に移行しつつあります。

なかなか特徴的な実を付けています。

花は色がアダルトな雰囲気なのです♪


■先日、娘たちが一日違いの誕生日を迎えることができました♪
ふたりにはそれぞれ妻お手製のローゼルケーキが!

2回もケーキを焼いてくれて、本当に感謝です。
留守だった去年は僕が1回だけ焼いた気がします(#^.^#)

長女にとって母島生活最後の誕生日。
ついに15歳になりました。

次女は9歳。
来春からはなんともう4年生!!

僕からは3年分の写真アルバムをそれぞれにプレゼント♪
凄い枚数の写真をセレクトし、貼り付けて、コメントを書くだけでなんと1か月以上もかかってしまいました。
写真はデータの時代、子供がみたいときに手に取って思い出に浸れるように、3年おきに作成しています。
喜んでもらえて良かった♡

先日は母島のレストラン・アウストロでバースデイケーキのプレゼントを頂きました!
ありがとうございます♪

子供達がこうしてスクスクと成長できるのも、
みなさんのお蔭です!
どうもありがとうございます

忙しい10月はまだまだ続きますが、
僕にとっての一番のメインイベントを終えてホッとしています(笑)。

誕生日おめでとう♡


■こうして色々イベント続きだと、大変は大変ですが、
沢山の事に気付かされます。

上手く事が進んでいるときは嬉しいし、楽しいのですが、
上手く事が進んでいない時は、それはそれで大きな学びとなるギフトを頂いている気がします。

自分がもっと色々チャレンジして動くのも、
ただその流れに身を任せてみるのも、
どっちでも正解な気がするのです。

齢も37歳になると、
やはり考え方も姿勢も変わってくるのが面白いです。

でも変わらず、大事でいたい大切な部分は存在しています。
自分の心をSTAY GOLDでいられるか。

毎日、大事な人と接しながら、問われている気がします。



■これはハシビロガモ♀です。
なかなか強烈なルックス(笑)の渡り鳥です。

オナガガモ、ヒドリガモ、シマアジ、マガモ、マガンとカモ系が色々と増えてくる時期となりました♪

ほんとよくここまで来てくれたと心底感心します☆
彼らもどうして大きなリスクを抱えながらも長距離の「渡り」ということを選ぶのか。

南方に居座れば、年間を通して多くの餌資源は豊富な気がしますが、
夏場の北極海の豊かさにはかなわないという事でしょうか?


次回は先日行われた返還50周年事業の「文化歴史交流祭」についてお伝えできればと思います☆

■最後に今深刻なのが小笠原諸島の水不足です。
ここ数年、気候変動のせいかあまり台風が島を直撃しなくなりました。

そのせいか、雨量が激減し、この2年は春先に節水を呼び掛けるのが続いていましたが、
今年はなんと秋に節水のお願いの放送が始まってしまいました!!

こちらは母島飲料水用の乳房ダム。
空芯菜の栽培イカダが目立ちます。

貯水率は現時点で70%を下回りました。
これは雨の少ない去年の同時期と比べると60%雨量が少ないからだとか…

こちらは農業用水の玉川ダム。

こちらはもっと深刻で、6m以下となり、
貯水率は50%を切っています。

また毎日の処理水の運搬が今日から始まります。

僕も家の洗濯水など(洗剤を使ってない)を運ぶ毎日に追われることとなりました。

雨さん雨さん、沢山沢山振っておくれ!!!
コメント

2018年 母島産ローゼル販売&予約開始!!

2018年10月03日 | ローゼル販売
■お待たせしました!
本日10月3日より母島産ローゼル予約開始します♪
明日、4日~は母島農協にて店頭販売も開始予定です!

もちろん今年も無農薬・無化学肥料栽培のローゼルです(*^_^*)


今年は木の生育が少々悪く、
残念なことに内地出荷は数量限定でお願いすることにしました。

豊作の去年に沢山の注文を頂き、
楽しみにして下さっていた皆様、本当に申し訳ありません。m(__)m
理由については詳しく下に書きましたので、読んでもらえると嬉しいです。

僕自身の技術不足と少し涼しめな今年の天候の為と思われます。

そんな状況ですが、約一ヶ月間の超短期作物なので、
旬のこの時期の限られた美しいフレッシュ(生)ローゼルを存分にお楽しみください♪


■島で母島産ローゼルをお求めの方へ
 母島農協の売店にて10月4日(木)から販売予定です。
 父島の方は父島の農家さんがすでに販売しているようです☆

 予約の際は農協か直接、宮城までご連絡ください。
 
★予約の際には
 ・小袋 約100g(250円)
 ・中袋 約250g(600円)
 ・大袋 約500g(1200円)
 ・無選別 袋なし 1㎏~(2100円~)
  ※今年も無選別・母島内限定袋なし量り売りでお届けもできます☆(ちょっとお得です!)

①規格の種類 小袋 or 中袋 or 大袋 or 無選別
②数量 何袋(何キロ)
③連絡先 氏名、住所、電話番号
を明記してご連絡ください。

完全露地栽培なので天候や条件で前後する場合があります。ご了承ください。


★内地から注文をお考えの方へ
今年の母島産ローゼルは、様々な要因から、去年ほどの豊作ではありません。
なので、去年多くの方に注文を頂き、ぜひ今年も!と嬉しい言葉を言って頂いているのですが、
今年は一人1㎏までに限定したいと思います。

※2018年の母島ローゼル内地向けは終了しました!ありがとうございました

今年の準不作が一番の原因であることは間違いないのですが、
元々、僕自身のポリシーとして、一番は地産地消であるべきと考えているからなのです。

発送には送料はもちろんですが、多大な流通コスト(発送、梱包、連絡etc)が発生します。
それにはお金が対価として支払われるのですが、
それでは環境負荷に対して補えないものがあると思うのです。
一番は作物はその生産地で消費することだと思っています。

現代の流通の発達のお蔭で、世界は狭くなり、大変便利になりました。
しかし、それによって失われたものも数多く存在します。

僕は持続可能な暮らし実現の為に、
意識は広く、生活活動は狭くあるべきと思うので、
内地から沢山の嬉しい声があるのは事実ですし、とても嬉しいのですが、
なるべくは母島島内で消費し、加工し、循環していくのが理想だとも思っています。

なので、今年は内地向けは数量限定で、
予約は受けることはできるのですが、
船便に載せるタイミングで数量が足りない場合はキャンセルさせて頂く場合があると思いますので、ご了承ください。


◎内地発送ご希望の方は下記連絡先までにご連絡下さい。 

<連絡方法>下記のいずれかでご連絡ください。
 ・ブログ左欄にあるメッセージ(連絡先を記入してください)、
 ・Eメール(miyagigian-farm☆yahoo.co.jp ←☆マークを@に変えて送信してください。)
 ・Facebookのメッセージ
 ・電話や島で見かけたときにでも気軽に声をかけて下さい♪

①規格の種類:A級(250円/100g) or 無選別(210円/100g)
②数量:100g~1kg ※今年度はおひとり様 1kg未満でお願いします。
 (100gでローゼルが9~10個くらいです)
③連絡先:氏名、住所、電話番号
④発送希望船便(父島出港 10/9、16、23、29)
⑤配達希望時間帯
を明記してご連絡ください。

(内地発送は収穫期前半(~10月中旬)は常温で可能です。
後半(10月下旬~)は鮮度が落ちやすいので冷蔵で発送します)
内地向けの支払いはゆうちょ銀行への振り込みでお願いします。(発送時に別途、連絡します)

※2018年の母島ローゼル内地向けは終了しました!ありがとうございました

去年、色々試行錯誤した結果、
日数のかかる(3~4日程度)内地向け発送の場合は、
ビニールに入れるより、段ボールに新聞紙で送るのが一番鮮度保持できることが分かりました。
今年からは、その方法で送らせて頂きます。

また予約状況、天候、生育状況によっては予約されていてもご用意できない場合がございます
その場合はご連絡させていただきますが、
予約はキャンセルになってしまうのでよろしくお願いします。


■ローゼルは色々使えます♡
・ハイビスカスティー
・ジャム
・塩漬け
・酢漬け
・酒漬け
・天ぷら
・ローゼルソース
・ケーキなど
・各種お菓子作りなどに、美しい真紅のローゼルをご利用ください☆
利用方法は「ローゼル加工利用」をご参照ください。

他にも何か素敵な利用方法があったらぜひ教えてくださいね♪
よろしくお願いしますm(__)m

■去年から作っている晩生品種の「うちなーローゼル」はとても順調に育っています。
晩生なのでまだ花ところか蕾ですら付けていません。
こちらは11月後半以降に販売しますので、お楽しみに♪
クリスマスの飾りにもいいですよ~

鮮度保持は母島ローゼルほど長く持たないので、内地は向け発送は厳しいと思います。


■今年返還50周年だからか、台風が1度も直撃していません。
なのに気温が少し低めだったのでしょうか?
春先以降の母島ローゼルの発育はとても遅く、心配していました。

しかし、夏休みから島に帰って来てみたら、
割とちゃんと成長していました♡

今年は全体的な数量は少な目ですが、
実自体の品質、大きさは申し分ありません!
1個10g以上で、しっかりとした張りもあり、いい状態です♪

今日は自家用を除いて初収穫です!!
やっぱりローゼルの収穫は別格の嬉しさがあります♡

■ちなみに先日、うちで飼っているヤギの昼寝の場面を目撃しちゃいました(#^.^#)

人間の前でこうして寝てしまうヤギに野性味はかけらもございません(笑)♪
昼寝が気持ちよさそうなのは、人もヤギも関係ないですね☆

さあローゼルシーズンの始まり!
今年は出荷できる数量が少ないですが、
みんなで旬のローゼルを楽しんじゃってください!!!

コメント

カナダの生き物たち 哺乳類 海編【カナダ旅行記⑥】

2018年09月29日 | 旅行記 カナダ
■カナダネタ、まだまだ続きます(笑)。
カナダで今回、バンクーバー島に1週間ちょい滞在し、
何度か海のツアーに参加することができました。

自分の夢でもあったシャチ(オルカ)を見れたことはもちろん、
鯨類の他にも沢山の哺乳類がカナダの海には存在していました。

まずはオルカ(Killer whale&Orca)。
オスの圧倒的な高い背びれが心底格好良かったです♪

オルカについてはあまりに感動的だったので、
別に記事を書いているのでそちらを参照してください。


■今回で出逢ったもう一つの鯨類はコククジラ(Gray whale)です。
普段から見ているザトウクジラの堂々としたブロウ(鯨の潮吹きのこと)と違い、
バンクーバー島の西部、トフィーノで見たコククジラのブロウはなんというか、
瞬発力とい勢いのあるブロウでした。

体が灰色と白のまだら模様で、
海面からその個性的な体色を伺うことができました。

コククジラはヒゲクジラですが、なんと大きなアゴとそのヒゲを使って、
海底に住む生物を捕食するというユニークな食べ方をするヒゲクジラの個性派です♪
他のヒゲクジラと違い、獲物を海水ごと飲み込んだ時に膨らむアゴ下のウネを持たない個性派のヒゲクジラ。

主にいつも右側を下にして海底を探るので右側のヒゲは磨耗して短くなっているそうですし、
体の色も左右差があるのがとても興味深いです。

今回、コククジラはトフィーノとテレグラフコーブに骨格とヒゲの展示がされていたので、
そんな目線でみることができました♪

固く短めのひげ板は他の髭クジラとは違い、特徴的です。

父島のOWAにコククジラの胃の内容物を調べた経験のある方がいるのですが、
彼によると、胃の中は海底の生き物の残骸だらけ(貝、エビ、カニ、魚、などなど)で、
意外と石や砂が少ないことから、ちゃんとそのヒゲでこせている様子がうかがえたそうです。


コククジラはあまり外洋に出ることなく、沿岸部を南北に往復し、なんと2万kmを回遊するそうです。
これは、現生哺乳類の年間の回遊距離としては、おそらく最長のものになるとか。

今回、初めてコククジラを見る事が出来たのは嬉しい出来事のひとつでした♡


■続いてはイシイルカ(Phocoena dalli)!
これはテレグラフコーブの港を出てすぐに船の波に乗って遊びに来てくれました。
小笠原でいうハシナガイルカの様な存在です♪

遠くから一瞬で消える短いブロウを見つけて、
何かな~と思って近づいたらイシイルカでした♪

白黒で目立つ背びれを持たないイシイルカ。
20頭位の群れで子供達も大喜びでした♪

小笠原の海で出逢うハシナガイルカと同じように、
スピーディーに船の先端付近に集まり、波で遊んでいる感じでした♡

イシイルカはネズミイルカ科のイルカの仲間で、
船のはやい速度を好む傾向があるようです。

速度は小型のクジラ目としては最も速い部類に属するそうで、最高55km/h程度の速度で泳ぐことができるとのこと。
海の飛ばし屋ですね(笑)。

イシイルカは日本では知床などで見る事が出来ます。
外洋性のシャチにとっては捕食する対象のイシイルカ。

しかし、主に鮭を食べる定住型のここのシャチはイシイルカをまったく捕食しないようです。
動画も撮っているので良かったらどうぞ♡


■続いてはおなじみのザトウクジラ。
いつも小笠原で毎冬を繁殖のために過ごしに来るので、
なんだか夏に会えるのは不思議な気分でしたが、
寒いカナダの海上は小笠原の冬位だったので、全然違和感はありませんでした(笑)。

でも堂々としたブロウはやはり存在感があり、嬉しいものでした。
ザトウクジラが大好きな妻も大喜び!

母島のシーズンでは狭い海域で何10頭も見かけるのに、
こちらで見かけるのは全然少ない2~5頭程度でした。

何だか懐かしい友人に会ったような気持ちで、
家族全員、ザトやんと再会を果たしました(笑)♪
哺乳類を捕食しない定住型のシャチだからなのか、
ザトウクジラとシャチが並んで泳いでいる光景は心底ビックリしました☆


■カナダの海でビックリしたことと言えば、
初めて見た野生のラッコ(Sea Otter)の存在です。

僕は今まで水族館でしか見たことがなく、
もっと岩場や海草だらけの浅い海域にいると思ったら、
島影すら見えなくなる外洋にちらほらいました!!

こんなに沖合にいるとは思いませんでした!!
ラッコは主にトフィーノの沖で見かけたのですが、
ジャイアントケルプという大きな海草が漂うカナダの海で見るその姿は、
外洋のカワウソといった印象を持ちました。

船が近づくと、あっという間に海中に潜り、しばらく上がってくることはありません。
分厚い脂肪に包まれたアザラシ類とは違い、しっかりとした毛皮をもつラッコ。

その浮力は毛の間に含む空気なのです。
このラッコの存在が皮産業としてカナダ西部を飛躍的に開拓していった歴史背景があるそうです。


■そして海獣たちの存在です。
バンクーバー島の周囲ではトドやアザラシを見かけることができました。

トド(Sealion)はアザラシよりずっと大きく、
トフィーノ沖合にある大きな岩場で休んでいました。

トドは哺乳綱ネコ目(食肉目)アシカ科トド属に分類される食肉類。
大きなオスは体重が1000㎏、全長が3mにもなるそうです。


大きな鳴き声も聞けました!!
ラッコと同じく、随分と沖合の岩礁の上に存在する巨体。
迫力がありました!

テレグラフ・コーブにはしっかりとした骨格標本があり、
見事に立派な四足の哺乳類でした。
大きな脂肪に包まれて見えなくて意外でしたが、ちゃんとした足があるんです!!

■アザラシ(Seal)はジョンストン海峡でよく見かけました♪

水面から目と鼻を出す、丸い頭も可愛いし(なんだかおじさんみたいw)、
岩場でのんびりと休む様を眺めるのも、なかなか良いものでした♪

マンガの少年アシベに出てくる、
ゴマフアザラシのゴマちゃんを僕が大好きなことを知っている長女が、
僕に「アザラシが見れて良かったね♪」と言ってくれたのが、
なんだか嬉しかったです。

シャチが定住するほど餌が豊富なカナダの海。
沢山のサーモンなど、餌には事欠かない環境なのでしょうね。

透明度が低くなるほど、豊富なプランクトンや魚が得られる豊かなカナダの海。
その海に暮らす哺乳類もやはり豊かで面白いものでした♪

カナダでの出来事は本当に目白押しで沢山ありすぎで困ってしまいます。
カナダ旅行記シリーズはまだまだ続きます♡
コメント

第4回母島カヌー大会!!! ~OC-6来たる!!

2018年09月26日 | アウトリガーカヌー
■9月23日は第4回母島カヌー大会でした!!
今年は返還50周年ということもあり、
様々な催しが追加されて、父島母島合わせて39チームがエントリーし、
白熱した大会が繰り広げられました♪

終わってみればあっという間の3日間でした。

僕も母島カノー倶楽部のスタッフとして、
参加者として、島民として大いに楽しみました♡

フラに始まる開会式。


青い空に映えますね~♪

小笠原とアウトリガーカヌーはとても古くから繋がりがあり、
日本では一番最初にハワイから伝わった場所とされています。

北硫黄島や父島からは石器時代にカヌーを掘った石器が見つかっており、
江戸時代のナサニエルセーボレーが入植する遥か昔にも、
小笠原にはカヌーの文化があったのです。

小笠原の一番南に住む母島でカヌーを漕ぐということは、
伝統的にもとても意味がある事なんだと気付かされるのです。


■さてさて、長女たち中3女子は母島最期のカヌー大会。
それぞれの名前を取って結成したチーム「ひまな受験生」(笑)。
先生的にはドキッとする、ナイスセンスなネーミングですね♪

今回、大いに気合を入れて臨んだ次女も姉たちのレースを見守ります。

■次女と僕は去年と同じ学校のELTの先生とチームを組み、参戦。

練習でもあまりにうまくできて、ビックリしましたが、本番はそれ以上の出来でした♪

80mのコースを1分43秒でゴール!!
結果、みごと男女混合の4位に入賞し、景品のドラゴンフルーツをひとりひと箱ゲットしました!!!

やった~~~!!!


大会自体は今年も父島に2部門(男子、混合)獲られてしまいました!!
超悔しい!!

来年は負けないぞ~~!!


■他にも毎度おなじみのビーチフラッグでも盛り上がりました♪

海にスイカやレモンを浮かべ、それを泳いで取ってから景品を先取りするゲーム。

幼児から中学生、大人も分かれて参加。
子供たちが盛り上がったのはもちろんですが、
大人が本気で盛り上がりました(笑)。
「久々にガチで泳いで楽しかった~♪」と言われ、みんなで大笑いしました♪
平和ですね~~

■カヌー大会以外には大会後の後夜祭でもライヴで盛り上がりました(写真撮り忘れましたw)。
そして、今回は返還50周年という事で、沖縄のパドルファクトリーから福井さんをお招きして、様々な講習会を開催しました。

パドル講習会では目から鱗のパドリングの技術。
つい腕で漕いでしまいがちですが、
実際は体全体、特に腰を使って漕ぐという事、
パドルはできる限りスマートに入水し、波を立てずに抜く(横入れ、横出し)、
水面に対しては垂直がベスト、
身体を使って、足が前に行く感覚など、
みんなのパドリングが根底から変わる、素晴らしい講習でした。

個人的とても興味があった外洋でのリカバリ練習、安全講習会。
アウトリガーカヌーの浮き部分である「アマ」を沈める方法、
上に振って戻す方法、2通りを習いました。

母島の4人乗りのアトリがーカヌーはアマを上に振る方法がやり易いようでした。

この方法を学んだことで、ぐっと安心感が増しました!
福井さん、ありがとうございました♪

■そして、いよいよ返還50周年で購入した6人乗りのアウトリガーカヌーOC-6を組立て、試験的に着水させて漕ぎました!

6人で息を合わせて漕ぐと、グイグイと漕ぐたびに船がググッと進み、息を合わせる重要性が伝わってきました。

組立も福井さんのご指導で、カヌー大会の翌日に4時間半かけて完成しました。

この浮き部分の「アマ」と本体とを繋ぐ「ヤク」はリギングと呼ばれる縄で結ぶ方式。

ボルトで留めるのではなく、縄で留めるのは意味があり、
外洋のうねりで力を逃がさないと本体を破損してしまうので、
ねじれたり、力を逃がせれる縄が意味があるそうです。

この結び方は日本の神輿の結びにも通じるらしく、
なんだか色んな点がこんなところで線に繋がるのがとても興味深かったです。



これで沖に行ったり、
ゆくゆくは父島まで漕いでみたりと夢は膨らむばかりです♡

福井さんをはじめ、
母島カヌー倶楽部の皆さん、参加してくれた皆さん、準備・運営を手伝ってくれたみなさん、
どうもありがとうございました!!



コメント

ルビーローゼルの可能性♪

2018年09月21日 | ルビーローゼル
■ぼちぼちローゼル達も実りの時期を迎えてきました♪

今年は例年よりも少し遅めな印象です。

出荷は10月に入ってからかも知れません。

これはもう約10年のお付き合いになる母島ローゼル。
今年は木が低めですが、もうしっかりと実を肥大させてきています♡


■さてさて、最近特に面白いのが去年の春前に沖縄で譲ってもらったルビーローゼル。

これは赤葉で実ではなく、葉を利用する変わり者のローゼル品種です。

妻の熱心な研究により、
ジャムやお茶どころか、塩漬けにも利用できることが分かって来ました♪

お茶も香りが高く、
なんか赤シソのような存在ですね(*^_^*)

他の品種のローゼルは、
小笠原の気候では1月くらいに枯れるのですが、
このルビーローゼルは冬に葉を落とした後、また芽吹くのです!!

通年利用できるローゼルとしてにわかに期待されています(*^_^*)



■他には愛知のローゼリアン・今井さんから頂いたレッド・ローゼル、パープルローゼルも実っています♪

こちらは早生なのか、すでに収穫できる感じです。

実は小ぶりな細葉ローゼルですが、
火を通しても繊維が残らず使いやすいそうです♡

母島栽培1年目、まだまだ初期にマイマイ被害が深刻な新参者です。
これが種取りを続けることで、この土地に合って強くなるから自家採取は面白いのです♪


同時に栽培していたバリ・ローゼルはマイマイに全滅させられました。
母島ローゼルはやられても1割程度なので、その違いがなんだか興味深いですね。


■今は色々と秋の作付けで忙しい日々を送っています。


はやく帰ればこんなにも美しい夕焼けを家族と見れるのですが、
今は少し我慢して畑を頑張っています。

でも一日の最後に毎日違う美しい夕陽や夕焼けを眺めるのは至福のひと時。
もう少しでそれも楽しめる時期になるかな~


■人気の島らっきょ、島にんにくもぼちぼち植え付けの時期です。

今期は前期の種球根が多く取れたので、
ようやく自己循環が始まった感じです。

色々手探りでやっているのですが、
本来は葉っぱが枯れる7月上旬に球根を掘り上げるのがベストかな?
少し時期を間違うと台風の雨などで地中で腐ってしまうので難しい所です。

もっと安定して自家採取が出来る様になって、
もう少し多く毎年栽培できるといいなと考えています。


そんな季節の今、
母島のフィールドではカツオドリたちが次々と巣立っています♪

まだ毛色が薄く、わずかに産毛が残る若鳥を周囲で見かける事が出来ます。
彼らはこれから南へと渡り、
こちらに戻ってくるのは早くても6年後だとか。
元気で過ごすんだよ~~!!

さあ、今週末はカヌー大会!!
今年も次女とキッズ賞を狙って頑張ります♪
コメント