sternschnuppeの夜

シュテルンシュヌッペは流れ星。
星の数程あるブログの中で、ここまで流れ付いてくれた方に感謝。

あまなつとイチゴで酵母おこし

2008-04-19 13:39:43 | クロちゅんの酵母おこし
夫が大量の甘夏(あまなつ)を持って帰ってきます。
確かに実は甘いんだけど、後味にほんのり残る苦味…。
息子には不評のようで、なかなか消化してもらえません。


これは酵母にするしかないでしょう~(*´∀`*)

【レシピ】
甘夏          1個半(実を包丁で適当にぶつ切り)
水           目分量で実の倍程度の量

これを煮沸した瓶に入れて蓋をします。
ハイ、初日の作業はこれでお仕舞い。ちょろちょろ蓋を空けず
部屋の比較的暖かい場所で放置。

ついでに特売で買った苺も酵母にしてみることにしました。
こちらも実の倍くらいの量の水で1日遅れのスタートです。
うちは冷蔵庫側面に列ぶ棚が暖かいので、そこを定位置にしています。


果物で酵母をおこす場合、蜂蜜やお砂糖などはほとんど使いません。
果物の糖度でがんばって発酵してもらいましょー。^^

途中、あまりに発酵に元気がない場合にのみ、
耳かき1杯分程度のお砂糖を投入することはあります。
が、特にこれまでの酵母作りでも、蜂蜜と言うものは
一切使用したことがありません。クロちゅんの場合は使うなら砂糖のみ。
(ボツリヌス菌発生の可能性があるものは避けたいので)

水は軟水なら何でもいいと思います。今回は夫が愛用している
ph9.5のアルカリ源泉(ミネラルウォーター)使用しました。
もし、水道水を使用するならば浄水器を通してカルキを除去した水を使用します。
カルキが多いと酸味の強い液種になる場合があります。



軽く煮沸消毒はしてますが、それ以上に
毎日の空気の入れ替えや使用するマドラー等で菌を付けないよう気をつけましょう。
折角無菌状態でスタートさせたのに
発酵中に、菌を付けないようにねv


さて。…ここ最近はお天気も不安定で、少し肌寒い陽気。



平均室温24度の場所に置いた2日目までの様子です

4月14日 室温24度 10:00a.m.

夕べ作って一夜明けた状態です


当然ですが、まだなにも反応はありません。
ひとまず瓶を振って、1度空気を入れ換えたらまたこのまま放置するとします。

こちらは苺。

1日遅れで今日作りました。
甘夏の横で一緒にすくすく育ってね~。

苺の実はフォークで軽く潰しました…というか、潰されました。子供に(笑)。
苺はジク(軸)付きのままで良いのですが、
私は酵母完成後に実も使う予定なので外しました。


4月15日 室温26度 11:00a.m.甘夏3日目(苺は2日目)


ひとまずここまで主だった変化なし。
ですがこの日は午後から徐々に気温が上がったので、写真を撮り終えた後
じわじわと発酵が進んでいたようです。



4月16日 室温26度 7:00a.m.

甘夏のほうは4日目に突入。(苺は3日目)


お天気が回復した昨日、
いっきに気温が上がったせいか、夕べから活発に発酵始まりました。

甘夏の方は液が白濁して、沈んでいた実が上に浮いてきてます。
苺の方もぼちぼち実の鮮明な赤色色素が抜け始めてます。
昨日子供に瓶ごと思いっきり振りたくられてた苺の瓶。
(何故か狙われるのはいつもイチゴ)(゜Д゜)

実がボロボロに崩れ落ちてますね…羽をむしられたみたいで何とも痛ましい気が…;

そしてそして!!
両方とも蓋を開けると、アルコールをふくんだ(でもまだ甘い)果物の香り。
下から沸き上がる気泡はまだ少しですが
蓋を開けると、爆ぜて液が零れます。
酵母作りはいつもこの辺りからワクワク
今回はあと何日で完成するだろう
苺も負けるな~。追いつけ追い越せ♪


こちらは4日目現在の甘夏の状態です。

爽やかな柑橘の香り100%から、微妙な発酵臭に変化し始めました。
実から気泡が沸き出ているのも確認できます。
これが液体全体でシュワシュワと泡が立つのを待ちます。



ところがっ・・・!!


4月17日 室温25度 18:40p.m.

甘夏5日目に突入。(苺は4日目)


またお天気が崩れて気温が下がり気味…。
この時期人間には快適でも、酵母にはまだ肌寒い時期なのかもしれません。

勢い良く発酵が進むと思っていたのに、やや停滞気味…。
今朝は、シュワシュワっと沸き立つような泡を確認できると思ってたのになー。甘夏……
蓋を開けるとプシュッとガスの抜ける音はするものの
シュワ~っと一瞬泡立ったあと、パーッと広がって沈んでいく感じ。
弱い…弱いぞ!甘夏っ。


このところ、力の強いバナナやヨーグルトやトマトが続いたので
少々不安になったクロちゅん。
(腐ってないよね…)←ってね。

念入りに香りを確かめ、恐る恐るグラスに少量注いで飲んでみたら(マタカ;)
まだフルーツの甘みが残るものの
いつも飲む発酵ジュースよりずっと気の抜けたお味。

あ…よかった。痛んでたわけじゃないのね^^;


この気温じゃもう少し気長に待ってた方がいいのかな?

そんなわけで軽く振って空気を入れ換えてから、また定位置に戻しました。
じわじわ追い付いて来たのが苺。
昼過ぎまでさほど変化のなかった苺も、夕方には細かい泡が上がって来ました。



4月18日 室温24度 19:00p.m.

甘夏6日目に突入。(苺は5日目)



シュワシュワ~っと苺酵母完成です。




それにしても苺酵母は発酵がすすんでも甘いいい香り~!!
凄く人気あるのも納得です。(≧∇≦)ъ

問題は甘夏……。
糖分を追加して翌日まで様子を見てましたが
やや泡立ちを見せたものの相変わらず活発な発砲はないまま
本日きっちり1週間。
冬の間ならもうしばらく様子を見るんでしょうけど~‥‥

今回はなんとなく常温での放置に限界を感じたので、
飲料用にすることにして終了いたします。



でもなんとなく納得できないので、
新たにグレープフルーツで酵母作り始めてます(爆)




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