今年から私は、東播神鋼くろがね会の会報編集委員のメンバーに、ある人からの推挙で加わっている。
昨日は、その会報の中の会社紹介のページの取材のため、同じ編集委員の人と一緒に、新入会された(株)テクノツリー(写真)という会社を訪問した。
住宅街の中にあるこの会社、社名からして”精密機械の会社かな”と思っていたが、何とソフトウェア開発を主とする会社だった。
しかも、現在ちまたに使われているパッケージソフトのようなものではなく、オーダーメードソフトの開発を多くされているようだ。
オーダーメードソフトは、発注者の要求を十分理解して、しかもその業種、業態も十分に理解しなければならない。
私も、ソフトウェア開発の仕事の経験があるので、このことは本当に痛いほどわかる。
こういった理由から、開発には時間と費用がかかるため、バブル崩壊後、企業はこういったオーダーソフト開発への投資が少なくなり、パッケージソフトを中心に用いるようになったのである。そのため、多くのソフトハウスが倒産、廃業したのです。私が仕事をしていたソフトハウスも今はもう、ありません・・・
でも、またこの会社のような、オーダーメードソフトを開発する会社が出来てきて、しかも着実に業績を伸ばしているのです。
「古き時代が、帰ってきたのか・・・」そう思えました。
一度はなくなっていった仕事・・・
・ 機械のわかる現場の技術者が開発する、出来るソフトウェア
・ 機械のわかる、製品を理解している人の作るカタログ
・ 機械の専門知識がわかる人のマニュアルの翻訳 など
そうそんな時代に戻ってきているのです。
だから、我々小売業も、きっと「古き良き時代を取り戻せるはず!」
そのためにも、今の自分達の仕事、信念を貫いていきたい!
そんな事を感じることが出来た取材でした。
いい勉強になりました!