お正月餅の予約販売も、今日(12/30)が最終日となった
今年は、寒さが厳しいため、お餅の出来も良く、乾きも早いため、スムーズに進んでいる。
お餅の配達・・・普段は、精米所での玄米精米作業の仕事が中心のため、普段、私が一般のご家庭のお米の配達に出るのは、数件しかない。
ところが、年末は、精米所作業も27日で終え、私も、ほぼ1日中、配達業務をしている。
だから、お餅の配達は、言わば、私の毎年の仕事なのです。
そして、このお餅の配達も、今振り返れば、小学生の頃から年末手伝っていたものだと思う。
”お正月に餅を作る”・・・・これは、私の幼き頃は、当然の事だったと思う。でも、今は、年々件数が減ってきている。
鏡餅は、瀬戸物で出来たものを飾り、小餅は、量販店で売っている切り餅・・・
淋しいものです。
でも、こうして毎年、我が社で、”お正月のお餅”だけを注文してくれているお客様、
いわゆる”一年に一度だけのお客様”
でも、年に一度でも、それが30年以上も続いているお客様
そんなお客様にお逢いすることができるのが、この年末です。
「また一年が経ちましたね。」
「本当に早いものですね。」
こんな会話が自然に出てくるのが、この年末商戦、”お正月餅”の配達だ。
「おたくは、今年でおいくつになられました?」とお客様から聞かれ
「今年、42歳になりました」と私は、答えると
「初めておたくが、お父さんとお餅の配達に来られた時は、まだ小学生だったのに・・・私も歳をとったものですね。」とお客様はしみじみと昔を懐かしまれる。
「また来年も、どうか、健やかにお過ごしなり、またこうやってお餅をお持ちできる事を楽しみにしています。いつも、ありがとうございます。よいお年をお迎え下さい。」
と言って、お客様宅を私は、去っていく。
”一年に一度だけのお客様”
年々右肩下がりに売り上げが落ちていく中で、このようなお客様の言葉に励まされ、そして、このようなお客様のためにも、「来年もがんばろう」と思えるのも、幸せな事だと常々思います。
そして何よりも、このようなお客様を増やしていくことも大切な事だと思います。
都市ガスや、オール電化に転換されたお客様でも、”お正月餅”だけ、”おせち料理”だけでもお取引のあるお客様、こんなお客様とも、常日頃のコミニュケーションを持てる時間を来年は作っていきたいものです。
今年の年末は、お餅の仕上がり時間、それに配達が順調だったため、いつもの年よりも、かなり早い時間に、今日(12/30)も、業務が終了しそうです
早く仕事を終えることが出来るのは、従業員たちにとっては、嬉しいことですが、私は素直に喜べない心境です・・・・