婆さんは、顔に掛かった白い髪を両手で掻き揚げました。
皺の寄った顔からは、年寄りとは思えないほどの鋭い眼が光っています。
「 よっこいしょ!」
婆さんは座っていた石から立ち上がって、ジロッと二人の方を見ました。
お頭ブラックが、婆さんに聞きました。
「 婆さん、お前、誰なんだよ?
それに、お前、映像なんだろ。
何なんだよ、驚かせやがって・・!」
婆さんは、答えました。
「 うるさいのう。
映像じゃなくて、ホログラムって言え。
それに、婆さん、婆さんって言うな。
私は、シミコじゃ。
婆さんって言うのは、年寄り臭くていかん。」
「 お前、シミコって言うのか。
こんな所で何をしているのだ?」
「 そんなことは、どうでも良かろう。」
「 どうでも良かろうって、俺たちはお前を見つけて様子を見に来たんだぞ。
こんな寂しい所で、婆さんが居るのは、変だろうが!」
「 そうかい、そうかい。」
「 だから、お前は誰で、こんな所で何をしているんだ?」
「 あまり言いたくは無いが、まあ、いいか・・・。
確かに、ここにいるシミコはホログラムじゃ。
ホログラム電送機で映像を送っているのじゃ。
本体は、ずっと南にいる。
お前たちの知らない島じゃ。」
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皺の寄った顔からは、年寄りとは思えないほどの鋭い眼が光っています。
「 よっこいしょ!」
婆さんは座っていた石から立ち上がって、ジロッと二人の方を見ました。
お頭ブラックが、婆さんに聞きました。
「 婆さん、お前、誰なんだよ?
それに、お前、映像なんだろ。
何なんだよ、驚かせやがって・・!」
婆さんは、答えました。
「 うるさいのう。
映像じゃなくて、ホログラムって言え。
それに、婆さん、婆さんって言うな。
私は、シミコじゃ。
婆さんって言うのは、年寄り臭くていかん。」
「 お前、シミコって言うのか。
こんな所で何をしているのだ?」
「 そんなことは、どうでも良かろう。」
「 どうでも良かろうって、俺たちはお前を見つけて様子を見に来たんだぞ。
こんな寂しい所で、婆さんが居るのは、変だろうが!」
「 そうかい、そうかい。」
「 だから、お前は誰で、こんな所で何をしているんだ?」
「 あまり言いたくは無いが、まあ、いいか・・・。
確かに、ここにいるシミコはホログラムじゃ。
ホログラム電送機で映像を送っているのじゃ。
本体は、ずっと南にいる。
お前たちの知らない島じゃ。」
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