年末商品は、”おせち料理”と、もう一つが”お正月餅”
老舗のおもち屋さんで、搗いてもらったお餅を配達する。
お鏡、棒のし、小餅などにしてもらって、配達日当日に搗いてもらう。
もちろん、”杵つきもち”だ。といっても、杵を搗くのは機械だが・・・
我が社では、もうこのお正月餅の配達をはじめてから何年になるのだろう
私が物心ついた頃から、年末といえば、父と一緒に、おもち屋さんにお餅をとりに行ったものだった。
搗きあがった小餅が、きれいに並べられてあり、乾かされている光景は、昔から変わらない。この光景をみると、年末という感じがするものだ。(写真は、昨年度の年末に撮ったものです)
昔、子供の頃は、年末の27から30日は、夜になると、お餅の配達に手伝わされた。なぜなら、昼間は、お米の配達などで、手が回らないし、それに、お餅が乾かないと配達出来ないからです。いつも終わるのは、9時を過ぎていた。30日などは、もっと遅くなることもあった。
それが今はというと、年々お餅を食べる人が少なくなってきた。というよりも、お正月でなくても、お餅は食べられるからね。それに、お正月だからといっても、外食産業は営業しているし、量販店は元旦から営業している。
でも、”お正月にお餅を食べる”というのは日本の文化の一つ!
そして我が社で扱っているお餅は、完全無添加の搗きたて杵搗き餅だ!
この良さをPRして、一時は2石(280Kg)を切るまで落ち込んだお正月餅の販売が、一昨年にはとうとう4石(560Kg)までにふくれあがった。
でも、昨年は、それまでの伸びが止まってしまった。そして何と言っても、お鏡をつくるお客様が少なく、件数ばかりが増える状態になった。
それでも、昔を思えば、30日でも、8時までには配達が終了してしまう
もっと増やさなければ・・・
今日、おもち屋さんに、お正月餅の打ち合わせに赴いた。我が社もそうだが、おもち屋さんも、代が変わっている。私とあまり歳もかわらない。
「年々売り上げが減ってきている。安いスーパーの切り餅に押されて・・・
それにお正月にお家にいない家庭も増えてきているね。」
と泣き言を言うおもち屋のご主人。
「でも、うちのお正月餅の売り上げは頑張ってますよ!いつも、お客様には喜んでもらってます。今年も頑張って予約を取ってきますから、よろしくお願いしますね!」
と私は激をとばした。
とはいうものの、予約の出だしが悪い・・・もっと頑張らなければ!
そこで、こんな替え歌を作ってみた。
お正月には”餅”食べて~、”おせち”をつついて笑いましょう~
お正月の”お餅”と”おせち”は、日本の文化だ!
”クリスマス”や”バレンテインデー”は、西洋の文化ですよ!
「我が社の歳末商品は、日本の文化を守るという意味あるものだ!誇りを持って、自信を持って、お客様にすすめよう!」
と今日の朝礼で社員に激を飛ばした。
さあ、明日で11月も終わり、いよいよ師走に突入だ!